中小企業 2代目、3代目経営者のデジタル改革奮闘記:第1・2回 公開
ソニー出身の3代目経営者が挑むDX
~木元省美堂~
本シリーズでは業界・業種を問わず、中小企業の2代目もしくは3代目の経営者の経営改革をテーマにする。特に「DX(デジタルトランスフォーメーション)への挑戦にフォーカスを当てる。ITデジタルの施策に熱心に取り組み、仕事のあり方や進め方、社員の意識、さらには製品、商品、サービス、そして会社までを変えようとしている企業をセレクトする。
これらは売上が10億円前後で、社員数で言えば100人以下が多い。大企業や中堅企業のような様々な仕組みが十分に機能しているとは言えない一面があるのかもしれないが、中小企業としては果敢に挑んでいると捉えることができよう。
今回は、印刷会社の木元省美堂(きもとせいびどう)の木元哲也 代表取締役社長を取材した内容を紹介したい。
前編のもくじ
ソニーに27年間勤務し、2代目の父の後を継いで3代目に
80歳をこえても働く父をうらやましく思うようになった
2代目が中興の祖として経営基盤を整える
2代目の優れているところ
仕組みが出来上がった会社で、50歳で3代目に就任
「父の残した1つのメッセージ」
ビジネスチャンスをつかむために常にチャレンジ
リーダーシップは父とは正反対
後編のもくじ
新規開拓に挑戦
ITデジタルに進出
暗黙知をビジネスとして生かす
社員が互いに理解し、共感し合う風土にする
第2の創業期と位置づける
ITデジタルの精鋭部隊を設置
顧客が主体となっている時代に、SNSは重要な発信源
自分が周りを理解し、共感する力、そして周りから理解してもらい、共感される力