ジョンさん

看護師:臨床経験20年以上、働きながら、大学編入→学位取得。“生きづらさ”を感じ、ホリ…

ジョンさん

看護師:臨床経験20年以上、働きながら、大学編入→学位取得。“生きづらさ”を感じ、ホリスティックコミュニケーションを学ぶ。自分に出来るサポートは何かと模索→臨床傾聴士、スピリチュアルケア師、公認心理師の資格を取得。今後、自分だからこそできるケアやサポート方法を考えていく。

最近の記事

傾聴の力と可能性

ジョンさんの歩きながら始まること。 大学の研究所で、グリーフケアを学んで4年目にスピリチュアルケア師を取得した。最初の2年で傾聴やグリーフケアを学ぶ中で、その奥深さを知りスピリチュアルケア師を目指して、追加で2年間学び、資格試験を受験する資格を得た。 コロナ禍で、追加で1年学ぶところを2年かけて学べたのはラッキーだったと思う。 1年は共に学びを深めた仲間の間でも『おまけ』と呼び良い時間だったと思いを共有している。 実習が出来ず、実習をワークで補充するというカリキュラムだっ

    • 花束を

      ジョンさんの歩きながら始まること。 新しいことが始まる時、ウキウキする。ほんの少し不安も感じる。 これから新しいことを始めようとしている皆さんに私は、花束を送りたい気持ちになる。 色んな気持ちを詰めて、一瞬色んな気持ちを忘れてただただ「わー!綺麗!」と感じて、 またウキウキしたり、不安を感じる自分を感じてほしい。 ひと時、実感を味わったら次を考えたり、自分の感情がわかったり、何かが動き出す感じがする。 ことばの花束があれば素敵だなと思う。 “これから頑張ってね!応援してる!

      • コミュニケーションの奥深さ

        ジョンさんの歩きながら始まること。 昨日のことである。一緒に働いている後輩からこんな事を聞かれた。 『仕事を辞めたいって思ったことありますか?』 この質問に、「もちろんあるよ」と答えた。 この話の前には、仕事の話があった。 人間は歳を重ねたり、病気になったりすると今まで出来ていた事ができなくなってくる時が 必ずくる。 そんな時をご一緒することが多い仕事をしていると思う。 自分が自分でなくなるような感覚を感じながら、それでも生きていかなければならない。 その際、患者もケア者

        • アウトプットしたいと思うまで。

          ジョンさんの歩きながら始まること。 学んだことはたくさんあるけれど、これを自分自身の中だけにとどめることは勿体ないのでは?こう思えたのは、とある人からの“ことば”があったからだ。 “ことば”は時空を超えて学んできた日々の私に届く。 私が考えたこと、感じたことを学びの中に織り交ぜて、 私らしさをプラスして、そこに居る誰かに届けてみたいと初めて思った。 幼少期は、恥ずかしがり屋で引っ込み思案。人前で何かを話すなんて ドキドキして出来ないと思っていた。 そんな私が、小学5年生の

        傾聴の力と可能性

          自己紹介②

          ジョンさんの歩きながら始まること。 『ケアする人も元気に・・・』という考え方が、私が働き出してからのキーワードになっている。 これは、子どもの頃に唯一、母が私に吐露した人間関係の悩みを聞いたからかもしれないし、現場で20年以上働く中で、“ケア者のケア”がこんなにも成されていないと実感してきたからかもしれない。 現場レベルの話は、熱量が伝わらないと共有しにくい部分もあり、奉仕の精神や精神論で語られる事も少なくない。 私たちケア者も、心を揺らしながら思いを寄せているという事が、

          自己紹介②

          自己紹介①

          ジョンさんの歩きながら始まること。 春が来て、新たな気持ち、始まりの感覚。桜の花を見ながら深呼吸する。“ジョンさんのこと”について、新たな始まりの気持ちの中で書こうと思う。 私は、看護師として20年以上臨床現場で働いている。 看護師になった理由は、母が看護師だったから自然に・・・というのが一番しっくりくる。しかし、その『自然』の中には、母が仕事のことを、ただただ楽しそうに話していたことが大きく影響している。 そして、姉も同じ道を目指し、シスコンだった私は当然のように看護師を

          自己紹介①

          オカンと呼ばれるいい女

          ジョンさんの歩きながら始まること。 先日は母の日だった。 今年も家族でもなかなか会えない状況の中、 唯一、繋がっている感覚があるのは荷物を送り合うことだろうか。 母からは一人暮らしを始めた18歳の頃から定期的に荷物が送られてくる。 地元のお米、家庭菜園の野菜やハーブたち、 時には瓶に詰められた金木犀の枝なども。 メモや手紙が添えられることもあった。 もう一人暮らし歴も長くなり、十分板につきベテランになった。 にも関わらず今でも尚、荷物は送られてくる。 ダン

