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猫のアート作品で学びや好奇心への入り口と、記憶の記録をつくりたい

はじめに

日本リベラルアーツ協会は、自由な学び、問い合い、経験をみんなにということをモットーに活動しております。
学びや考えることって本来は楽しく、それぞれが望んだように、自己実現のために行う行為なはずですが、学校を始めた勉強という在り方はどこかでそのワクワク感を失っているのではないかという問題意識を持っています。

そこで可愛い猫のアート作品やデザインを用いて、「何か面白そう」という好奇心の入り口を作ったり、親しみやすいデザインにする取り組みを始めています。

1.100BANCHの計画について

上記のように考えるきっかけとなったのはアーティストのKuruが手がけるアート作品でした。

猫をカクテルを合わせてにゃくてる。猫は液体か?というイグノーベル賞受賞作品をモチーフにしています。
船岡自身も実家に猫を飼っていたりと大変猫好きであり、100BANCHという渋谷の実験施設においてプロジェクトとして、仲間を募ってやりたいと思い、応募し活動を認めていただきました。その際、以前からLA協会に携わってくれたメンバーが、ぜひ何かやりたいと手を挙げてくれて、渋谷QWSにいた頃(レンタル博士プロジェクト)でのご縁が広がってとても嬉しかったです。

その際、定義した活動の目的は
日常に潜むさりげない問いや疑問に気づき、調べたり、語り合うことを楽しめる機会を増やす
ということです。
もっとわかりやすく言えば、問いや学びの象徴的な存在にこのにゃくてるや、猫をモチーフとしたキャラクターがなると、より難しい学問でも語りやすくなるのではという仮説があります。有り体に言えば、学問界の「くまモン」のような存在になることがゴールです。

2.下北沢のBARで展示しました

そして、早速展示をして多くの方に見ていただこうという取り組みを行いました。洋酒と珈琲つむじ風(@tsumujikazedesu ) というBARで6月の後半2週間ほど、展示を行いました。

CM動画を作ったり、ラジオでの宣伝を行いました。

BARの入り口の写真
展示の風景

最初は、ただ展示しているだけだったので多くのお客さんが「可愛いね」で終わってしまうお客さんが多くただ眺めて終わるような展示方法でしたが、途中からチーム内で改善点を出し合って、展示の経緯や想い、アーティストプロフィールを載せた挨拶文を掲示したり、それぞれの作品が何のカクテルを模しているのかを示すキャプションを置いたり、問いをアウトプットする紙を紐で立体的に配置する工夫をしました。
また、展示期間中に個別の作品を1つ取り上げ、そのカクテルの歴史や作り方を解説し、カクテル言葉を考慮した上で多くの人に考えてもらえそうな問いを作るワークショップを行いました。

完成したサイトのデモがこちらです。
誘惑がカクテル言葉の「Silk Stokings」というカクテルに、「あらゆる誘惑に潜む代償って、普段意識できる?」という問いになりました。問いの文言はTPOや参加者に合わせて変化する可能性もありますが、単に問いがあるのとは異なる、イラストの力があると思います。

3.今後の課題と展開

展示を行ったので、今後の展開としては3点主に考えています。

①BAR向けサービス
BARでもう少し気軽にカクテルを頼めたり由来を知って、よりカクテルを楽しむ時間を提供するサービス

②お酒とワークショップ
お酒を飲みながら、関連する問いをディープに話し合い、問いにもお酒にも酔うことができる時間をつくる

③全ての図を猫化プロジェクト
教科書に載っている無数の図に猫耳と尻尾を生やしたら、もう少し親しみが持てるのではないかという猫ジャックのプロジェクト

このようなプランを練っております。
お問合せやメンバーも募集しておりますので、お気軽にLA協会のメールアドレスにご連絡ください。
japanliberalarts7@gmail.com


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