「病室で念仏を唱えないでください」 意外な重要キャラ
今回は、神回の第7話を観て、気付いたことがあります。第7話のコラムが熱が入りすぎて大ボリュームのコラムになってしまったので、分けてお送りしたいと思います。
何気に重要なキャラ?濱田の部下・瀬川
天才心臓外科医の右腕として?腰巾着として?、濱田に従い媚びへつらってきた部下の瀬川でしたが、後輩で救命に行ってしまった児島(松本穂香)が指摘した患者の異変にも気づけず、見放されてしまった。「壁のようなもの」と言われてしまったり、濱田の重要な計画を漏らしてしまったことで完全に見捨てられ、暴言を吐かれたことで、ついにブチ切れました。
天才、カリスマと呼ばれる人は、ほんのわずかしかいません。大企業などでは、ほとんどの人が誰かの派閥に入っていたり、出世を目論む者は、有力者についていくものです。
瀬川もまさに、濱田のイエスマンで太鼓持ちの腰巾着。濱田についていけばなんとかなると思って、自分を殺し続けてきたと言えるでしょう。
何を言われても、
「ですね」
と、自分の思いとは関係なく相槌を打つ。そこに自分の意思は介在しないのです。
私も営業をしていた時に、「とにかく何を言われても、まず"ですよね"と言え」と教わったものです(笑)
話術として「肯定から入る」とはよく言ったものですが、確かにそれは大事です。でも、瀬川の場合は話術ではなく、気に入られる為、捨てられない為に、自分を誤魔化し続けて「ですね」と言うのです。濵田からも「お前の言葉は薄っぺらい」と言われてしまいます。
誰の中にも瀬川はいる
組織が大きくなるほど、こういう方は多いのではないかと思います。誰しもが、自分の力だけで生きていけるわけではありません。私も偉そうなことを言っていますが(笑)、自分一人の力では生きてはいけません。海賊王を目指すルフィも、「おれは、助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある!!!」と言っています。
大事なのは、その誰かの力をアテにするかしないかです。
ルフィでいうなら、
「助けてもらわないと生きていけないけど、
おれにできることはやるし、助ける」
という意思があります。
私の場合も以前は、濱田のような存在をアテにして、ついていけば何とかなると思っていたり、アテにしていました。しかし、それはいわば「タラレバ」の人生です。「タラレバ」で生きていることに気付き、私は人生をリゼロしました。自分以外の誰かや何かをアテにせず期待しない。何よりもまず、自分ありきで生きていく。その中で、助けてくれるなら大歓迎、という感じです。
不思議なもので、助けて欲しいと思っているときは、助けが来ず、自分の力でなんとかすると肚を決めたら、助けがあるものです。これは本当に面白いことですが、特にリゼロしてからの3年間は、如実に表れるようになりました。
決して、一人で生きていけなんていうつもりはありません。ただ、一人ででも生きていく覚悟を持つことで、逆に一人ではなくなるということです。
このドラマを観ていて、瀬川に何かを感じる人はいるんじゃないでしょうか?そういう方は、ぜひ道楽舎に連絡してください(笑)コメントでも結構です。
さぁて、先週の松本さんはぁ?
と言うことで、昨日お送りした本編が長くなったので、今回のコラムで、麗しき松本さん画像をプレゼント!
すっかり救命の一員となりながら、犬猿の中である松本と濵田の間を取り持ち、救命でもほぼ完璧に役割を果たしている松本さんこと児島先生。
徐々に、濱田の思惑や過去が明らかになっていく中、児島の実力を認めている濱田は、児島には多少の本音を漏らす。
今回の松本さんは、その話を真面目に聞く時の美しい姿です(^^)
第8話からは「最終章」ということで、未だ謎に包まれている濱田の過去や思惑が明かされていくことになると思います。そんな中で、松本はどう変わっていくのか。児島はこのまま救命にいるのか。泉谷さんは残りの人生をどう生きるのか。
目が離せませんね!
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