彼が見えてたパートさんと私が見ていたパートさんの景色は違っていた
こんにちは 五月美です
人をまとめるって、いったい何が正解なんだろう・・?
みんなと仲良くすることかなぁ~🤔
それとも、みんなの意見を聞くこと?
ゴールは解ってるけど、その過程はって言葉にすると難しいって思ってしまいません?😅
自分のやってることを説明して押し付けるのもどうかって・・・・当時は思ってましたねぇ~💦
長男は大学を卒業後、新天地へと旅だった。
就職が決まった時点で転勤することが決まっていて、研修を地元で三か月ほど受けて引っ越し作業でバタバタしながらも笑顔で私に手を振った😊
大学は奨学金で行ってたので、卒業後は容赦なく返済が始まる💦
全額借りたわけではなかったけど一人暮らしには痛い💦
しかし、そんなことは気にならないのか未来の希望で彼の顔はワクワク感が止まらない感じに見えた。
親の心配をよそに気楽なもんやなぁ~😅
「何かあれば、いつでも帰ってきぃや😄」
何はともあれ、この言葉は最強です!!
子供にとって、どこにいても安心、安全が保障されているようなもんです😄
「はぁ~い😄」
しかし、彼は、この6年後に会社を辞めた。
年に2回、お盆とお正月には必ず帰ってきた彼は、よくパートさんの話をしました。
親子ですねぇ~
彼もまた、パートさんたちをまとめ指示を出す役割を担っていました😅
「パートさんは、お母さんより年上ばっかりやねん」
「へぇ~😅」
「もう、ワガママばっかりで驚いたわぁ~💦」
はは・・・
そりゃ~家ではワガママ言うのは子供のほうなので彼からしたら、母親より年上の人がワガママ言うなんてって驚いたんでしょうね😅
私から別にアドバイスをすることなく、笑い話として聞いていました。
「可愛がってもらってるん?」
「うん、俺、優しいから気に入ってもらってる」
それは良かった😊
そう、長男から人の悪口は聞いたことがなく、穏やかで人当たりが良く、人に好かれるタイプです。
バイトでも真面目でみんなから可愛がられていました。
ところが、年々帰って来るたびにパートさんの話で愚痴が多くなっていきました💦
肌も荒れ気味で疲れてる様子でした。
「もぉ、たまらんわぁ~」
「どしたん?」
「あの人がイヤ、この人がイヤって、グループ分けが大変やわ💦」
んん~確かにあるよなぁ~🤔
「俺が優しいからって何でも聞いてくれると思ってるけど、仕事なんで頑張ってくださいって宥めてるし・・」
あぁ~そっかぁ~
私の場合は主に年下のパートさんたちが多かったので指示もしやすいし、まず年季が違う!!
息子とは入りが違い過ぎる😅
でも、私は、学生時代に過酷なバイトをこなし最後までやりきった彼を見てきたので、まだ笑顔が見えてたことで安易に話を聞いていました。
ま、あるあるかな😁
ですが、コロナの影響もあり地元に帰ってくることが2年ほど空いていましたが・・・
久しぶりに帰ってきた彼は、突然
「仕事辞めることにした」
「えぇーーー😨」
私は、この一言で驚きと不安が頭の中でグルグルと回りまくった。
「何で?」
「疲れたかな・・・」
本当は心配かけたくなかったので新たな仕事が決まってから帰ろうと考えていたけど、なかなか決まらず悪戦苦闘していたらしい😰
ですが、普通なら遠い場所で不安のある中、新しい仕事が決まってから辞めるのが基本ですが彼は、その選択をしなかった・・・
「異動願いを出してたけど、今の部署の人数が足りない為、なかなか通らず毎日残業で帰ってくるのも遅い時間になっててん」
そうだったのか・・
「今回に賭けてたけど・・・無理やったわ」
彼は、優しいけど意志は強く決めたら進むタイプなので誰が引き留めてもダメやな😊
「そっかぁ~でも、もう決ったことなんやろ?」
「うん、パートさんたち大泣きしたで😅」
「気に入られてたんやな😄」
「発表した時にパートさんたちから絶叫があがったわ😅」
また、あの頃の笑顔が戻っていた彼の顔を見て安心はしたけど、まだ就職が決まっていないこと、奨学金の返済もあるので
「こっちには帰ってこないの?」
「うん、向こう気に入ってるねん😄」
もう、こっちに帰ってくることはないのかなぁ~って少し淋しい気持ちはあったけど、まだ、まだ息子の未来を信じて口出し厳禁かな😅
向こうに帰った彼は、送別会を開いてもらい、たくさんの人たちと笑顔で写った写真を送ってきました。
年配のパートさんたちと肩を組み、お道化ている息子の姿を見て涙がこぼれた・・
私は、もしかしたら何かできたんじゃないか?
