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___Ep10.アクセサリーを大事にしたら、少しだけ生活が変わった。

今、私の手元にはいくつかのアクセサリーがある。

大学生の頃から人並みにアクセサリーは購入していたが、
ここ最近で手に入れたものたちは、これまでのものとどこか思い入れが違う。

店舗で買うにしてもネットで買うにしても、どんな服装やシーンで使うのか、本当に自分に似合うのか、何より自分が本当に付けたいと感じているのか、悩みに悩んで購入を決めたものたちである。

最近購入したお気に入りのアクセサリーたち。大ぶりで個性的なものが多め。


「じゃあ、これまでのものはテキトーに買ったの?」

悲しいけど、もしかしたらそうかもしれない。。
私はここでようやく気づいたのだ。

部屋のアクセサリーケースに眠る数々のイヤリングやネックレス、リングを改めて見渡してみた。

どれも、小ぶりで無難で、たしかにどの服装にも合いそうなものばかりだった。いい意味でも悪い意味でも、❝誰にでも好印象を持たれそうな❞もの。

いつも出掛ける直前に、「まぁ、これでいっか」と取り出して身に着けていたんだ。

限られたお金の中で、本気で向き合って手に入れたアクセサリーはこんなにも愛おしいのか。ここにきてやっと気が付いた。

「このイヤリングに似合う服装はどんなだろう?」から始まるコーディネートも増えていった。
これまでは後付けだったアクセサリーが主役になる瞬間だ。

用事が終わって帰宅したあと、ついつい家のどこかに置き去りにしてしまっていたイヤリングやリングたちも、真っ先にアクセサリーケースにしまうようになった。
再び開けるときは、少し大げさだけど宝箱のようでワクワクして。。

そして、これまでのアクセサリーたちとも一つ一つ向き合ってみようという気持ちにもなった。可能性を狭めてしまっていたのは、まぎれもなくこの私だと思ったから。

「今日なりたい私はどれだろう?」
そんな気持ちでアクセサリーを選んでいる瞬間、私は鏡の中の自分と向き合っている。

❝もの❞と向き合い大事にしたら、なんだか心も少しだけ豊かになった気がした日常の話。









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