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【ドラマ『トレース』】自分がロリコンなんじゃないかと疑った結果→そうでもなかった話【バレンタイン】

 タイトルでは便宜上「ロリコン」と表現したものの、小児性愛と呼べばいいのかペドフィリアと呼べばいいのか適切な表現がわからない今日この頃。ググってみたけどわからねぇ。ロリータコンプレックスの語源を考えるとペドフィリアと言うべきなのかなとは思いつつ。とまあ、そんなことはともかく。特定の作品についてあまりポジティブではない部分だけ取り上げて素直に気に入った部分について言及しないのもなんだかなって話なので、ドラマ『トレース〜科捜研の男〜』のめちゃくちゃ気に入りすぎて該当箇所だけ録画を残してある回の話をしたいと思います。
 あれは忘れもしない、1月21日に放送された第3話ネタバレごめんなさいなんですが、ざっくり言うと、8歳の女の子(=桃ちゃん)が殺害されたと思ってたら、じつは首吊り自殺のふりを練習しようと思って亡くなってしまったという事故死で、遺体を山中に隠したのはその場に居合わせたお友達の女の子(=唯ちゃん)だった(隠さないと自分が捕まると思った)という、いろいろとやりきれない、まさに悲劇って感じの回。
 関ジャニ∞錦戸亮さん演じる真野礼二が真相を解き明かし、改めて事故があった日に桃ちゃんと一緒に遊んでいた唯ちゃんに事情を聞いた的な流れで回想シーンに入るんですが、それがもう本当に良くて。まず、亡くなった子の親御さんに刑事さんが説明しているときに(真相を話す)唯ちゃんの号泣顔が映るんですが、それが最高of最高。なんだろう、うまく言えないけどめっちゃイイ
 んで、首に絡まるロープを解いたときには桃ちゃんはもうお亡くなりになっていたんですが、そこで唯ちゃんが半泣きで言う「ももちゃん....死んじゃった?」がもうあり得ないくらいによくて。よさみが深すぎて地球のコアに到達するってくらいによさみが深い。極め付きは、唯ちゃんが桃ちゃんの遺体を山中に運んで、逃げる前に泣きながら言った「ももちゃん、ごめんなさい」。普通にエモい。めっちゃエモい。エモいとか普段あんま言わないけどエモすぎてエモい以外の言葉がでないくらいにはエモい
 ご参考までに、唯ちゃん役の稲垣来泉さん↓

 そんなこんなで、もーこれ完全にやばいやつじゃんキッズに心持ってかれてるじゃんそんなつもりなかったけどまさかのロリコン?しんどすぎるんだがとかなんとか思っておりました。
 なお、基本的には「Yesロリコン、Noタッチ」派と申しますか、小児性愛に限らず何に関しても(認知の歪みがあろうがなかろうが)手を出すのがあかんだけで、一切の実害がないのなら他人がとやかく言えることでもないのだろうという考え方の持ち主なんですが、こんなにエモーショナルな体験をしたことがなかったからびびった、びびった。自分がこえぇ。

 だがしかし、ご安心を!それからちょっとして懐かれた小1女児に抱きつかれるということが起きたんですが、正直何とも思わなさすぎたので大丈夫です。っつーか、冷静に考えたらバレエで小学生たちと毎週会ってるけどわりとまじで何とも思わないもんな。
 ちなみにこの女児とはピアノ教室が同じで、俺が帰る頃に来るために面識がある感じです。ピアノ教室って基本個人レッスンなので同じお教室のお友達的なものはあまりできなかったりするんですが、この子とはお互いにポケモングッズを所持していて「あっ」となって意気投合。先生がついていけないとか言ってるなか会う度にポケモンの話をしております。

 そして、その子からバレンタインに手作りチョコもらいました✌︎('ω'✌︎ )いえい。写真右のやつ(左はピアノの先生からもらった)。メッセージ付きとか汚れた心に滲みる....。
 それにしても今年は予想外にもらってしまったというか、バレンタインの時期に(体調不良で)バレエサボりすぎたしこれはホワイトデー回避くるだろ、と高を括っていたのに結局小学生たちからもらっちゃって(わざわざ先生に預けてくれた)、返さなきゃいけなくなったんすよねぇ。
 いや有難いですよ。小学生女児の手作りお菓子が食べられるとかまじで有難いとは思うんですが、全体としての公平感を考えなきゃならんので、ホワイトデーはくれた子たちだけに配るわけにもいかないと申しますか、くれた子たちになにかプラスするにしてもお教室の全員に配るほうが無難かなってことで(小学生が相手じゃあね....というのと、バレンタインに配った子たちがいるということはお礼としてホワイトデーに配る子も出現するかもしれないので、万が一お菓子交換会的なことになった際になにも返すものがないということにはならないように)、ホワイトデー付近に何らかの業務が生じることが確定いたしました。
 と思ってはいたけど、よくよく考えたら全員に沖縄のお土産あるし、先述の女児に関しては沖縄のポケモンストアでお土産兼ホワイトデーにいろいろ買ってきたからわりとなんとかなる気がしてきた

