【仕事】リアルに感じて・考えて
正しさを求めるあまり、自分の見聞き、感じたことを疑ってませんか?
リアルに感じているはずなのに…
昨日、自分も子供も夏休みで、家の家事をしつつ、子供の遊び相手になっていました。かなり暑い日で晴れていましたが、外のプールに行って一緒に泳いだりして過ごしました。(もちろん、熱中症にならないよう注意しつつ)
夏休みの宿題で、毎日の天気と短い日記を書くのですが、この日の日記を子供が書くときにちょっと意外な行動に出たのです。
「アレクサ、今日の天気を教えて」
私は驚いて、子供に声をかけました。
「今日の天気、アレクサに聞かなくても外で過ごしたからわかるよね?」
そうすると子供はキョトンとした顔をしたのです。思い出せないようでした。
「アレクサに聞かなくても、今日感じたことを思い出してみなよ」
そういうと、ああ晴れだったなという感じで思いだして、天気を書いていました。
ネットの「確からしさ」に頼りがち
これは親として反省すべきところだなと感じました。
私はインターネットやデジタル関係が好きだったり、世の中に普及する前に早い段階から取り入れたりするのが好きな人間でした。
自分でいうのもアレですが、比較的、情報リテラシーは高い方なので、ネットの情報の真偽は自分なりには複数の情報から「確からしい」情報を得ることはできます。
また、曖昧に理解していることについては、基本的にはインターネットで調べてから書いたり、発言したりするようにしています。
自分でも気づいてなかったのですが、心理的に間違ったことを言わないようにしたい、間違うことが恥ずかしいという心理が働いており、常々「インターネットで調べる」癖が付いていました。
そして自分で判断ができなかったり、自分で判断することを面倒くさがって、まずはインターネットで調べ、その中で「確からしい情報」があれば、それが自分の判断として行動していたわけです。
自分で持ってる情報や判断が自分自身で確信があるものでも、ダブルチェック、トリプルチェック的にどうしてもインターネットで調べてしまったりします。
この辺は私も妻も、普段の生活の中でも無意識にやっており、何かとスマホで調べていたり、アレクサに聞いていたりしていたので、そりゃ子供も真似しますよね…
自分だけが感じたことが強み
昔、新規系の企画をする際にやらかしたこととしては、インターネットで調べた情報をまとめてプレゼンしたときに、ある上司の人に激怒されたこともあります。
インターネットで拾った情報など価値も無い。誰もが知ってるし、調べられる。
そんなもので、新しいことが生み出せるか?競合に勝てるプロダクトが作れるわけがない…と。
確かに仰る通りです。これはとても心に沁みました。
インターネットに載っている情報、誰かから聞いた間接的な情報は、生の情報から自分の頭と心のフィルターを通したものになっていません。
新規事業の初期の探索段階で、当たりを付けるにはデスクトップリサーチやインタビューをするのは良いかもしれませんが、本当に確信を持ちたければ、生の現場に足を運んで感じるべきです。
(私も生産現場の新規ソリューションを担当していたときは、いろんな工場現場に立ち入らせていただきました)
自分で生を感じ、自分の頭と心のフィルターで解釈し、考えることが大事であると、子供との出来事で改めて感じることができました。
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