じょじょ

旅するヘモグロビンです。

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  • FR0SCのこっち側 【FR0SC】

    • 123本

    “Inside FR0SC”。 FR0SCの中の人達が、活動の裏側や、考えていること、クリエイティブな活動を語ります。 (それぞれの記事は個人の見解であり団体を代表するものではありません)

最近の記事

鉄道最高地点と碓氷峠鉄道文化むらに行った話

中央本線・小海線・しなの鉄道・信越本線・高崎線をぐるっと1周する旅。18 きっぷなどのフリーきっぷが1日余った時などにオススメだ。 2021 年夏、7日間連続で JR 北海道・東日本の普通列車に乗車可能なフリーきっぷ「北海道&東日本パス」を用い、青森県の竜飛岬を目的地とする5日間の旅行に出かけた。その後の6日目はリモートでの用事があったため自宅に籠もったが、7日目は完全フリー。5日間の旅行ですでに十分元は取れているのだが、もったいない精神が発動し日帰りで出かけることにした。

    • 春の服装で雪の弘前に行ってしまった話

      旅先の気候は事前に調べておくべき。 フリーきっぷの「鉄道開業150年記念ファイナル JR東日本パス」を利用して北陸から東北を巡る旅行記その3、最終回。前回は山形県の酒田市を観光した後に日本海を北上し、秋田を経由して弘前に到着したところまでを書いた。今回はその続きから。 この日は平日ということもあり、特急つがるの乗車率はあまり高くなく自由席も通路側はほぼ全て空いていた……が、弘前から大量の乗車があり自由席はぎゅう詰め状態に。弘前は東京へ直通するメインルートを有していないとは

      • 酒田で誰もいない観光地を巡った話

        「鉄道開業150年記念ファイナル JR東日本パス」というフリーきっぷを利用して北陸から東北を巡る旅行記その2。前回はダイヤ改正で廃止されるほくほく線の超快速スノーラビットに乗車し、その後日本海を北上して山形県の酒田に到着したところまでを書いた。今回はその続きから。 ところで酒田市についてあまり詳しくない人も多いと思われるため軽く紹介したい。酒田市は山形県北西部の日本海に面する港町で、最上川の河口に位置するという地の利を活かし水運の拠点として大きく発展したという歴史を持つ。人

        • 150周年パスで超快速スノーラビットと特急いなほに乗った話

          2022 年 10 月、新橋~横浜間に鉄道が開業してから 150 年となる節目を記念し、「鉄道開業150年記念ファイナル JR東日本パス」というフリーきっぷが発売された。特急や新幹線も含めた JR 東日本の全線に3日間乗り放題で、指定席も4回までは無料で取れて価格は 22,150 円という破格のきっぷだ。私は残念ながら都合がつかず見送ったが、翌年の2月にも再販されたため嬉々として突撃した話。 あまりにもオトクなのでとりあえず購入してから旅程を考えるという行き当たりばったりな

        鉄道最高地点と碓氷峠鉄道文化むらに行った話

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        • FR0SCのこっち側 【FR0SC】
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          房総半島1周ついでに京成千原線と千葉モノレールを乗りつぶした話

          2023 年夏、世の大学生が夏休みを謳歌する中、私は研究を完全に放置して就活に励んでいたつけが回り実験に追われる日々を過ごしていた。そんな中、「就活終われば時間もできるし旅に出るだろう」と思っていた体が鉄分不足を訴え始めたため、平日に1日だけ時間を作って房総半島へ鉄分補給しに行った話。 今回の旅では鉄分補給のための乗り鉄がメインの目的になるため、駅の外に出てぶらぶら観光というのはあまりない。というか暑すぎて外出たくない。このような改札外へ出ない乗り鉄旅の場合、大回り乗車を活

