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涼風を纏う台湾、氷の彩り

4月けど、暑い夏の日と感じながら、氷とともに歩む人類の歴史を思い返していた。約3000年前から皇族や貴族が氷を楽しんでいたことを思い出し、その裏にある文化の変遷に驚かされる。

氷屋

台湾の氷の世界は多彩で、削り氷や蜜豆氷が50年以上の歴史を持ち、見るものすべてに魅力が詰まっている。日本統治時代に残され清氷(かき氷とバナナシロップ混ぜる)も台湾の氷菓の大きな特色で、現在ではマンゴーミルク氷が人気を博している。


台湾の氷菓の大きな特色


各地の氷には独自のスタイルがあり、台中や士林夜市、基隆廟口などで様々な氷を楽しむことができる。現代の加工技術で生まれた雪花冰や雪綿冰も注目を集めている。これらの氷はまさに福音であり、氷を愛する人々にとっては、その魅力は計り知れない。


氷を愛する人々にとっては、その魅力は計り知れない


氷の市場の繁栄の背後には、台湾人の生活への熱情と創造力がある。古い言い伝えに、「第一に氷を売り、第二に医者になる」という言葉があり、氷の業界の利益と革新の原動力が示されている。


第一に氷を売り、第二に医者になる


台湾では、氷は単なる暑さを凌ぐ道具ではなく、文化の象徴となっている。季節が変わり、時間が過ぎても、氷は人々の素晴らしい生活への憧れを伝え続ける。ひと口の氷は、台湾の大地に刻まれた物語であり、人々の記憶と感情を伝えるのだ。

氷とともに歩む台湾の姿を見ながら、僕はこの素晴らしい文化の一部に触れることができたことに感謝し、さらなる探求を楽しみにするのだった。

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