 余談。いわゆる「子役」と呼ばれる仕事については様々な考え方があると思うんですが....っつって一般論に持っていこうと思ったら、違法な長時間撮影が問題になった作品でキャスティングされてたのって稲垣来泉さんだったのか!純粋につらいわ。つらいとか言ってないで大人が労働環境改善する他ないけど

 子役というか大人でも労働全般がえぐいのかもしれないですが(高収入にしかならなさそうな某企業に就職したゼミ同期は1週間に1度も終電ですら帰れないくらい忙しいと言ってた)、それにしてもえぐすぎるというか、毎日こたつに入ってYouTube見てるだけのニートの想像を絶するようなハードな日々を社会人の方がお送りだと思うと、労働環境の改善を祈らずにはいられないというか、これリアルに社会問題じゃね?とか思うと申しますか。

 なんでもかんでも海外がいいとか、西洋的なものが正しいと言うつもりはないけど、ここらへんに関してはフランスに人権感じすぎてやばい

あとは児童保護もしっかりしていて、子どもたちは撮影現場に1日4時間しか拘束できないんです。厳密には現場に入って出るまで4時間です。学校のある期間は3時間です。もしこれを違反して見つかると撮影中止になります。それと子どものギャラは本人の口座にしか振り込まないようになっています。
映画の民主化を模索している。『ライオンは今夜死ぬ』諏訪敦彦監督インタビュー

 自分がニートをやってるのは純粋に、一般的な学校教育というレールから外れてしまって今更週5で同じところに通うとかできる気がしないからってだけなんですが(高校も大学も通信制なのでレポートの〆切さえ守ればいいという生活が基本。で、たまーに学校行く感じ)、日本でデフォになってる働き方と相性が悪すぎる説あるなこれ。いや、どっちが良いとか悪いではなく。単純に相性の問題として。
 以下の引用は、先ほどの引用と同じ記事なんですが↓

 ——監督は日本とフランスで映画を作ってこられましたが、フランスと日本の映画製作に違いはありますか。
諏訪:基本的にはそんなに変わりませんが、フランスのスタッフは生活に余裕がありますね。例えば撮影時間は1日8時間が基本ですし、土日は休みで5日以上連続の撮影はやらない決まりですし、小さなことだけどお昼休みの1時間は、みんな仕事をやめて一緒に食事します。日本だとお昼時間でも誰かが仕事してるんですよね。
(中略)
現場としては拘束時間が短ければそれだけ困ることになるけど、非常に大事なことですね。
日本の場合は、映画のスタッフは生活を犠牲にしないとやっていけません。フランスは恵まれすぎと言えば恵まれすぎかもしれないけど、日本はあまりにもひどすぎですね。それでもこれだけ映画が作られ、若い人たちが頑張ってるのはすごいことだと思うけど、まあ構造的には搾取ですよね。

 映像関係に限らずフランスではお昼休みをがっつり取る傾向にあるというのはフランス人から聞いたことがあったんですけれども、都市伝説じゃなくてまじっていうのが衝撃すぎる。ニートだから労働のことはわからんけど合同説明会とか行って話を聞く限り自分がトライしたら自殺しかねない生活で\(^o^)/
 そんなわけで、自分には到底できないことをやってのける世の中の大半の人は天才だと思ってるし死ぬほど尊敬してるけど、ヤバイTシャツ屋さん『ドローン買ったのに』くらいには「労働基準の法」が守られる生活だといいなと思わないではいられません。電車や駅でイライラせかせかした人を見る度に思うけど、精神的に余裕を持てない生活って本人も周囲も誰も得しないし、一度しかない人生なんだからハッピーに生きたほうがハッピーだと思うんですよ(日本語)。と、世間を知らないニートは思いましたとさ。

 はー、『トレース』の唯ちゃんがエモすぎることだけが人生の救いだ。ってのはさすがに盛りすぎだけど(何度でも言うけど今シーズンは『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!~この女に賭けろ~』が一番好き)、きたるホワイトデーに備えてがんばります。バレンタインにくれた人はリスト化してあるんで。いい感じに返すぞ〜(^o^)/

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