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ジョニーGoGoのジャズ ・ポートレート

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ジャズ・ミュージシャンの似顔絵を描いています。おすすめの曲やアルバムなどもご紹介いたします。
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名前を覚えておきたい グラント・スチュワート

名前を覚えておきたい グラント・スチュワート



グラント・スチュワート
Grant Stewart
カナダのサックス奏者

エリック・アレキサンダーとのアルバムは、まさにテナー・サックスの王道対決。

Somewhere In The Night

この曲もいいです。
You ‘n’ me

話は変わりますが、グラント・スチュワートって、名前がいいですよね。だって、俳優のケーリー・グラントとジェームズ・スチュワートを足したような感じじゃない

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自身の道を切り拓いた自由人 サム・リヴァース

自身の道を切り拓いた自由人 サム・リヴァース



サム・リバーズ
Sam Rivers

ジャズミュージシャンであり作曲家。
ソプラノ、テナーサックス、バスクラリネット、フルート、ハーモニカ、ピアノ。

マイルス・デイビス・バンドに短期間在籍し、その後独立。

リーダーアルバム
「FUCHSIA SWING」

「Fuchsia Swing Song」

アルバム「Contours」

「Point Of Many Returns」

マイ

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キング・サイズの偉大なる音楽家。 アンドレ・プレヴィン

キング・サイズの偉大なる音楽家。 アンドレ・プレヴィン



アンドレ・プレヴィン
André Previn

アンドレ・プレヴィンは偉大なる音楽家。
指揮者、クラシック音楽・映画音楽・ジャズのピアニスト。

10代の頃からジャズを演奏し、「天才少年」として注目された。
1960年代までジャズ・ピアニストとして多くのレコードを製作。
代表作は、トリオ編成のアルバム『キング・サイズ』(King Size)

なんといっても、このアルバム・ジャケットがいいで

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デビュー作にしてラストの最高傑作。 ティナ・ブルックス

デビュー作にしてラストの最高傑作。 ティナ・ブルックス



ティナ・ブルックス
Tina Brooks

存命中にリリースした唯一のリーダー作。
「True Blue」
ブルーノートの最高傑作とまで言われている。6曲全てを作曲。

Good Ole Soul

Theme For Doris

ティナ・ブルックスは、肝臓疾患により42歳という若さでこの世を去った。
残念ではあったが、この傑作「True Blue」は永遠に残るだろう。

冗談抜きにいい。 クリフ・ジョーダン

冗談抜きにいい。 クリフ・ジョーダン



クリフ・ジョーダン
Cliff Jordan

このアルバム、いいんですよ〜  冗談抜きに〜

リー・モーガン、カーティス・フラー、ジョン・ジェンキンス、ポール・チェンバースらが参加しています。

Blue Shoes

Ju-Ba

この曲、かなりカッコいい。
リー・モーガンだもんね。なんたって。

医師でもあるトランペッター エディ・ヘンダーソン

医師でもあるトランペッター エディ・ヘンダーソン



エディ・ヘンダーソン
Eddie Henderson

精神科の医師でもあるニューヨークのトランペッター。
人気グループ「The Cookers」の一員としても活動している。
奥様が日本人で、頻繁に来日し、和食や温泉が大好き。
大学で教壇に立つ。

う~ん。すべてカッコいいな~

アルバム「Be Cool」より
「Smoke Screen」

The Cookers
アルバム「The Call

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船の汽笛感が半端ない ヒューストン・パーソン

船の汽笛感が半端ない ヒューストン・パーソン



ヒューストン・パーソン
Houston Person

Wikiより
テナー・サクソフォーン奏者で音楽プロデューサー。スウィングやハード・バップのジャンルで演奏しているが、特にソウル・ジャズにおいてすこぶる辣腕の演奏家として知られる。
75点以上のリーダー・アルバム
特色ある小粋な音色と、表現力に富んだ演奏様式で名高い。

