Cloud クラウド
鑑賞:2024年9月@TOHOシネマズ新宿
誰なんだ。
待ってました、黒沢清監督の娯楽作。面白くて笑えて、スリリング。
まず、ヒゲの菅田将暉さんが良いです。冒頭から、ライトに倒産品みたいなモノを買い叩くのですが、まさかあとで出てくるとは笑。思わせぶりなセリフも愉快です。なぜか転売屋稼業にのめり込む姿もおかしい。
前半では、転売に手を出しながらも、工場で働いていて、経営者?の荒川良々さんから管理職にならないかと打診されるなど、シッカリ働いているように見えます。この荒川良々さんが、後半でそんなに変貌を遂げるとは大爆笑です。でも、仕事は辞めてしまって、彼女である古川琴音さんと郊外に移り住み、転売屋に勤しむのです。古川琴音さんも、妙にクセがあるなと思ったら、まあとんでもない本性が出て驚きました。登場人物、みんなクセだらけ、トンデモだらけでした笑。
窪田正孝さんと岡山天音さんのキャスティングには勝手にワクワクしていました。たまに、おふたり似てるなと思っていましたので。どちらもやられるシーンが最高です。
突然、荒川良々さんが散弾銃持って現れるのもニヤっとしましたけれど、顔を隠した岡山天音さんが現れて、「誰ですか」は爆笑です。
奥平大兼さんも活躍するのですが、ほんと誰なんだ状態で、松重豊さんに至っては、いや、要らんやろと言われかねないレベルで誰なんだと。
東宝の劇場で黒沢清作品を見たわけですが…。
こんなに笑えるドンパチ劇、久しぶりに娯楽作を楽しませてもらえました。
▲黒沢清監督作品で一番おススメです。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?