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「消えた天才」に見る挫折の意味

人生、どこかで「挫折」することはありますよね。
仕事の失敗、失恋、いじめ、敗北などなど、色んな「挫折」があると思います。

面白いもので、「天才」と言われる人たちは、必ず「挫折」を味わっているのです。その中で、「消えた天才」と言われる人は、「挫折」によって、その道を進むのは諦めたものの、違う道を切り開いて、新たな道を進んで行くことが多いのですが、「天才」にも「消えた天才」にも共通して「挫折」はあります。

人生において、「挫折」というのは、「竹の節」のような役割だと言えます。人生は長く続いて行きます。伸びていくには、「節」がなければ折れてしまいます。本当に折れないように「節」を作って、より強固な竹になっていくのです。
逆に言えば、辛く厳しい人生を生きていくには、「節」がなければ生き抜くことはできません。つまり、「挫折」は生きて行く上で欠かせない「経験」なのです。

もちろん「挫折」は嬉しいことでも喜ばしいことでもないですが、長い目で見た時に、「必要な経験」だと言えると思うし、言えるようにしたいものです。

私も、何度か挫折した経験がありますが、今からしたら、「あの経験があったから」と言えるようになりました。当然その時はそんな風には思えませんが、その「挫折」を味わい、傷にしてもトラウマにしても、忘れずに生きて行く中で、その「挫折」があったおかげで、励みになったり、自分に足りないものに気付けることができ、努力できたんだと思います。

宝くじが当たってしまうと、ダメになってしまう人がいると言われていますが、数億円を支えるだけの節がないから、折れてしまうのでしょう。

成功の裏にはそれ以上の失敗があると言いますが、失敗のない成功は、節のない竹のようなもので、成功という重いものを背負ってしまうと、簡単にポキっと折れてしまうのでしょう。

失敗や挫折は、その時だけを切り取れば辛い経験ではありますが、その後に、大きな成功を手に入れる土台、足がかりになるものだと思えば、捉え方は変わるのではないかと思います。

絶対に勝てない「消えた天才」に出会って味わった挫折によって、その道を極めた「天才」と、挫折によって新たな道を切り開いた「消えた天才」。「挫折」を多く経験し、乗り越えて行くことが、「天才」になっていく道筋なのかもしれません。

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