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コードギアス名言Vol.35「気にするな。俺たち友達だろ?」

しばらくコードギアス名言シリーズをサボ・・・お休みしていましたが、再開していきます!

物語と名言

軍を拡張し、トウキョウ租界を目の前に迫る黒の騎士団。
学園に避難している生徒会の面々も、不安が過ぎる。そして、ユフィが殺されたことで精神崩壊したニーナは、落ち着きを取り戻した後、ゼロを殺す為に、アッシュフォード学園に眠るナイトメア「ガニメデ」に手を加える。

ユフィの亡骸の前に、悲しみに暮れるスザクの前に現れる、V.Vという謎の少年。

「おはようございました」と目覚めるオレンジ。

傷を負いながら、コーネリアの元に戻るダールトン。

トウキョウ租界の目前にする黒の騎士団連合軍。

事態は風雲急を告げる。

ゼロは、ブリタニアに対し、

「0時まで待とう。降伏し我が軍門に下れ。」

と宣告する。
予告した時間まで2分を切った時、ルルーシュにユーフェミアから電話が鳴る。相手はスザクだった。
スザクは、「空を見ないでほしい」と、生徒会の皆に伝えてもらうように言う。

「ルルーシュ、殺したいと思うほど、憎い人はいるかい?」
「あぁ、いる。」
「そんな風に考えてはいけないと思っていた。ルールに従って戦わなければ、それ
 はただの人殺しだって。
 でも、今、僕は憎しみに支配されている。人を殺す為に、戦おうとしている。皆
 がいるトウキョウの空の上で。人殺しを。」

そんなスザクにルルーシュは

「憎めばいい。ユフィの為だろ。俺はもうとっくに決めたよ。
 引き返すつもりはない。」
「ナナリーの為?」
「あぁ。切るぞ、そろそろ。」
「ありがとう。ルルーシュ。」

そんな会話の最後に言った、今回のルルーシュの名セリフ。

「気にするな。俺たち友達だろ?」

スザクは「あぁ、7年前からずっと。それじゃあ、後で。」

0時を迎えた瞬間、トウキョウ租界の外縁部が崩壊を始める。

もう戻れない所まで来てしまったルルーシュ。

「スザク、俺の手はとっくに汚れてるんだよ。それでも向かってくるなら構わない。歓迎してやるさ。俺たちは友達だからなぁ!」

もう7年前から変わってしまった二人。創造の為の破壊を前に、ルルーシュは

「だから」

と笑う。


名言の意味

今回の名言は、言葉の意味ではなく象徴のようなものです。
「俺たち友達だろ?」と言っている裏には、既に変わってしまった今の二人の関係性が際立ちます。
このタイミングでのユフィの携帯でのスザクの電話は、明らかにルルーシュを怪しんでのものです。正体がバレていないルルーシュは、当然話を合わせますが、ナナリーの為に、「もう決めた」と意味深に言います。

暗喩させる名シーン

このシーンで、ほぼ完全に二人の道は分かれた訳ですが、表現の仕方が絶妙ですよね。そして、大切な人を失ったスザクと、その人を殺したルルーシュの見せかけの友情というのが、この後に訪れるカタストロフィを色濃くしているように思います。

放送当時は、この23話の放送後、続きは半年後に24・25話の一挙放送という前代未聞の放送でした(何回「放送」言うねん)。
この半年間、焦らしに焦らされましたが、一挙放送してくれたおかげで、待たされた甲斐はありました。これから先がどうなるかって言う時に、待たされて焦らされることも、コードギアスを盛り上げた要因の1つなのかもしれませんね。

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