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病室で念仏を唱えないでください4話「救い」は後にならなきゃわからない

医療ドラマでは、往々にして命を救うことが描かれます。この作品の主人公は、医者にして僧侶でもある僧医ということもあって、心や魂を救うということもテーマの一つとして描かれています。

ドラマで描かれる「救い」とは?

ドラマでも描かれていることですが、「救い」とはどういうものなのでしょうか?

ただの医療ドラマであれば、体を治して命を助けることが「救う」と言うんでしょうね。まぁ、面白い医療ドラマは、『コードブルー』もそうですが、患者も医者も、命と向き合うことや、家族関係、親子関係も重点的に描かれます。

医療ドラマで今でも人気があるのは『ドクターX』ですが、正直、『ドクターX』はヒューマン医療ドラマではなく、水戸黄門ならぬ「水戸大門」のようなドラマです(笑)。面白いんですけどね・・・、物語マニアの私にとっては薄味ですね(^^;

それはいいとして、このドラマは、「心や魂を救う」というテーマもあるので、体を治しても、それだけでは終わりません。むしろそこから向き合うことが始まったりします。

主人公の松本先生は、僧侶ではあっても、煩悩が強く、感情的になりやすいキャラです。時には仏の教えだからと押し付けることもあり、同僚の三宅先生ともしょっちゅうぶつかります。僧侶だから、そのように言うのはわかりますが、お釈迦様がおっしゃったから、全て正しいのかというのは違います。

以前は、そういうものの中に答えがあると思っていましたが、自分にとっての答えは自分の中にしかない。その答えが、お釈迦様の教えの中にあることもあるかもしれませんが、自分と向き合った結果としてわかることで、向き合いもせず、「教え」だからと鵜呑みにしてしまうのは危険に感じます。

お釈迦様がいうからって、全てが正しいとは限らないと思うからです。

三宅先生も、なんだかんだ文句を言いつつも、どこかで「お釈迦様の教えの通りなのかも」と考えたりするようです。命を助けても、自殺しようとする患者がいたりします。松本先生とぶつかり合い、自分と向き合う中で初めて、「救う」とはどういうことかを感じているんだと思います。

きっと、お釈迦様の教えは正しいんだとは思います。でも、それはあくまで自分と向き合った先にあるもので、端から正しいわけではないと思います。なぜなら、お釈迦様の教えを学び、僧侶である松本先生自身が、一番苦しんでいるからです。

大事なのは、お釈迦様の教えを学ぶことや信じることが救いになるのではなく、自分の中で自分自身の答えを見出すことが、「救い」になるのではないでしょうか。


さぁ〜て、先週の松本さんはぁ?

どんどん出番が増えてきて嬉しい限りです!
松本先生とムロさんの間で揺れながら、ヒロイン感を増す松本さんがたまりません!

先週は、松本先生が夜の公園に一人でいた少年に性的行為をしていると間違われて警察沙汰になった時に、救世主のように現れた松本さんが、その子供に話しかける女神のような笑顔がこちら。

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こんな目で見られたら、「惚れてまうやろー!!」本当にたまりません(笑)

先週は、介護や児童虐待などが描かれ、かなりディープな内容で鬱展開でもあり、松本先生が人を救うはずの手で暴力を振るってしまいました。松本さんが、心臓外科から救命に移籍すするかもしれず、今後の展開がますます目が離せません!!

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