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仕事・キャリアのこと

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仕事・キャリアのことについて書いています。
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#新規事業

【仕事】お客様に話を聞きに行けない

良いものを作りたいからこそお客様に話を聞きたいのだが… 新しい価値創造を阻む壁価値創造を支援する仕事をしていますが、実際に新規事業や新サービスに取り組んでいる人に聞くと、なかなかお客様先に話を聞きに行けないという話を聞きます。 これはサボっているわけではなく、聞きに行くために自社の持つ販売チャネル経由から話を持っていくにしても、自分の伝から顧客先に直接お願いするにしても断られる以前に営業区からは、 「売れるかどうかわからないもの、ビジネスになるかどうかわからないものを、

【仕事】事業って何だろう?

新規事業とか事業化とか、色々言いますが。 0→1でも事業?100億円になったら事業?最近、私の元・上司(仮にEさんとします)と久々にやり取りをしていたのですが、現在Eさんは新規の価値創造に関わっており、その状況などのお話を聞いていました。 Eさんは新しい事をやっているので、私はEさんと話す中で「新規事業は〜」と言う言葉を使って話をしていました。しかし、Eさんはやたらそれを「新サービスは〜」と言い直すのです。 話の全般でEさんは「新規事業」という言葉を使いませんでした。

【仕事・マネジメント】「精神論はダメだ」で片付けない

嫌われる要素だが、必要な場面もありそう。 昔の上司のお話を伺ってあるとき私が商品企画をしていた時代の元上司(Eさんとします)と話す機会がありました。 Eさんは長年商品企画のマネジャーとして会社の既存のコア事業に携わっていましたが、最近はコア事業ではなく新規系のITサービスの方の企画のマネジャーをしていました。 新規の領域だと市場が確立できていなかったり、プレイヤーとしても新参者だったり、顧客自体を開拓したりしなければなりません。既存のコア事業から比べると売上の規模も小さく

【仕事】ちょっとだけ先駆者なら、動きだそう

口ばっかりのやるやる詐欺にならないように… 実行されない「やりたい」「やらなきゃ」新しい部門や部署、DX(デジタルトランスフォーメーション)の文脈だったり、新規事業系など、これまでの既存のビジネスやこれまでの文化風土を変えてやるんだ!という意気込みは良いとして、それがいつまでも実行されないという状況があります。 これはやるべきだ!という打ち出した施策(以下、アレ)が、いつやるのかと見ていたり、「そういえばやると言っていた、アレはどうなったの?」と問いかけると、 「アレを

【マネジメント・仕事】新規系に携わる人をどう評価するか

既存事業と同じ軸で評価するべきではないのは、わかってはいますが… 難易度も高く、失敗も多い新規事業言うまでもないですが、新規事業を立ちあげることは容易い話ではありません。 ほとんどのアイディアは初期の仮説検証を突破できませんし、なんとかゼロイチまで辿り着いても、それをグロースさせるのも難しく、かなり後の工程まで進んでも閉じてしまう新規事業も少なくありません。 課題感があって自ら新規事業に取り組む人も、役割として充てられ(進んでやりたいわけではないけど)仕事として新規事業に

【仕事・キャリア】実践・支援・仕組みづくり

新規事業に携わる人の、役割とキャリア形成はこの3つがある。 自分のキャリアにお悩み中…以前のnoteでも、器用貧乏にならないために色々やってきたら、結局器用貧乏の底上げになってしまったというのを書きました。 このときに自分のマネジャーと1on1でキャリアの話をして、自分がこのまま今の会社にいるなら、もしくは他に転職するならという観点で自分の向かっていく方向性についてディスカッションして、ある程度見えてきたところがありました。 実はこの1on1の話のときに、もう一つマネジ

【仕事】やり方の流派は揃えるべきか?

