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【一般社団法人 日本リビングラボネットワーク 設立&サイト公開】

JNoLL設立

日本のリビングラボ実践者・研究者が集まって、ノウハウや課題を共有し、実践をサポートしあう場として、日本リビングラボネットワーク(JNoLL:ジェノール)を設立しました。
https://jnoll.org/


セクターを超えた共創を表現したJNoLLのロゴ
  • おたがいさまコミュニティなどから、日本のリビングラボ活動を立ち上げてきた秋山弘子さん、吉田涼子さん、長島洋介さん、原口尚子さん

  • コミュニティデザイン・ウェルビーイングの文脈でリビングラボの実践研究している坂倉杏介さん

  • 佐渡島で地域コミュニティでの対話とリビングラボに取り組まれている豊田光世さん

  • 空き家活用、中小企業協働などの文脈でリビングラボを立ち上げている河原勇輝さん

  • NPOの立ち位置から地域政策の推進やソーシャルイノベーションに取り組んでいる原口唯さん

  • ユーザリサーチのツールとして,リビングラボでの実践と理論研究に取り組んでいる新井田統さん

  • デザイン・イノベーションの視点でリビングラボを立ち上げてきた白井洸祐さん、山下佳澄さん

  • オープンイノベーションの手法としてリビングラボに注目し応援してくれている中村正敏さん

  • NTT研究所時代から、一緒にリビングラボ研究を立ち上げてきた赤坂文弥さん、中谷桃子さん、赤嶺侑里香さん

    など、多くの方に関わっていただいて、動き始めました。

JNoLLの問題意識と活動

日本では、プロジェクトから生まれる価値や、プラットフォーム活動による地域への効果などから、相談やリビングラボの名前のつく活動は増えてきていますが、同時に、日本で実践することの難しさも明らかになってきています。

市民が主体となって共創するのがリビングラボなので、市民意識(外発的発展の歴史)の違いや、社会のビジョンに対する市民や企業、国の政策(研究資金・助成金)の関わり方の違いが大きく影響していて、それを乗り越えることが日本での実践の課題となってます。(欧州や韓国では、市民意識や資金面の違いもあり、リビングラボ活動は進んでいます)

このような課題に対して、JNoLLでは、

  • 事業① 実践者・研究者同士の対話の場づくり

  • 事業② 実践レベルでの知見・ノウハウの共有・蓄積・フレームワーク化

  • 事業③ ツールやプログラムの開発・提供

に取り組んでいく予定です。

JNoLLの活動全体像

昨年までは任意団体として活動をしてきましたが、今年から立ち上っている赤坂さんたちのLiving Lab Laboratoryや藤本さんたちのCode for Living Labとも連携しながら、多くのみなさんとともに「共創しやすい社会」に変えていけたらと思っていますので、みなさんの知恵や悩みを持ち込んでいただけるとうれしいです

第5回全国リビングラボネットワーク会議

また、本日より、第5回全国リビングラボネットワーク会議を開催しています(諸々の事情があり、周知がずいぶん遅れてしまいました)

本日はプレイベントで、日本初の「リビングラボ」セミナーを企画・開催しました。

セッションにおけるワーク
アイスブレイクで盛り上がったティンカリングセッション


企業で地域との共創に取り組んでいる人、企業トランスフォーメーションの仕事を地域トランスフォーメーションにシフトしようとしている人、行政での共創施策に活用しようとしている人、地域の共創プロジェクトの実践を見直したい人など、さまざまな立場の人が参加してくれました。こちらは、事業③の一環として取り組んでいるもので、12月、2月にも引き続き開催予定です。

明日以降は、本会議が開始されます。
https://peatix.com/event/3746501/

Day1の基調講演では、東京都市大学にてウェルビーイングを研究しつつ、大学のある尾山台でおやまちリビングラボにも取り組まれている坂倉教授をお招きし、これからのウェルビーイングな社会や、産官学民それぞれが主体的に関われるための工夫についてお話を伺います。
また、パネルディスカッションでは、横浜や全国でリビングラボを実践するメンバーとともに、ウェルビーイングな社会に向けたこれからの取り組みについて語り合います。

Day2の基調講演では、韓国の科学技術政策研究院 先任研究委員であり、民間も含めた韓国リビングラボネットワークProgram Directorでもあるソン・ジウン氏をお招きし、韓国でリビングラボが社会課題解決型のR&Dの政策にどのように組み込まれ、インパクトを生み出しているのかについてご講演いただきます。
そして、テクノロジーや政策の効果的な社会実装に向けて、行政・民間それぞれの立場でどのような活動が必要何かについて、対話します。

赤坂さんのLiving Lab Laboratoryとの共催ワークショップもありますので、お時間のある方はぜひお立ち寄りください!

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