本日、入籍しました
ギリギリ令和婚
令和元年の今年、30代のうちに滑り込みで令和婚させていただきました(笑)
高校の頃、周りの中で私が一番早く結婚するだろうと言われていましたが、それどころか、一番最後かもしれません。何なら、後輩で二度結婚した奴もいます(笑)
私自身、結婚するのがこの歳になるとは思ってもいませんでした。
ぺこぱみたいに、
「時を戻そう」
とはいきません。かといって、過去に戻ってやり直したいとも思わないし、あの人と結婚してたら良かった、とも全く思いません。
やっぱり、今の人が結婚する相手だと実感できるからです。でも、そうなる為には、今までのお付き合いや経験がなければ、今の自分になることもなく、もしかしたら出会うこともなかったでしょう。
「もっと早く出逢っていれば」
とよく聞きますが、下手にもっと早く出逢ってしまって始まってしまったら、終わってしまうかもしれません。
恋愛だけでなく、人との出会いは、面白くできています。例えばドラゴンボールで、いきなりフリーザが出てこないように、その時の自分だから出会う意味があり、必要があります。早いうちにフリーザが現れたら、即詰みですから(笑)
そうなると、仮に運命の相手でも、すれ違って終わりになってしまうかもしれません。それが「タイミング」というものなんでしょうね。ちょっとこの部分は掘り下げたいのですが、テーマが変わるので、別のコラムにまとめたいと思います。
私の結婚観
それにしても、なぜ自分がこの歳になるまで結婚できなかったのか。私の結婚観について開示したいと思います。
まず、私の周りは離婚だらけで、私の両親共バツ2で、姉も離婚しており、親戚も離婚している人がいます。
私が5歳の時に親は離婚したんですが、やはり寂しい思いをするもので、自分が親になったら子供に寂しい思いをさせないように、離婚はしたくないと思うようになっていました。
そして、親族の私世代は、ほとんどができちゃった婚で、今でこそ「授かり婚」と聞こえが良くなっていますが、「お前だけはできちゃった婚をするなよ」と言われ続けました。「お前らに言われたないわ」と思いながらも(笑)、結婚に慎重になったのは事実です。
そう思ってしまっているので、面白いことに、深層心理で結婚を遠ざけようとしている自分がいるんですよ。遠距離恋愛をしていた時も、転職したり、彼女が近くに来てくれたと思いきや、今度は自分が名古屋から岡山に就職してしまう始末。
そこでも、お世話になった社長から、
「君は、親の離婚を経験したいるから、"離婚"という選択肢が既にあるんだよ」
と言われ、ますます結婚に腰が引けました。
長く付き合った彼女と別れ、その後彼女を作ろうにも、また地元に戻ることにして落ち着かず、地元に帰った後も彼女も出来きず、今度は上京。一人挟んで、今の妻と出会いました(笑)
過去の観念
今の妻と、今までの人の違いは何かというと、それは「私自身」です。
以前のコラムで、「人生をリセット」させたと述べました。
その時に、生き方が変わりました。
今までの自分は、親や親戚に言われたことに捉われて、他者の観念に縛られて、「他人軸」で生きてきました。だから、「すべき」「しなきゃ」という考えで生きているところがありましたが、人生をリセットさせてからは、自分と向き合い、過去のダメダメな自分も認め、受け入れ、自分はどう生きたいのか、どう在りたいのかということを、自分の中のリトルMAXと対話したんです。
リトルMAXを誤魔化さず、嘘をつかずに本音でぶつかりました。リトルMAXは「ミランの10番になれや」とは言いませんでしたが、「俺に正直に生きればええやん?」と言っていたような・・・
ヤバイTシャツ屋さんは言いました。
「ノリで入籍したらええやん」
以前の私なら、「不謹慎や!ありえん!!」なんて言ってたでしょう。今の私なら「そうでもしないと結婚できないならノリでもええやん?」と思います。そういうのも、リセットの以前、以降の大きな変化かもしれません。行き過ぎかもしれませんが(笑)まぁ、行き過ぎたが故に、道楽家になってしまったわけですが・・・
理想の相手を探す前に、理想の自分になる
それまでの人生をリセットして、「りスタート」させてから、早速その時付き合っていた彼女と別れることになり、程なくして今の妻と出逢いましたが、相手がどうこうというのではなく、その時々、自分に合った人と出会えるものだなと思います。ついつい条件で考えてしまうかもしれませんが、その条件が満たされなければ、関係は破綻します。今の妻は、理想していた相手ではないかもしれませんが、今の自分にとっては最高の人だと思っています。
理想の相手を追い求めるより、理想の自分で居られれば、自然とその自分に合った相手が現れる、かもしれません。
もし、相手に不満があるのなら、それは自分自身に不満があるということです。
少なくとも、夢や理想のために生きるのではなく、自分らしく、在りたい自分で今を生きるようになってから、私の人生は大きく変わりました。
40歳前の結婚ということで、決して早くはない結婚でしたが、今までの道程がなければ、今の妻と結ばれることはなかったと思います。一見遠回りしてきたように見えるかもしれませんが、遠回りも悪くはないですよ。むしろ、これこそが、一番の近道だったのかもしれません。だって、他の道は知らないから。それに、無駄かもしれないような経験も、全て必要で用意されていたものなのかもしれません。
「道楽家」になった今、自分が歩いてきた道を、なんだかんだ楽しんできたんだなと思います。目の前の今を楽しむことはもちろんですが、それができれば、後からでも過去を楽しみ直すこともできます。
「今」も、いずれどこかの場所に辿り着くことになると思いますが、今日という日を忘れることなく、令和婚にして道楽婚として、これからも道中を楽しんでいきたいと思います。
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