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Jナカノのエッセイ(2022年02月〜)

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Jナカノが書いた800字程度のエッセイをまとめたもの。
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2023年2月の記事一覧

【エッセイ】どんな人でも「ファン」を名乗れる

【エッセイ】どんな人でも「ファン」を名乗れる

「ファン」とは定義が曖昧な言葉である。

近年は「推し」という言葉の台頭により、使いどころも難しくなっているかもしれない「ファン」という言葉だが、体感としては死語にはなっていない気がする。実際私も「ナカノさんが書く記事のファンです」という旨の声を頂くことがある。

勝手な解釈かもしれないが、「推し」より「ファン」の方が、広い対象物に使えて、自称しやすいという利点があると思う。ちなみに、「推し」は「

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【エッセイ】日記本のススメ

【エッセイ】日記本のススメ

他人の日記を読みたくなった。

元々、浅草キッドの水道橋博士が、休養前までnoteに毎日日記を投稿して、それを読んでいた。何を買ったか、誰と会ったか、どんな仕事をしたか、どこで何を食べたかなどの一日の記録を、写真付きで綴った日記を楽しみにしていた。ちなみに、博士は昔から、ノートにペンで人に見せる目的ではない日記も書いている。

博士が議員になってからは、仕事の内容も機密事項が多いので、noteの日

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【エッセイ】この自動販売機、勝負してる?

【エッセイ】この自動販売機、勝負してる?

ウォーキングをしていると、周りの何気ない風景が気になってしまう。大体いつも同じルートなので、視線を向けてしまう箇所はほぼ毎回変わらない。ラジオやポッドキャストを再生しながら歩き、「あの看板だ」「あの店だ」「人がいる」などと、見たものそのままが頭を巡る。

特に気になるのは、自動販売機だ。何度も同じ道を歩いていると、「ここに自販機がある」という風に、場所を把握できるようになる。さらに、「ここの自販機

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【エッセイ】ゲームと攻略本

【エッセイ】ゲームと攻略本

よく「本格的に本を読み始めたのは大学に入ってからです」と言うと驚かれる。「J.ナカノさんは読書が好き」ということを知っている周囲の人達は、私が幼い頃から本の虫だったというイメージを抱いていることが多いが、そんなことはない。ただ、実際その予想は外れているわけではなく、幼稚園の頃から高校卒業までの期間も、本自体は好きだった。ただ、未成年がふれられる本のジャンルの範囲や、購入できる本の冊数などたかがしれ

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