もっと、アドバイスをしてやり違う道を選ばすことなく今も笑ってパートさんたちと働けかもしれない・・
だって、私も息子と同じ立場でやってることなのに・・😔
いや・・どうなんだろう・・
同じことをやっていても、組織の仕組みが違うか・・・💦
でも、なにより彼は、親を心配させたくないプライドがあったはず!!
私は後悔ばかりしていましたが、すでに彼は前を向き進んでいました。
今度は営業という全くの畑違いの職業を選んでいたのです😅
「前の仕事のほうが俺に向いてると思うけど、今の仕事のストレスは数十倍マシやわ😄」
どんなけ、パートさんたちに揉まれたの?😅
でも、よく頑張ったね😊
彼は、決してパートさんたちのことを嫌ったわけではありません。
まだ、自分には扱っていける領域ではなかったと残念な気持ちと力不足に嘆き苦しんでいたのだと思いました。
パートさんたちに限らず人をまとめ指示を出し、引っ張っていく力は、もちろん経験が必要ですが、卒業したばかりの新米がその仕事をする為には、その新米にも必ず的確な指示、指導が必要だと思います。
ただ、マニュアルで「この通りやってね」では無理です💦
なぜなら機械ではなく、人間と接していくからです😊
人を見極め、その人に合った指示はマニュアルには載ってないですもんね。
彼が高校生の時、某スーパーでレジのバイトをしていました。
パートさんたちと仲良くて、よくご飯に連れてってもらっていて、彼女なんかも、そこでできちゃって本当に楽しそうでした✨
私には、「恥ずかしいから絶対にこんどってや」と釘を刺されていましたけど💦
しかし、近所の人がよく利用してて
「息子さんがお母さんのこと尊敬してるって言ってたよぉ~😄」
え?私のこと?
「うそぉ~😅」
そんなこと聞いたことないって💦
「ほんと、ほんと、一人親で仕事頑張ってて本当に感謝してるって」
あ・・涙が・・・😭
長男が中学2年、次男が中学1年なってすぐに離婚した。
無我夢中で働いていて、子供の話をちゃんと聞いてあげられたのだろうか・・・
真面目に働いている背中を見ててくれると自分に言い聞かせていたけど不安で押しつぶされそうな日々を送っていたっけなぁ~💦
大学に行きたいと言ってきたとき、一言「うん」と言った私に「ありがとう」と頭を下げた。
きっと、ダメだと言われるのを覚悟してたのかな・・
内心は、「ど、どうしょぉ~💦」って思ってたけどね😅
入学金払う時は、なかなか握った大金を手放せず一筋の涙が溢れそうになりました😩
でも・・こちらこそ、ありがとう😊
立派な大人になってくれて。
「何かあれば、いつでも帰ってきぃや」の言葉だけで彼は、きっと安心して自分の選んだ道に行ける!!
まだ、私のアドバイスはいらないか・・・😊
きっと、この経験が彼をまた大人にしていくんだと思います。
おしまい
本日のまとめ
「何かあれば、いつでも帰ってきぃや😊」の言葉は魔法の言葉です。
私は、彼が見えてた景色と私が見てる景色の違いを当時は深く解ってあげることができなかったように思えてなりませんでした。
なぜなら、同じパートさんたちと仕事をするという意味で、当然ながら悩みも被ってくるしトラブルも「あるある」と安易に考えていたんです。
ですが、大きく違っていたことは、まさに「経験」そのものですが後に後悔しましたねぇ~😓
私には、慣れっこになっていたことが息子には超難問であったことをもっと知るべきでした。
指導する立場は同じでも見えてる景色が自分の景色として見えていないと解決の糸口がみつかりっこないんです💦
私も息子と同じ地面で同じパートさんを見てると勘違いしていましたが、このことが勉強になったことは間違いないです😊
共感した!私もあったよ!なるほどぉ~と思って頂けたら
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