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ジョリオの麺道

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うどん、蕎麦、ラーメン、つけめん、パスタにフォー、、、うまい麺を探しにあっちこっちおさんぽ中
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贅沢鴨チャーシュー【中華そば ビリケン】@浅草

隅田川に架かる駒形橋のたもと付近に店を構える【中華そば ビリケン】。 白を基調とした店内はこじんまりとしていて、カウンター席のみとなっていて、女子おひとりさまでも入りやすい雰囲気。 こちらのお店、手もみ中華ソバが1番人気とのこと。 手もみ中華そば 味玉入り:1100円 全部入りじゃなくても、十二分に満足度のあるトッピング。 チャーシューは鴨肉で、しっとりとした食感とほどよい弾力感。 鴨肉自体生姜が効いた甘めの醤油に漬け込んだものなのか、下味もまたいい味。なかなかう

ハリある細麺【芝蘭 担担麺】@八重洲

JR東京駅直結、ミッドタウン八重洲地下に店を構える【芝蘭 担担麺(チーランタンタンメン)】は神楽坂に本店を構える四川料理の【芝蘭】の担々麺の専門店。 歌舞伎をモチーフとした店内。 こちらのお店、挽きたての胡麻を客の目の前でかけるというパフォーマンス付きのメニューなんかもある。 元祖担担麺 ライスセット:1100円 オレンジ色のスープはほどよく濃厚な胡麻の香りと味わいで、ほんのり酸味あり。 辛さは選べるので普通にしたが、辛さは控えめ。 トッピングはひき肉ではなく大豆ミ

THE 昭和の喫茶店【喫茶白鳥】@小岩

23区内にあって、未だ昭和の雰囲気が残る江戸川区小岩。その代表格の一軒がJR小岩駅南口すぐ、地蔵通り商店街入口に建つ2階建てビルに店を構える【喫茶白鳥(はくちょう)】。 2階へと続く階段前には食品サンプルが並ぶショーケース。 その横には「全席喫煙可能」の張り紙。 ショーケースにはナポリタン、ピラフ、豚生姜にクリームソーダとレモンスカッシュ、そしてプリンアラモードなど喫茶店の王道メニューが並ぶ。 店内は喫煙可ということもあり、クロスの色が薄茶色に変色しているが、ソファーの

もっちもち【饂飩 根の津】@根津

かつて根津神社の参道に店を構えていた【饂飩 根の津(うどんねのつ)】。2019年に一時閉店する際、また再開するような案内がされていたもののなかなか再開の情報なく、4年が経過。 場所を変え、再オープンしたとの情報は得たものの、どこにあるかはよくわかっていなかったが、たまたまとあるカフェへ向かう途中で見つけ、早速入ってみることに。 店内はかつての店同様薄暗く、落ち着いた雰囲気。 しかしなぜかBGMはハワイアン。 当時はカレーうどんが特に有名であったが、新店舗ではカレーうどん

ラーメンもこだわる【つけ麺 たけもと】@雪が谷大塚

東急池上線雪が谷大塚駅には【らぁめん葉月】という超有名店が店を構えるのだが、人気店故、夜の部も早々に店を閉めてしまう。 ラーメン気分だったこの日、【あらいや豆腐店】に行く途中に見かけた、 【つけ麺 たけもと】へ行ってみることに。 こちらの店も雪が谷大塚周辺では人気の一店で、途切れることなく客がやってきていた。 店内はL字型のカウンター席のみ。 鶏と魚介のつけ麺 大盛:950円 つけ麺の場合、チャーシューとしなちくはだいたい、つけ汁に入っていることが多いが、こちらの店

躍動感ある【武蔵野うどん うちたて家】@池袋

池袋駅から徒歩5分ほどの場所に店を構える【武蔵野うどん うちたて家(うちたてや)】。店頭でうどんを打っている姿が目を惹くこちらのお店、ランチタイムを過ぎても行列が途切れない人気店。 しかしながら、瓶ビールの用意はあるものの、基本うどんメインの店ということもあり、長居する客はいないので、そんなに待ち時間は長くはない。 しかも、外で待っている間に食券購入し、店員に渡すので、席に着けば、さほど待たずして注文した品が運ばれる。 肉汁うどん(普通):960円 武蔵野うどんの最大

決め手はベースのスープ【中國名菜 龍坊】@代官山

東急東横線代官山駅から徒歩5分とかからない場所に店を構える【中國名菜 龍坊(ロンファン)】。 店舗は地下にあるのだが、 ちょっとした邸宅にでも伺うような雰囲気あり。 こちらのお店、中国料理人の最高峰と言われる特級厨師が作るヌーベルシノワな中華料理が楽しめる店ということで、夜はちょっとお高めなレストランだが、ランチタイムはリーズナブルなものも用意されている。 シックで落ち着いた店内は結構女性のおひとりさまの姿も多い。 お茶は温かいプーアール茶。 海鮮と野菜のアツアツ

