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「苦手な人」へは、人間関係の練習台として冷静に対応しています。しかし、その結果...

苦手な人、いますよね。聖人君主でもない限り、人間みんなそうでしょう。どうしたってこの世のすべての人とは仲良くできない。そういうものだと思います。そして、別にそれでいいのだと思います。

ただ、現実的な問題として、その苦手な人・嫌いな人のことを考えてしまう時間が増えてしまうというマイナスな面はどうしてもありますよね。

「嫌いな人のことなど考えないのが吉」だとか、「もっと好きな人のことを考える時間を増やそう」などの助言は、例えばTwitterなどではよく見る人気の言説です。 ちなみに僕も、そういう意味のことをツイートしたことは何度かあります(笑)。


140文字で収める前提でいうと、これもまあ妥当なやり方だと思います。実際、ちょっと嫌な人くらいの「雑魚」レベルなら、考えないようにもできるしスルーもできるものです。

しかしながら、実際問題として、「苦手な人のことは考えないようにする」ことは、ものすごく難しい場合も多いですよね。自分が経験したことを思い出してもそうです。本当に苦手な人・嫌な人のことは、もう目について目についてしょうがない。最悪、四六時中その人のことを考えてしまうこともある。そんなものだと思います。

では、どうするか。僕の場合、苦手な人のことを頭から追いやるのは難しいのを逆手に取って、「人間関係の練習台」として対応するようにしてます。

その人はあくまで「練習台」になったのだから、別に無理して仲良くならなくてもいいという考え。苦手なままで全然いい。自分自身がレベルアップするための絶好のチャンスだと捉え、そのように定義してしまうのです。

相手のことを別に「好きにならなくてもいい」「仲良くしなくてもいい」と考えるだけで、かなり気は楽になるものです。現実世界というより、シミュレーションの世界に生きる感じですね。

ゲーム的にいうと、ハードモード。このめんどくさいハードモードをどう攻略するか。スポーツでいうと高地トレーニングに該当するかもしれません。酸素が薄い中で訓練すると、平地だとものすごく楽にパフォーマンスを発揮できる。苦手な相手を、そういう対象にしてしまいます。


訓練の場やゲームとして捉えた場合、「苦手な人」の攻略の方法はいくつかあると思います。それぞれ、個人としてもっとも適切な手段を選択すればいいと思ってます。

僕の場合ですが、一番の攻略法は「心を無にして、徹底的に大人を演じる」ことです。生きていて、ずっと大人でいることは実はなかなかに難しいけれども、これを絶好の練習の機会だと捉えるのです。このハードモードがクリアできたら、他の多くの(普通の、良い)人とのコミュニケーションがものすごく楽になるということです。

相手を、自分の成長のための練習台だと考えたら、逆にだんだん面白くなってくることすらあります。こう言ったらどうなるかな、とか、こういう嫌味を言われたらどう返そうかな、とか。予想通りの反応キタ!とか、余裕を持って楽しむことができれば最高ですね。

自分はあくまでも言動を「演じている」だけなので、相手の反応はあまり刺さらなくなります。だって、単に舞台の上の話ですからね。相手も、単にセリフをしゃべっているだけ。本当の自分に言ってるわけではないのですから。


しかしながら... 実は、ここからがいちばん大事な話です。ここで終わってもいいのですが、若干冷たい話になってしまいますね。

それは、冷静に「大人」を演じているうちに、多くの場合で相手がだんだん折れてくるという話です。いつのまにか、前よりも対応が優しくなってきます。これは、よくある本当の話です。別に、それを狙った訳ではなくとも。

こちらが「演じいてる」のには気づかず、「本心から大人な対応をしてくれている」割と素直にコロっと騙されるものです。(それはそうだと思います。もし逆の立場になったとしても、相手が「大人を演じている」とは普通はなかなか思えないものですから)


だから、「苦手な人」「嫌な人」だった相手が、ゲームだと思って訓練しているうちにだんだん「普通の人」に近づいてきます。

そうなったとしたら、あとは自分次第ですね。普通に付き合ってもいいし、そのまま、永遠にゲームとしてやり取りすることもある。自分は正直、両方のケースがありますが。

こうやって考えると、「嫌な人」ともうまく共存することができます。しかも、自分にとってのメリットもうまく得ながら。これからも、なるべく工夫してうまく生きていきたいな、そう思っています。


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Voicyで、この内容についてさらに掘り下げました。よろしければぜひお聞きください!

https://voicy.jp/channel/3399/465114


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