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J's story

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徒然なるままに、綴ってみました。 33歳の窮屈で夢がなんなのかわからなかった自分に変化がありました。 恋愛に疎く、ある女性に出会い変わっていった徒然ならままに…
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#マンガ

#7 「ひまわり🌻」

#7 「ひまわり🌻」

地元のイベント会場に向かう。
スタジアムに着くと、
見慣れた高校の顧問の先生方が
「お、イベントマネージャーの塚越さんが今頃おいでになったぞー」
本部で大声で主張する宮本統括補佐…
「いや、7時に集合って…言われましたので5分前に着くように来ましたが(汗)」
「もう終わってるよ準備は!」
と、到着早々にいぢられる。
「ゆーたは、とにかく記録!」
「はい!任せてください」
と、担当の役員の渡邊さんと

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#5 「After a game」

#5 「After a game」

結局自宅に帰ったのは次の日を越していた。

彼女も21:32のLINEメッセージの後、連絡が来なかったので、いつもの通りの

『寝落ちしたな…」

と思った。

たった3日だが、ほぼ寝落ちされている。
毎日がよっぽど『大変』なのだなと察しがつく。

彼女にとって、今回退院してからのこの大会へのチームマネージメントは本当に初めてづくしで、大変だったのは誰が見ても明らかだった。
一瞬だったが会った感想

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#4 「はじめまして」

#4 「はじめまして」

*注釈:『(二重カッコ)』は心の声

前日の準備が終わって帰ったものの、なんのために自宅に帰ったのかわからないくらい早くに自宅を出発をした。
多分自宅滞在時間…2時間くらい?
そもそも、自宅に帰って来たのが日をまたぎ2:30ごろだったと思う。
寝たら起きれないと判断して、大好きなルパンのカリオストロの城をソファーに横たわって寝ないように見ていた。
そうこうして銭形警部のエンディング前の名ゼリフを聞

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#1 0/4月「1st meet」

#1 0/4月「1st meet」

桜の開花7分ほどになった3月末。

自分が単独で担当しているイベントは4月1周目と4周目。
そして、部署としてのビッグイベントは4月3周目。
主に担当しているイベントは、ラグビー関連だった。

イベントの2週間前が少し仕事量としては落ち着く。
そして、試合(大会)週になると解決していた問題を多方面の人間(関係者)が、この1週間を切ったタイミングで、オーダー変更や会場でのリクエストをしてくる。
マニ

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J’s STORY  #0

J’s STORY  #0

33歳を迎える半月前。
仕事のプレッシャーに押し殺されそうになりながら毎日を走っていた。
何かを求めることもなく、何が欲しいのかわからず、夢がなんだったのか。答えはあるのに、毎日「できない」言い訳を探していた。ただ、何かを求めている「モノ」は心の奥底にあった。

それを言葉にすることはしなかった。

八方美人の人たらし。良い表現ではないが、誰にでも合わせられる。そうやって人の「顔」「心」を伺って幼

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