もうね、船の汽笛感が半端ない感じなんです。むせび泣くっていうのはこうい

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同時に3本のサックス吹いちゃうローランド・カーク

同時に3本のサックス吹いちゃうローランド・カーク



ローランド・カーク
Roland Kirk

この方、一人で3本もサックスをくわえて、同時に吹いちゃうんです。
他にも楽器をたくさんぶら下げて、鼻でフルート吹いたりもするんですよ。

動画もあるんですよ。

見事なサテンドールはこちら
音だけ聴いたら、複数でサックスを吹いてるように思うかもしれませんが、ローランド・カークひとりで吹いているんですよ。

ローランド・カークは盲目でありながら、サッ

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黒いオルフェのルイス・ボンファ

黒いオルフェのルイス・ボンファ



「黒いオルフェ」の作曲者ルイス・ボンファ(Luiz Bonfá)。
ギタリストとしても名高く、その奏法は、ベース・和音・旋律をたった6本の弦と10本の指で同時に紡ぎ出すもので、音楽史上、他に類を見ないといわれるほど。

映画はこちら。

「黒いオルフェ」の主題歌「カーニバルの朝」(Manhã de Carnaval)は、ルイス・ボンファのギターはもちろん、世界中のミュージシャンにカバーされてい

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万華鏡のように多彩なピアニスト サイラス・チェスナット

万華鏡のように多彩なピアニスト サイラス・チェスナット



サイラス・チェスナット
Cyrus Chestnut

現在57歳。現代最高峰ジャズ・ピアニストのひとりといわれています。
ハートフルで、スウィング感もあり、安定感抜群の演奏は、まさに王道ジャズ。
スタンダードナンバーはもちろん、クラシックやロックのジャンルの曲もいけてしまいます。

こちら、すべてエルヴィス・プレスリーの曲を収めた「Cyrus Plays Elvis」というアルバム。

こう

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生ける伝説 アブドゥーラ・イブラヒム

生ける伝説 アブドゥーラ・イブラヒム



アブドゥーラ・イブラヒム
Abdullah Ibrahim

南アフリカ人のピアニスト、作曲家。以前はダラー・ブランド(Dollar Brand)という名で知られていた。

顔にインパクトがあって、お孫さんがいるかどうかはわからないが、「じーじの顔、こわーい」って言われないか心配。

といいつつも、似顔絵を描くという点では、実はしめしめなのである。こういう顔は描きやすいのだ。

アブドゥーラ・

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ゆくゆくはアレキサンダー大王か。 エリック・アレキサンダー

ゆくゆくはアレキサンダー大王か。 エリック・アレキサンダー



エリック・アレキサンダー
Eric Alexander

音楽好きな両親に育てられ、大学へ進学。

ケニー・バロン、シダー・ウォルトン、フレディ・ハバード、ハロルド・メイバーンなど名うてのミュージシャンと共演。

繊細なバラードから渾身のブロウまで吹きこなすテナー・サックス奏者である。

キャノンボール・アダレイの再来といわれるヴィンセント・ハーリングとともに定期的に来日し、好評を博している。

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キャノンボール・アダレイの再来 王道のヴィンセント・ハーリング

キャノンボール・アダレイの再来 王道のヴィンセント・ハーリング



ヴィンセント・ハーリング
Vincent Herring

アート・ブレイキー、ディジー・ガレスピー、シダー・ウォルトンら名だたる重鎮と共演。

その実力は、誰もが認める王道のアルトサックス。

キャノンボール・アダレイの弟、ナット・アダレイのグループに入り、「キャノンボール・アダレイの再来」と言われ有名になった。

兄のキャノンボール・アダレイが亡くなったあと、すっかり元気を無くしてしまった

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1000年にひとりの美人すぎる サックス奏者 キャンディ・ダルファー

1000年にひとりの美人すぎる サックス奏者 キャンディ・ダルファー



キャンディ・ダルファー
Candy Dulfer

Wikiによると、
父ハンス・ダルファーの影響で6歳よりサックスを吹き始める。
マドンナやプリンスらのバックバンドミュージシャンとして注目を集める。
プリンスのアルバムにも参加して評価を得るも、自身のリーダー作にこだわる姿勢を見せ、袂を分かつこととなる。
その後は、ヒットを飛ばし、世界的に人気を得る。

実力も大切だけど、「リーダー作にこだわ

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