          房総半島1周ついでに京成千原線と千葉モノレールを乗りつぶした話

          トラブルの多いトラベラー、旅行帰りの電車が人身事故で止まる

          なぜかトラブルに巻き込まれることの多い九州旅行記その5、ついに最終回である。前回は熊本から福岡へ向かい、西鉄や南博多線の乗り潰しと福岡の観光について扱った。 今回はその続きで、西鉄貝塚線を乗り潰して貝塚駅に到着したところからスタート。 前回すでに触れたが、貝塚駅は地下鉄箱崎線へ段差なく乗り継げる設計になっている。 それにしても、縦列してホームが並んでいるならいっそのこと線路をつなげて直通させれば良いのに……と思ってしまうが、編成数の違い(貝塚線は2両、箱崎線は6両)から

          トラブルの多いトラベラー、旅行帰りの電車が人身事故で止まる

          トラブルの多いトラベラー、福岡で5種の交通手段を使いこなす

          トラブルの多い九州旅行記その4。前回の熊本では Google マップの案内に騙されたり、割引になるはずの入園料が通常分取られたり、宿の入口が開かなかったり……と、いろいろトラブルに巻き込まれた。 今回はその続きで、熊本観光を済ませ時間ギリギリに熊本駅へ戻ってきたところからスタート。 鹿児島本線を北上熊本からは鹿児島本線に乗って福岡を目指す。大分方面から乗ってきた豊肥本線の近郊区間と同じく、短編成にロングシートというやや旅情に欠ける車両だ。急いでいたので写真はなし。 熊本

          トラブルの多いトラベラー、福岡で5種の交通手段を使いこなす

          トラブルの多いトラベラー、熊本市電と熊本電鉄をくまなく乗り潰す

          トラブル巻き込まれ体質の限界旅行民が九州へ初上陸した旅行記その3。前回は大分と別府を観光した後に豊肥本線を鈍行列車で横断し、熊本駅に着いたところまでを書いた。 今回はその続きで熊本市内の観光からスタート。熊本には路面電車の熊本市電のほかに郊外へ伸びる私鉄の熊本電鉄も走っており、地方都市としてはそれなりに充実した鉄道網を有している。今回はそれらの路線をくまなく乗り潰すことに挑戦。 市電乗りつぶしJR の熊本駅はそれなりに規模の大きな駅だが、周辺は「綺麗に整備された玄関口」と

          トラブルの多いトラベラー、熊本市電と熊本電鉄をくまなく乗り潰す

          トラブルの多いトラベラー、温泉に浸かれない体質だが別府へ行く

          なぜかトラブルに巻き込まれることの多い限界旅行の民が九州へ遊びに行った旅行記その2。前回は飛行機に乗り遅れそうになりながらもなんとか宮崎空港に降り立ち、宮崎市内を観光した後に特急にちりんで日豊本線を北上、大分駅に到着したところまで書いた。 今回はその続きで、大分駅からスタート。 大分観光というわけでさっそく街歩き開始。大分駅の北側が街の中心部らしく、商業施設やオフィスがごちゃごちゃと密集しており人も多かった。一方で南側は近年になってから整備された新市街となっているようだ。

          トラブルの多いトラベラー、温泉に浸かれない体質だが別府へ行く

          トラブルの多いトラベラー、九州に初上陸する

          私はなぜかいつもトラブルの多いトラベルをしている。うっかりスパイ容疑をかけられたり、スラム街に迷い込んだり、Google マップの案内に騙されて崖を滑り落ちたり、飛行機が欠航になって空港に丸一日放置されたり……と枚挙に暇がない。 自分自身のうっかりミスに起因するトラブルもあるが、外的要因による防ぎようのないトラブルも多いのはなかなか理不尽。とはいえ私は1度寝れば大抵のことはどうでもよくなるタイプなので、「まあトラブルも旅の醍醐味だよね」というなんともドMな発想で旅を続けてい

          トラブルの多いトラベラー、九州に初上陸する

          特急リバティで会津若松へ日帰り弾丸旅行した話

          2022 年春、大学院に進学した私は研究そっちのけで就活にフルコミットしており、夏インターンに向けた選考対策でわちゃわちゃしていた。そんな中、学部卒で就職し無事に社会人という名の懲役 40 年の刑に処せられた同期から弾丸旅行のお誘いが。 就活で忙殺されているとはいえ、GW は院の講義もなく研究室も休み、長期インターンも休みで選考の面接もない(やっている企業もあったが……)。そんなわけで丸1日くらいは空けられるだろうということで、旅行に同行することにした。旅の目的地は福島県の

