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「発信」していると、ものすごく出会いが増えます

年を重ねるにつれ、新しい出会いが減っていくのは仕方ないのでしょうか?しかし僕に関しては、人生で今がいちばん新しい出会いに恵まれています。それはすべて「発信を継続していること」のおかげだと思っています。SNSがある時代に生きていてよかった、と感じる次第です。


振り返って、僕の人生で一番「何もなかった」のは、2008年に最初に起業した会社を売却し、しばらく後に退任してからの時期です。創業から5年間、ずっと走り続けてきたので、少しゆっくりしようと思っていました。

しばらくの期間、休みたいと思っていたんですね。だから知人との連絡などもあまり取らず、のんびりしていました。こういう時期もいいだろうということで、しばらくは続けようかな… と、最初のころは思っていました。


しかし一週間もすると感じたのは、「ものすごく寂しいし、つまらないな」という気持ちです。あまり積極的に動かないでいると、旧知の人々ともすぐに疎遠になっていく気もします。

そしてなにより衝撃だったのが、仕事や人からの紹介を通じての「新しい出会い」がないという状況が、これほどまでに人生からの楽しみや刺激を奪ってしまうという事実でした。未来志向ではなく過去思考になってしまうような、そんな感じでしょうか。

当時は30代で、まだまだこれからという時期のはずですが、おおげさにいうと「人生を引退してしまった」というような感じになってしまいました。


これは、ちょっと怖いなと感じました。人生が単調で、まったく味気なくなってしまうのです。

「チャンスは人が持ってくるもの」だと思っていますが、まさしく、人に会わない状況になってあらためてそれを痛感させられました。新しいきっかけやチャンスも、ほぼなくなってしまったのです。


ちょうどその頃、FacebookというSNSが日本に本格上陸したということで、少しづつ話題になっていました。「黒船が来た」という意見もあれば、「日本では失敗するんじゃないか」など、さまざまな見方があったのを覚えています。

時間も十分にあったので、まずは登録して、いろいろ試しながら実験的に投稿もしてみました。(それ以前にも、mixiなどの国産SNSもいくつかやっていたので勘所は分かっていました)

すると、当時のFacebookブームみたいなものも手伝って、ものすごい勢いで知人とつながっていきました。DMなどで近況の交換もします。そうすると、そのとたんにいろいろな話や相談ごとも舞い込むようになったのです。


そうやって行動を開始すると、さらに新しいつながりも増えていきます。そうなると、さらに多くのチャンスにも出会うようになりました。その後に紆余曲折あってインドネシアやマレーシアで仕事をするようになりますが、これもすべて、当時のFacebook上の活動をきっかけに得られた機会です。

これは、SNSがなかったら実現していなかった貴重な仕事でした。あらためて、「発信すること」「つながること」の威力、そしてありがたさを実感したのを覚えています。

▶コストを補ってあまりある膨大なリターン


発信は、時間がかかりますし、労力も必要です。それが嫌で、SNSをやらないという人も多いと思います。しかし僕の経験でいうと、その「コスト」を補ってあまりある何倍、何十倍ものリターンがあるといえます。

SNS運用に関するセミナーなどでよくする話ですが、僕は、新卒のときに営業でものすごく苦労しました。電話しても、なかなかアポが取れません。100件電話して、やっとほんの少しのアポイントらしきものが取れるという状態です。

しかも、そこからがまた大変です。初回訪問で、こちらのことを一切知らない人に向かって、自己紹介も含めて最初から説明するのがもう本当に苦手でした。その結果、営業成績が上がらない日々が長く続きました。かなりつらい日々でしたね。


しかし今や、SNSでは多くのつながりの人がいます。その中で発信や交流を継続しているので、その分みなさんとのリレーションも深まることになります。

そしてその状態で、こちらから「一度お話しませんか」というDMをしてみると、ありがたくも多くの場合でご快諾いただけます。ぜひぜひ、お会いしましょう、またはオンライン面談しましょうと。そしてそこから、新たな仕事やすばらしい機会につながります。

これ、電話によるアポイント獲得と比べ、ぜんぜん違うよなあといつも思うのです。会いたいと思っている人に会える、すばらしい世界です。新卒のころ苦労していた自分に、「将来はもっと楽になっているよ」と教えてあげたいですね(笑)。


とにかく、SNSでの発信を継続し、交流を深めることにより、ものすごく人に会いやすくなりますし、その分、チャンスも増えます。そしてその結果、仕事に限らず、人生そのものが華やかなものになります。


発信は大変ですが、それだけの価値は必ずあります。引き続き、がんばってやっていこうと思っております。


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Voicyで、この内容についてさらに掘り下げました。よろしければぜひお聞きください


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引き続きがんばって参りますので、どうかよろしくお願い致します。

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