甘い煮汁がジュワッと滲み出るきつねそば【湧水】@深大寺/調布

深大寺周辺には蕎麦屋が20軒近くあるという。 その歴史は長く、江戸時代に編纂された『新編武蔵風土記稿』において、「極めて絶品」と紹介されていたとのこと。 その中の一軒、手打ち蕎麦【湧水(ゆうすい)】に行ってみた。 こちらのお店は手打ち蕎麦で、界隈でも人気の一軒らしい。 店内はテーブル席をメインに奥に小上がりがある。 夕方と言う時間帯もあってか、蕎麦を楽しむ人もいれば、一杯楽しむ人も。 基本的には二八蕎麦のようだが、九割蕎麦もあったので、一つそれを頼んでみる。 湧水も

深大寺で打ち立て蕎麦を食す@深大寺/調布

前回のつづき。 この日、深大寺では新そばの季節恒例の『第42回深大寺そばまつり』が開催されており、3人の職人が蕎麦打ちをしていた。 1人は鉢の中に蕎麦粉と小麦粉に水を少しずつ加えて捏ねている。 最初はぽろぽろだった蕎麦がどんどん綺麗にまとまってきた。 そして、隣の2人は2本の綿棒を巧みに操り、生地を少しずつ延ばしていく。 先端の長さこそ多少違いはあるものの、幅にズレなし。職人技。 切りやすい大きさにきれいに畳み、こま板に沿ってリズミカルに包丁を動かす。 切った蕎麦

鴨に劣らぬ信州地鶏【川上庵】@軽井沢/長野

旧軽井沢、旧軽ロータリーに店を構える蕎麦屋【川上庵(かわかみあん)】に行ってみた。 11時半ごろ店に到着するとすでに店をぐるっと囲むように列ができている。 待っている間にメニューを渡される。 一番人気は大きな海老の頭付きの天ぷらそばのようであるが、長野ならではの信州地鶏を使った限定メニューを選ぶ。 ちなみにランチタイムは鴨南蛮や鴨せいろは注文できない。 店内入ってすぐのエリアは天井高く、開放的。 席に着くと蕎麦茶が振る舞われる。 信州地鶏せいろ 冷たい蕎麦に温かい

異色のラーメン【炭火焼濃厚中華そば 海富道】@神田

久しぶりに衝撃を覚えるラーメン店に出会う。 その店は神田駅北口交差点そばに店を構える【炭火焼濃厚中華そば 海富道(しーふーどう)】。 豊洲直送素材を炭火焼にし、まるごとスープにした「濃厚中華そば」と書かれたものが入口に掲げられていて、メニューを見ると、鯖、甘えび、鰯、鮭、烏賊を主役としている。 一般的には、中華そばは単品注文でも満足度は高いが、ここはぜひとも定食で注文したい。 カウンターのみの店内。 注文後、魚を焼いている香りが漂ってくる。 鯖定食:1100円 定

八丁味噌のコクと旨み【味噌煮込罠】@本郷

名古屋ご当地グルメの一つ、味噌煮込みうどん。都内でも数は少ないが食べられる店が数件ある。 かねてより気になっていた味噌煮込みうどん専門店、【味噌煮込罠(みそにこみん)】に行ってみた。(「味噌煮込みワナ」という店名だと思っていたが、「ミン」だった) ランチタイムはお好みのうどんにライスと漬物が付いてくる。 ランチビール:500円 漬物は白菜とキュウリがそれぞれ小皿で出される。 今回、外で待っている間に注文したため、ノーマルで注文したが、麺の方さは選べたり、リクエストに応

レアな南部の料理あり【台湾料理 光春】@池ノ上

下北沢のお隣、井の頭線池ノ上駅の線路脇に店を構える【台湾料理 光春(こうしゅん)】。 入ってすぐのエリアはカウンターとテーブル席があり、奥には座敷もある。 店主は釣りが趣味なのだろう、座敷には大きな魚拓が何枚か貼られていて、メニューの中にも店主が釣ってきた魚を使った料理もあったりする。 生ビール:570円 睡蓮菜と破布子の炒め:1540円 台湾野菜の睡蓮菜はシャキシャキと言うかパリパリとした食感。破布子はしょっぱさとほんのりとした酸味があり、生姜の辛みと香りが効いて

型にハメない【駄目な隣人】@人形町

人形町交差点そば。昼夜問わず行列ができている【駄目な隣人(だめなりんじん)】。この日、ほぼ待ち客がいなかったのでどんなもんか食べてみることに。(店を出るころには行列になっていた) 店内は照明落とし気味でアジト風。 厨房自体は奥にあるようだが、焼きすきごはん用の肉を焼くのと米を注ぐのはカウンター内のスタッフが行う。 注文はテーブルの上に置かれた注文票に記載し、店員に渡す。 卓上には薬味の他、生卵などが置かれており、好きなだけ使うこと(食べること)ができる。 これらは好き