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閉経を機に変態する女性 −瀬戸内寂聴さんの言葉に想う−

瀬戸内寂聴さんの女性に寄り添う言葉が
あらためて注目されている
とくに印象深いのは、閉経後こそ女性としての本番、みたいな発言

理由がふるっている
もう妊娠しないので
憂いなく性を満喫できるから、という


なるほど、わかる気がする
良くも悪くも女性を縛ってきたのは
「妊娠」という事実・現象なのかもしれない
妊娠は女性に
幸福とともに不幸をも与えてきた
瀬戸内さんは
月経、妊娠、出産という女性特有の生理から解放されてからが
女の本領発揮だというのだ
たしかにそうなのだろう

その点男性は・・・
きまった道標も
目印になる区切りもなく
ただ漫然と枯れていくだけ


瀬戸内さんの言葉が真実だとしたら
女性は更年期を境に生まれ変わり 
新たな息吹を得る
変態する女性・・・

男性のほうは
閉経などがない代わり
それまでの生の延長として
ただ単に、そして着実に死へと近づいていく
生も性も右肩下がり

生殖が不能になったとき
生きものは死にゆくのが定め
ほかの動物は基本的にそうだ
でも例外が一つだけある
女性という摩訶不思議な生きものがそれ

もしかしたら女性は宇宙人、地球外生命体なのかも知れない

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