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2022年9月 コンセルトヘボウ(アリス=紗良・オット)

私的クラッシックウィークの第2弾。
今週は、日本でも有名なアリス=紗良・オットによるRavel、Duncan Ward指揮のDebussy’s La merです。

開演前の様子

会場の雰囲気がわかっていただけるかと。


Saraさんのステージ

初めて、クラッシックコンサートでスポーティなドレスに身を包んだピアニストにお目にかかりました。
目が悪い私の見間違えでなければ、へそだしルックにロングスカートではなかったかと。(違ってたらごめんね)

いやぁ、格好良かった。

演奏が終わって、
鳴り止まぬ喝采の中、一旦ステージから退場して、
再登場して挨拶して、
また一旦ステージから退場して、、、

という、クラシックコンサートではよくある光景なんだけど、
コンセルトヘボウは、ステージ後方のスタンドを二階席まで駆け上がらないといけない。

彼女はアスリートのように2−3段飛ばしで駆け上がり、
アスリートのように滑らかに駆け下りてくる。
これを3セット、いや4セットだったかな?

全然、息を切らす様子もない。

ピアニストに対する称賛として妥当なのかよくわからないけれども、兎に角、格好良かった。

こういうのもありだなと思う。

大ホール後方空ステージを眺める。
Saraさんはこのステージ後方の階段を何往復したのか?

インターミッション

中休みでいただいたのは、白ワイン。いい音楽にいい雰囲気。美味しかった。

観客席について

今回は二階席最前列5番目の、ほとんどステージの真上の席でしたが、指揮者が私の真正面に見える感じで、私も指示されているような不思議な感じ。

全ての楽器の音が(障害物がないので)ダイレクトに聞こえて、やはりライブは良いなと改めて思いました。

でも、ステージ後方席の通路横の席も良いなと思いました。
メインのミュージシャンが一旦ステージ外に退場するときに、すぐ横を通る。これって凄くないですか?!


コンサートからの帰り道

前回の記事でお伝えしたように、コンセルトヘボウのすぐ前にトラムの駅があり、とても便利なのですが、この日はなぜか2番系統と12番系統のトラムばかりで、5番系統のトラムがちっとも来ないんです。

待っている人たちの苛立ちが段々高まってきてるのがわかります。

違う系統のトラムを3回ほど見送ったあと、「2番系統と12番系統ばっかりだね?」って近くに立っているローカルのご婦人に声をかけたら、「ほんと、おかしいわね。次のトラムの運転士に聞いてみるわ!」ってことになって、この人、本当に運転士とオランダ語で聞いてくれて、「あと数分でくる筈だ、だって」と解説してくれました。行動力!

次に来たのはまたしても違う系統で、待ってる人たちの苛立ちがかなりピークに近づきつつあった頃(30分ほど待たされた後)、やっと5番系統のトラムがやってくるのが見えました。
でも、いつもよりもずっと手前に停車するものだから、どこで待っていたら良いのかわかりません。
でも、見知らぬ同志が「こっちこっち!」なんて、声を掛け合って、結局みんな無事にトラムに乗車出来ました。

なんか、困ったときにお互いに声を掛け合って助け合うこの雰囲気、好きだな。


次のコンサートは?

できれば、オランダにいる間にワーグナーの「彷徨えるオランダ人」のオペラか、せめて演奏だけでも聴きたいと思っているんですけど、仲々機会が巡ってきませんね。

何に興味があるかというと、このオペラ自体が好きなんだというだけでなく、ドイツ人が作ったこのストーリーをオランダ人がどうみているのかを観てみたいという感じです。

1月に最初にワーグナーやるみたいだけど、行けるかどうか微妙、、、。


ここまで読んでいただいて、有難うございました。


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