          オカンと呼ばれるいい女

          空へ、空気中を漂う存在へ

          ジョンさんの歩きながら始まること。 4月の終わりに、大きな別れを経験した。 たくさんの人々との関係性の中で傷ついた癒し人は 何を思い旅立ったのか。 もう一杯やってますか? 仕事のことは気になりますか? あの日は、皆んなに会いにきてくれたんですか? 聞きたい事はまだまだあって、話したいこともたくさんあるけど もう直接話せないんですね。 しばらく時間が経ってもまだ夢みたいに思う。 私は、人が人生を終えると微粒子になって空気中を漂うと思っている。 きっと今、空

          空へ、空気中を漂う存在へ

          「傷ついた癒し人」

          ジョンさんの歩きながら始まること。 人を癒すものは何か。 人は何に癒されるのか。 人それぞれ、何に癒されるのかは違う。 〝 癒された 〟という体験がその後の 力になることだってある。 そんな癒しをユーモアたっぷりに 与え続けている人がいる。 その癒し人は、今は〝傷ついた癒し人〟 となっている。 あるいは、以前からそうだったのだろうか。 ギリシャ神話に登場するケイロンは、ある日 ヘラクレスが放った毒矢で足を負傷しました。 しかし、このケイロンは神と人間

          「傷ついた癒し人」

          心に刻むこと

          ジョンさんの歩きながら始まること。 どんな教科書よりも勉強になるここでの 経験は貴重だ。 神業。人の心の中にスっと入って行く人が ここにもいる。 座る位置でも、その人が何を目的に その場にいるのかがわかる。 未来を考えるなら、良いチームを作ろう。 一人一人が成長した部分を評価しよう。 こうなって初めてわかった。これまで 耳を傾けたつもりだったのに… 罪滅ぼしをしているんだよ。 こんな状況下でやっとゆっくりと語り合える。 それは、不思議な時間で擦り合わ

          心に刻むこと

          立春の誓い

          ジョンさんの歩きながら始まること。 先週の事ですが… 今年は124年ぶりに節分が2月2日。 2月3日は母の誕生日でした。 立春の誓いを胸に新たな気持ちで歩き 続けようと思います。 これまで、歩きながら色々と進めてきた 自分と。 これからの道のりを様々なカタチで 一緒に歩いていく人と。 交わる一瞬を大切に。 少し落ち着いたので、これから始まることを コツコツと。

          立春の誓い

          〝やりきれなさ 〟を抱えて。

          ジョンさんの歩きながら始まること。 これまでの20年に思いを馳せる。 向き合った10年に思いを馳せる。 涙に伝わる思いがある。 大切にしてきたことの重みを感じる。 想定外なこと…まだ見届けたいこと… 言葉にやりきれなさが滲む。 その言の葉の中で、とてもきれいな 気持ちになった。 その人らしく、今ここに。 私が支えられるところはどこだろう? みんなが少しづつ、それを考えたら きっと心強い。 その人らしく、今ここに。 リスペクトと、感謝を胸に、 溢れ

          〝やりきれなさ 〟を抱えて。

          何かをきっかけに思い出すエピソードはありますか?

          ジョンさんの歩きながら始まること。 小学生の頃、出張が多かった父はお土産として よく明太子を買ってきてくれた。 家族みんなで食べた美味しい思い出の味。 先日、たくさんの抱えきれない気持ちと 一緒に届いた明太子。 美味しい思い出の味に、この日届いた 抱えきれない気持ちを私が少し抱えて頂いた。 これからは、明太子を食べるときの気持ちが また少し変わる。 見えなくても、伝えなくても、そっと誰かが 誰かのことを思える世界でありますように。

          何かをきっかけに思い出すエピソードはありますか?

          コロナ禍でも変わらず、自分にできることを続けていく。

          ジョンさんの歩きながら始まること。 今日もオンラインで学びを続ける。 今、ここで自分にできること。 その事を考え続けた1年が過ぎ、 先の見えない不安と向き合いながら、 今、ここで自分にできることをこれからも 考え続ける。 この学びが近い未来、きっと誰かの気持ちを 楽にさせると信じている。 変わっていくこと、変わらずにいること、 無常を感じながらも、自分にできることを 少しづつ、コツコツと。

          コロナ禍でも変わらず、自分にできることを続けていく。

          揺れる炎を見ながら、願いを込める〝世界人類が幸せでありますように〟

          ジョンさんの歩きながら始まること。 以前、母が仏壇の前でいつになく真剣な表情 で手を合わせている姿を見た。 何をお願いしたのかと聞いてみると 『家族の健康と世界人類の幸せ』と答えた。 壮大な願いだなと感じた。 今日は、氏神様に御参りして厄除大祭で御札 や御守りを焼いて頂いた。 大きな炎が舞い上がり、煤も舞い上がり 小高い山の、そのまた上まで舞い上がり 神様のいらっしゃる所まで届きそうだった。 壮大なその願いを込めずにはいられなかった、 〝世界人類が幸せ

          揺れる炎を見ながら、願いを込める〝世界人類が幸せでありますように〟

          山の端をなぞる

          ジョンさんの歩きながら始まること。 晴れた日の車窓からは、いつも山の端を 丁寧になぞる癖がある。 山の端は、山の空に接する部分。 山際は、空の山に接する部分。 古き良き美しい言葉の紡ぎ方は 本当に美しいと感じている。

          山の端をなぞる