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『レンタルなんもしない人』 第6話 子育ての苦労、温かい社会に

水曜日恒例、本日は『レンタルなんもしない人』第7話が放送されます。その前に、第6話の見所を含めて振り返りたいと思います。


第6話のあらすじ

毎回恒例冒頭のショート依頼ですが、今回は「パンケーキ屋の行列に一緒に並んでほしい」という依頼。しかし、約束の時間になっても来ない。確認すると、ブロックされていた・・・。理由は不明。空いた時間に髪を切り、家に帰ると急遽依頼が飛び込む。

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子育て中のママからの依頼でした。

合流し、バスに乗ろうとバス停に向かう。バスに乗るのも、子供連れは一苦労。ベビーカーを畳み、抱っこ紐をつけて子供を抱っこする。レンタルさんはなんもしない人なので、見ているだけ。準備ができてバスに乗ろうとするも、押しのけないと乗れそうにないため、次のバスにすることに。

バスを待つ間、母親の苦労を知る。子育てと家事に追われ、散歩に出かけしようにも、いつの間にかお昼。子供にご飯を食べさせ、自分は立ちながら軽く済ませる。掃除や洗濯をしていたら、あっという間に夕方。マイナスだらけの一日を、ゼロに戻るので精一杯。気がついたら、今日何もしていないと気付く。レンタルさんにも、「何もしていないのが辛くなることはありますか?」と聞くと、「ないです」と即答。まぁ、依頼主は何もしてないことなんて全然ないんですが・・・。

依頼主が行きたいお店は、学生の頃から、ことあるごとに利用していた思い出のレストラン。その月で閉店することになり、最後に行きたいと思っていたが、旦那は仕事で行けず、ママ友も忙しくて無理。そこに、レンタルさんのことを知り、依頼をしたのだった。

というのも、子供と2人では、外出が大変だし、ベビーカーが邪魔になったり、子供が泣いてうるさかったり、批判されるからだった。批判ツイートをレンタルさんにも見せる。

バスが来たが、又しても混み合っている。見兼ねたレンタルさんは、先頭切って乗り込み、場所を空ける。依頼主は、さりげない優しさに、レンタルさんに惚れ・・・じゃなく、「なんかしれくれている」とありがたく思う。トイレに行きたくなった依頼主は、子供を見ていてほしいとお願いして、戻ってくると、子供をあやすレンタルさんを見て、「今されてましたよね?」というが「なんもしてません」と答えるレンタルさん。

お店につき、階段を登ろうとするが、ベビーカーで上がるのを手伝う。レンタルさんも「なんもしないのも、気まずい時があります」と一言。子供がいたら、さすがのレンタルさんも、なんかをするようです。

2人で食事を始め、お店での思い出が蘇る依頼主。レンタルさんのおかげでお店に来られたが、子供が泣き出してしまい、冷たい視線が注がれ、外であやすことに。子供が泣き止んで眠った頃に店内に戻ると、眠ってしまっていたレンタルさん。シチューも食べていなくて、待ってくれていたことに驚く依頼主だが、文字通りなんもしなかったレンタルさん。2人とも温め直してもらうことに。

「泣きたい時に泣いて、笑いたい時に笑って、赤ちゃんは好きにしてるだけなのに、いつだって可愛い。本当は、大人もみんなそうでいいと思うんんですけど」

偽善っぽい発言に気まずくなるレンタルさんだが、「偽善でもいいです」と、依頼主はその言葉に感謝を伝える。

依頼を終えた別れ際、交通費とプレゼントをもらったレンタルさんが被っているような帽子で、子供にかぶせると、「2代目なんもしない人の誕生だね。親子でなんもしない人なんて、うちは一体どうなるのよ」と笑って言える。奥様の度量がすごい。

1日の終わりに入る恒例の依頼。次回の冒頭依頼はこちら。

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今夜は、ホストになったレンタルさんが見られそうです(笑)


世の母親の苦労

今回は、子育ての大変さや、世のママの苦労を描いた会でした。ちょっと出かけるのでも、どれだけ苦労があるか。そして、ベビーカーが場所をとったり、子供が泣くことで、批判するツイートがあったりしますが、そういう人は、苦労を知らない人がほとんどでしょう。自分も子供の頃に散々周りに迷惑をかけたはずですが、自分のことは棚に上げて文句は言う。

まぁ、誰もが人の気持ちを察して優しさを向けられるようなら、人類に争いはないんでしょうけど、実際にはそうは行きません。

泣く子供に罪はないですが、周りを気にしない親がいるのもまた事実なので、そういう人まで擁護するつもりもありませんが、もっと協力しあったり、思いやりを向けられたら、もっと生きやすい世の中になるんでしょうね。それも、今やソーシャルディスタンスを守らなければならないので、助けるにも助けられないですが・・・。

レンタルさんも言っていましたが、泣きたい時に泣き、笑いたい時笑う。確かに、大人もそうでいいと思いますが、レンタルさんが言いたかったのは、自分の気持ちを誤魔化さず、自分らしく生きればいい、と言うことではないでしょうか。

もちろん、母親だけではありませんが、子供は未来の宝、自分を救ってくれる存在でもあるので、自分の子供はもちろん、大切に向き合っていきたいものです。


人見知りならぬ、場所見知り

子供は、人見知りで泣くことがありますが、「場所見知り」があるのを知っていますか?私は保育カメラマンなので、子供と接しますが、6年やって、初めて知りました(笑)

猫は、家に懐くと言いますが、子供もそう言う所があるのかもしれません。見慣れた場所、物があることで安心するということもあるそうです。お出かけの際、好きなおもちゃを持っていくのも、そういうところがあるそうですが、子供が泣くのは「人見知り」だけではなく「場所見知り」もあるということを、覚えておいて損はないかもしれません(^^)


さぁて、今回の裏主役ユーサクは?

前回のコラムで、サブストーリーで進むユーサクは、「裏主人公」だと述べました。

今回は、出番はあまりありませんでしたが、今まで仕事も恋も順調だったユーサクが、彼女に振られ、今回は仕事でも大失敗をしてしまいました。

取引祭のロゴを反対にしてしまい、校正に確認していたが、自分ではチェックしていなかったのです。成成功者を真似たり、言葉を利用してきたユーサク。そういう「人任せ」な所が仕事にも出てしまったようです。

果たして、ユーサクは今後どうなってしまうのか?このまま既定路線を進んでいくのか。ユーサクにとっての土壇場JCTが近付いているのかもしれません。一般的には、会社に勤めていたり、既定路線を進む人の方が圧倒的に多いと思うので、ユーサクの行く末を見守って、自分と照らし合わせてみてもいいのかもしれませんね。


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