連続で慣れない講師をやったり、なんだかんだ家のこともやったりで、まだ本調子ではありません…緩めの記事で… 私は会社では価値創造や共創という文脈で仕事をしていますが、新規事業のタネを生み出し、それを育て事業にしていくためのアプローチは世の中様々あります。 とはいえ、会社になるとある程度成功確率が高まり、かつ会社の持つ風土や価値観といったものに合致するプロセスを持っていないと、やり方が分からないとか、好き勝手にやってその善し悪しを誰も評価できないなんて事になってしまいます。

【仕事】失敗する方に賭けるズルさ

「うまくいかない」と言われると、燃えますねー。 「それはうまくいかないと思うぞ」10年以上前ですが、商品企画をやっていて、ある商談に関わることになりました。 内容はこれまでとは異なるシステムで、新規性の高いものでしたし、一緒に組むパートナー企業も絡み、何社かで商談を取り合う形になりました。 当時私は社内ローテーションで開発から商品企画になって苦労していたのですが、元々新しいプロダクトや技術が好きで、その商談も自分の好きな分野に関わる内容だったので是非とも取りたい案件でした

【仕事】リアルに感じて・考えて

正しさを求めるあまり、自分の見聞き、感じたことを疑ってませんか? リアルに感じているはずなのに…昨日、自分も子供も夏休みで、家の家事をしつつ、子供の遊び相手になっていました。かなり暑い日で晴れていましたが、外のプールに行って一緒に泳いだりして過ごしました。(もちろん、熱中症にならないよう注意しつつ) 夏休みの宿題で、毎日の天気と短い日記を書くのですが、この日の日記を子供が書くときにちょっと意外な行動に出たのです。 「アレクサ、今日の天気を教えて」 私は驚いて、子供に声

【仕事・マネジメント】そもそもそれは、誰がやりたかったのか?

主体性のないプロジェクトは、進むこともなく・止めることもなく… 主役が不在のプロジェクトいろいろ分かっちゃうとマズイので具体的には書けないのですが、私の身の回りにあるプロジェクトで、「それ、誰がやりたいの?」「誰が主役なの?」と感じるプロジェクトが幾つかあります。(社内プロジェクト、社外とのコラボプロジェクトともに) 一応、誰がリーダーというのはあるようですが、全体のグランドデザインができているわけでもなく、それを誰かがまとめて引っ張るわけでもなく、リーダーというより、せ

【仕事】最後の手段は「自分がやる」

本当にやりたいなら、最後は自分でやるのです。 会社の中で新規事業の仕事をしている場合、会社や部門で大きな覚悟があって予算や人も潤沢に用意されているのであれば別ですが、ほとんどの企業の場合、既存のビジネスを回すことを優先され、兼務など既存の本業の片手間で新規系をやっていたり、既存で使いづらい人が新規事業に回されることが多いです。 そうなると人も少ないですし、予算も少ない状態で、新規系を立ちあげるというなかなか過酷な環境に置かれることになるでしょう。 ましてや、辛いところは本

【仕事】多作多捨

これからは「多産多死」ではなく「多作多捨」を使いたい。 多産多死と同じこと?仕事で新規事業関係をやっていますが、新規系は上手く行くことは少なく途中で中止することも多いです。でもこれは正しいことで、見込みのないものは早々に止めて、そのときの学びを活かして、リソースを次の事業の種を生み出すものに注いでいきます。 たくさん事業の種を生み出し、見込みがなければ捨てる。 これをよく「多産多死」と言っていました。多くの事業開発の本などを見ると同じように「多産多死」という言葉を使ってい

【仕事】武士と忍者

あなたの仕事は、武士流ですか?忍者流ですか? タイトルだけだと何のことかわかりませんよね?(笑) 今日たまたま見つけた記事の中にあった、新規事業を立ち上げの中での役割において、武士の文化と忍者の文化がある話が面白かったので取り上げてみました。 (2018年の記事ですが、今でも全然共感できます。それだけ日本の企業は進んでないということですが…) しかしオムロンの竹林さんの話し方、関西弁も含めて、テキストだけでも面白さが伝わってきます(もちろんプレゼンテーションの内容の良さ、

【仕事】青黒い人とアジャイル

あなたの仕事は青臭い?腹黒い?それとも? 10年以上前にリクルートワークス研究所が「事業創造人材の創造」という発行物を出しています。正直、今読んでも全然陳腐化されてない、新規事業をやる人、事業創造する人は読んで欲しいものになります。 (逆にいえば、10年経ってもまだできてないところも多いという…) https://www.works-i.com/research/works-report/item/r_000257.pdf その中で、事業創造できる人材として「青黒い人」