          特急リバティで会津若松へ日帰り弾丸旅行した話

          大地の果てを目指し鈍行列車で北へ向かった話【後編】

          「北海道&東日本パス」を用いて鈍行列車を乗り継ぎながら青森県の竜飛岬へ向かう旅行記、完結編。前回と前々回で道中の観光や街歩きをしながら津軽線の三厩駅にたどり着いたところまで執筆した。 三厩から竜飛岬までは町内バスを利用することになる……のだが、実はこのバス、帰りの最終便は日の入りとほぼ同時に竜飛岬を発車してしまう。そんなわけで今回はレンタカーでアクセスしつつ、ついでに車中泊で宿泊費を浮かすという作戦に出た。1人旅では正々堂々と公共交通オンリーで行きたい主義なのだが、秘境の旅

          大地の果てを目指し鈍行列車で北へ向かった話【後編】

          大地の果てを目指し鈍行列車で北へ向かった話【中編】

          鈍行列車に乗り放題の「北海道&東日本パス」を用いて青森県の竜飛岬へ向かう旅行記。前回は松島観光を済ませたところまで執筆したため、今回は東北本線の松島駅からスタート。 盛岡を目指す郡山からずっとボックスシートのある列車だったが、ここからはひたすらロングシート地獄。東北地方の随所で見られる 701 系電車の登場だ。 で、サクッと終点の小牛田(こごた)に到着。 小牛田は南北に連なる東北本線の他に、西から陸羽東線、東から石巻線が交わるジャンクション駅だ。……といっても駅周辺に何

          大地の果てを目指し鈍行列車で北へ向かった話【中編】

          大地の果てを目指し鈍行列車で北へ向かった話【前編】

          2021 年夏、相次ぐ緊急事態宣言によって外出の自粛が続きオリンピックも無観客での開催となっていた。そんな中、私は院試の勉強をもくもくと続けており旅行などとは無縁の生活を送っていた。 8月に院試は無事に終わり開放されることになるが、数ヶ月に及ぶ受験生活で体は限界を迎えており、今すぐ旅に出かけないと気が狂いそうな状態にあった。コロナ禍ではあるが試験直前の2ヶ月はほぼほぼ自室に引きこもっており、外部との接触はわずかだったため病原菌にはなり得ないだろう……という気持ちで家を飛び出

          大地の果てを目指し鈍行列車で北へ向かった話【前編】

          学生の身分でJQエポスゴールドのインビテーションを貰った話

          ゴールドカード、それは選ばれし者のみがその輝きを手にすることができる特別でどえらいカード……という時代があったのかどうかはわからないが、現在は条件を満たせば誰もが無料でその特権を享受することができる。そんなゴールドカードの1つである JQ エポスゴールドカードを学生の身分で無料発行した話。 ゴールドカードのメリット「そもそもゴールドカードなんて支払時にドヤ顔できること以外で持つメリットあるん?」と思うかもしれないため、先に軽くメリットを紹介しておきたい。個人的には主に4つ利

          学生の身分でJQエポスゴールドのインビテーションを貰った話

          【就活記5】10社の内定から入社先を決めた話

          どうにか無事に大学院を退院した新卒社会人のメモ。昨年の4月末から始まった当シリーズも今回が最終回だ。なお、シリーズ物だが最初から読む必要は特にない。 今回は内定が出揃ったあたりから入社先を決めるまでの過程を取り扱う。就活の HowTo 的な内容はあまり含まないため、もし以下のようなコンテンツをお探しの方は過去の記事を参照すると良い。 →「その1」へ →「その2」へ →「その3」へ →「その4」へ この記事で伝えたいこと結論ファースト原理主義者が心をかき乱しながら読

          【就活記5】10社の内定から入社先を決めた話