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Jナカノのエッセイ(2022年02月〜)

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Jナカノが書いた800字程度のエッセイをまとめたもの。
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#日記

【エッセイ】日記本のススメ

【エッセイ】日記本のススメ

他人の日記を読みたくなった。

元々、浅草キッドの水道橋博士が、休養前までnoteに毎日日記を投稿して、それを読んでいた。何を買ったか、誰と会ったか、どんな仕事をしたか、どこで何を食べたかなどの一日の記録を、写真付きで綴った日記を楽しみにしていた。ちなみに、博士は昔から、ノートにペンで人に見せる目的ではない日記も書いている。

博士が議員になってからは、仕事の内容も機密事項が多いので、noteの日

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【エッセイ】この自動販売機、勝負してる?

【エッセイ】この自動販売機、勝負してる?

ウォーキングをしていると、周りの何気ない風景が気になってしまう。大体いつも同じルートなので、視線を向けてしまう箇所はほぼ毎回変わらない。ラジオやポッドキャストを再生しながら歩き、「あの看板だ」「あの店だ」「人がいる」などと、見たものそのままが頭を巡る。

特に気になるのは、自動販売機だ。何度も同じ道を歩いていると、「ここに自販機がある」という風に、場所を把握できるようになる。さらに、「ここの自販機

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【エッセイ】懐かしいを自称するお菓子

【エッセイ】懐かしいを自称するお菓子

家から遠くない距離に、大型ショッピングセンターがある。自転車で行っても疲れない距離とだけ言っておく。

服屋や書店など様々なお店が並ぶ中に、店内の雰囲気とは似つかわしくない駄菓子屋がある。そこだけ壁が濃い茶色にデザインされており、いわゆる「昔ながらの駄菓子屋さん」という体裁を保っている。

普段そのショッピングセンターを訪れた時は、その店には見向きもすることなく素通りしているのだが、その時は中に入

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【エッセイ】推薦者よ健康であれ

【エッセイ】推薦者よ健康であれ

この世界は多くのカルチャーで溢れていて、自分で拾えるものには限界がある。どんな人でも、観た映画より観てない映画の方が多いという事実を頭に置いておくと、少し気持ちが楽になる気がする。

なるべく「面白い」ものにはふれておきたいので、人からの「この本面白かったよ」「あの番組良かったよ」というオススメにはすぐに飛びつくようにしている。それは元々「飛びつくように」という意識的な行動だったが、いつしか自然と

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