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『レンタルなんもしない人』第1話考察&四十路

不惑四十路

ついに、不惑の40代に突入してしまったMAXです。
こんな歳になっても、お祝いしてくれる人がいてくれるのは、ありがたい限りですね。歳を重ねること自体に喜びはないですが、お祝いしてくれたり、皆のおかげで自分がいるということを実感して、とてもありがたく思います。

「四十にして惑わず」

と言いますが、思い返せば、十年かけて道楽を確立したように思います。時間がある今のうちに、一度自分の人生を振り返ってみたいと思います。

また、面白い者で、30歳は「三十路」40歳は「四十路」と言いますが、歳を重ねることは「路=道」なんですね。アンチエイジングもいいですが、歳を重ねていくことは、道であると捉え、今後も道楽に生きていきたいと思います。


『レンタルなんもしない人』第1話

先週、ほとんどのドラマが放送延期になる中、無事第一話を放送した『レンタルなんもしない人』。
第一話では、なんもしない人がとある依頼者のツイートがバズり、一気に依頼が増える、というきっかけになる回でした。

NEWSのまっすーが演じていましたが、なんもしない人らしさが出ていて、合っていたように思います。(昨日の子コラムとは大違いですねw)

今回のドラマは楽しみにしていたということもありましたが、放送から、やはりシェアしたくなる発見があったので、コラムにしてお送りしてまいります。


第1話あらすじ

第一話のゲストは、志田未来さん。『女王の教室』『14歳の母』を演じていた頃が懐かしいですが、すっかり大人の女性になりましたね。
志田未来さんが演じる女性は、東京で活躍することを夢見て上京したものの、契約社員として4年勤めた会社で契約を打ち切られ、夢諦めて地元の栃木に帰ろうとしていた。

そこで、東京を去る日、なんもしない人をレンタルして、東京観光をするという依頼。東京タワーに行き、写真を撮ってもらったり、なんもしない人の写真を撮ろうとすると、もったタワーのぬいぐるみを下ろして無表情で撮られる。

ぬいぐるみを持つことさえ「何かする」ってことなのか・・・。徹底している。

東京に出てきたはいいものの、仕事で自分の企画が通っても、契約社員だからと任せてもらえず、チームだと思っていた同僚も、そう思っていたのは自分だけだった。結局東京で、なんの爪跡も残すことができなかったと、なんもしない人に悩みのような愚痴をこぼしても、なんもしない人は何も言わない。それが心地よくも、寂しそうな志田さん。

河原で話をしていたら、なんもしない人は小一時間寝てしまうが、そんな姿を見て、吹っ切れるた志田さんは、お礼を言ってその場を後にする。その日を思い返していて、乗った電車がさっきまでいた場所へ差し掛かると、そこには座っているなんもしない人が。急いで撮影し、なんもしない人に送ると、その画像が気に入ったなんもしない人はツイートする。その画像がバズり、依頼が舞い込んでくるのだが、そのツイートを見た志田さんは、「爪跡、残せたかも!」と喜ぶのだった。


何もしないことは、何かをすることよりも難しい

今回は、東京の思い出作りのお供としての依頼で、女性はどうしても愚痴や悩みを言ってしまいますが、なんもしない人はなんも言いません。相談に乗ることは、何かをすることになってしまいます。
観ていた方は、もしかしたら自分の中で、何か答えていたのではないでしょうか?私も思うところはありました。しかしなんもしない人は、自分の意見は何も言いません。ただ聞くだけです。聞かれたことには、問題ない範囲で答える程度で、励ましも慰めもしません。

これって、凄くないですか?

人間、目の前で悩んでいたり苦しんでいたら、何か言ったりしてあげたくなったりしますよね?でも、なんもしない人は、本当に何も言わないし何もしない。

何もしないことって、逆に何かすることよりも難しいんじゃないかなと思います。無理に何もしないようにしているのか、本当に何かする気が起きないのか。
ドラマを見る限りでは、後者のような感じがします。それはおそらく、今後描かれる、なぜ「なんもしない人になったのか」ということに隠されていると思います。
最初に取り上げたコラムに、その経緯を記載しているので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。


自分の生き方を曲げない覚悟

そして、人間には誰しも、必要とされたいという「承認欲求」があります。人の役に立ちたいと思ったり、目の前で苦しんでいる人がいたら助けたいというのは、人間の愛かもしれないし本能かもしれません。そして、少なからず「承認欲求」もあると思います。私は、もしかしたら、実はほとんどが承認欲求なのでは?と思っていますが、なんもしない人からは、この本能とも言える「承認欲求」を感じないんですよね。悪い言い方をすれば、サイコパスなのかもしれません。犯罪を犯すサイコパスではなく、一般人とは違う「変人」という意味でのサイコパスですね。

「別に、目の前の人に認められなくたって、生きていける」

とでも思っているのかもしれません。それほどまでに「なんもしない人」になるきっかけが強烈だったんだろうなと思います。そんななんもしない人には、比嘉愛未さん演じる奥様と子供もいるのですが、きっとその存在が大きい、いや、全てなんだろうなと思います。

誰にも大切な人はいると思いますが、どうでもいい人に必要とされることの望むのではなく、大切な人にこそ必要とされ、認められることが、一番「承認欲求」を満たし、自分らしく生きていけることなんだと思います。

なんもしない人からは、その真髄のようなものを感じるものですが、なんもしない人の内面が、今後どのように描かれていくのかが楽しみですね!

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