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子供との1on日記:day32 読書感想文から感じるアウトプットの本質

こんばんは。ジョーです。

あっという間に8月も終盤、夏が夏らしい行事もなく過ぎていきますね。夏と言えば夏休み。子供の頃の夏休みと言えばプール行ったり、海行ったり、虫取ったり、田舎帰ったりと楽しい思い出たくさんですが、唯一の苦しみと言えば、そう宿題です。自分自身は特に絵を描くのが得意ではなく、とても苦しんだ思い出があります。

今年、うちの子供が初めて読書感想文に挑戦しました。親と子、それぞれに苦労した点があったので、1on1では苦労した点、できた点、やって良かった点を子供と話ました。体験を経て、大人のアウトプットにも繋がる点があり、アウトプットの本質は大人だろうが子供だろうが変わらないなと感じたので記事にしてみます。

読書感想文のイメージと実体験

僕が子供の頃の読書感想文の記憶はほとんどありません。ただ本を読むことは好きだったのと、なんとなく可もなく不可もなくこなすタイプではあったので、あまり苦しんだ記憶はありません。うちの子も本は嫌いではないので(テレビやYouTubeに惹かれてあまり読んでないですが)、そんなに苦労せず書けるだろうというイメージでした。

しかし・・・

そうはうまくいかないもので、「何を書いたらよいかわからない」「どう書いたら良いかわからない」というそもそもの問題にぶち当たります。
子供の宿題を見ると言っても、本を片手にたまに聞かれた漢字に答えるくらいで終わるだろうと甘く見ていましたが、これではいかんと本腰を入れることになったのです。

まずはガイドラインに沿って

一応学校からもらってきたガイドライン的なものがあったので(実はしばらくして気づいた)、それを子供と一緒に読み解きまずはいくつかの質問をするところから始めました。

・なぜこの本を取り上げたか
・この本の第一印象は
・この本のストーリーは
・特に印象的だった場面は
・本から感じたことは
・これから自分はどうしたいか

インタビューをすると、話はまぁ理解しているらしく、するすると回答が出てきます。ストーリーも本をパラパラめくりながら丁寧に説明してくれました(全然要約してくれないので聴き耐える時間が必要です)。

「感想は?」・・・「面白かった」・・・「どういうところが?」
「特に印象に残ってるのは?」・・・「〇〇の場面かな」・・・「どうして?」

などと質問を繰り返し、なんとなく書けそうじゃんということで一休み。

とはいかず、次はそれが文章にできないという課題が・・・先は長い。

まずは質問に沿って答えを書き出しますが、言葉にできることを文章にするのって意外と難しいんですよね。一旦思いつくこと全部書き出して、とにかく一回書いてみることにしました。

初めての読書感想文

書いてはみたんですが、何の説明かわからない、主語がわからない、文章の流れがちぐはぐと、まぁ最初なので当然の結果でした。

書いた文章をまずは僕が読んで、子供には聞いてもらいます。そして、おかしいなと思うところを修正していきました。本筋の説明には必要でないと思う部分は省略したりしながら(枚数制限があるので無限に書けばよいわけではない)。

最も難しかったのが、読み手にどう伝わっているかを考えることでした。これはどういう本だったのか、そこから自分は何を感じたのか、そしてそれはこれからの自分にどう影響するのか、頭では理解、イメージできているはずのことが相手に文章で伝えるのは難しい。

手伝う大人としても、子供が持つ語彙力、理解力でそれをどう引き出すか、本当に悩みの多い宿題でした。

アウトプットの本質は変わらない

この体験を通じて感じたのは、子供の読書感想文だろうが、大人のブログだろうが、アウトプットというのは共通点があるなということです。
どうしてこれをアウトプットするのか、誰に何を伝えたいのか、自分がした体験はどういうものか、その体験から自分はどういう意思決定や行動をするのか。

子供の読書感想文も、僕が書くnoteもそれらが明確でないと書けません。果たして自分はそんなことを考えながらブログを書いているのだろうか?伝えたい人、伝えたいことをイメージし、無駄なことを削り本当に伝えたいメッセージを届けることをしているだろうか?

このnoteは僕の日ごろの対話における気づきを振り返り、記録に残そうという趣旨でやってきましたが、もっと具体的に伝えたい相手や内容を考えたほうが良いのではないかというふうに考えるきっかけになりました。

尚、この記事は子供の読書感想文のガイドライン(私が子供にした質問)に沿って構成を考えてみました。

・なぜこの題材を取り上げたか
・体験前の印象は
・体験のストーリーは
・特に印象的だった場面は
・体験から感じたことは
・これから自分はどうしたいか

少しは伝わる内容になったでしょうか?
より良いアウトプットの形を目指していきたいと思います。

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