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想いを形に込めるということ。【ロゴリニューアルの経緯】

こんにちは、タツミです。
10月に入って自分の事業のロゴを新しくしました。

今回は、ロゴリニュアルに込めた想いを記事にしたいと思います。

・ロゴを作るということに興味がある人
・ロゴへの想いの込め方が気になる人
・これから独立しようと思っている人

このような形に向けて何か参考になるようなことをお伝えできればと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

僕は大学を卒業してからすぐ独立し、在学中を含めてフリーランス歴4年目を迎えるそんな人間です。

事業としては以下のことをやっています。

Web制作事業
…対話をベースにしたホームページ•ECサイト制作

ライフコーチ事業
…自分を諦めず、表現する生き方を作るサポート

この2つを中心に取り組んでいます。
来年以降はライフコーチ領域の比重をもっと増やしていくつもりです。


事業を始めた頃は、それこそ右も左もわからず、事業のロゴもインターネット上のロゴ作成サービスで「それっぽい」ものを作りました。

起業初期のロゴ。


そもそもの事業自体もエンジニアとして「IT方面のことをやる」くらいのざっくりとした捉え方だったので、あんまりごちゃごちゃしないように、シンプルにシンボルと文字だけを配置しよう・・・

くらいの思考だったのを覚えています。

しばらくはそのままでいいかな…と思い、今まで使っていたのですが、2023年に入ってある転機がありまして。思い切ってロゴをリニューアルすることにしました。


今年の5月頃からコーチング事業をやり始めたんです。それに伴い、今までの自分の価値観や想いを仕事面、生活面含めて棚卸しました。

当然Web制作事業も方向転換を検討。
今まで自分がやっていたことを大きく見直し始めたんです。

その経緯はまた別の記事で書くことにします。
サービスへの思いも含めて長くなってしまいそうなので。


もったいぶらずにまずは新しいロゴをお見せすることにしましょう。

こちらです!!
縦横2パターンのサイズで作成しました。

ロゴ_縦
背景はウォーターマークです。本来は単色背景です。
背景はウォーターマークです。本来は単色背景です。


デザインは全て自分で行いました。

ベースはリニューアル前のロゴのまま、事業や事業を通して出会う人への想いなどをロゴにめいっぱい込めて作成しています。


ロゴに込めた想い

僕はエンジニアだろうが、デザイナーだろうが作ったものに対しての言語化
はなるべくできる状態が好ましいと思っています。

もちろん、センスとか直感でデザインする人もいるかと思いますしそういう人を否定する気はありません。

自分は込められた言葉や語りにその人自身が現れると考えているので、何かを作る際にはまず言葉から入るようにしています。


ということで、今回ロゴを作る際に考えていたことはざっくり以下の通り。

1.デザインのコンセプト
2.与えたいイメージ
3.使用するフォント
4.想いのシンボル化(可視化)

順番に解説します。

1.デザインのコンセプト


まずはざっくりとしたコンセプトを決めました。
コンセプトを決める上で重要なのは2つです。

1.今回の自分にとっての「ステキさ」は何か。
2.作る上でのキーワードは何か。

ステキさというのはおしゃれさ、とか理想のデザインイメージ、とか言い換えてもいいかも知れません。

一口に「おしゃれ」「スタイリッシュ」と言っても、捉え方は人それぞれ違います。当然、頭の中にあるイメージも違います。

だから、「どうおしゃれなのか」「どうスタイリッシュなのか」など、自分なりの「ステキさ」を言葉にすることが大事なんです。


その言語化をサポートしてくれるのが2つ目のキーワード。
大切にしたい言葉、象徴、パーツをキーワードとして掲げ、
おしゃれさに掛け合わせると、オリジナルなコンセプトになりやすいです。


今回の僕の場合だったらこんな感じ。

・単色背景、中央に青基調の爽やかでシンプルなシンボル
・キーワード = 旅、物語、成長

まだまだ最初なので、あんまり深く考えすぎない方がいいかも知れません。
制作の途中で少しも変えちゃいけない!というわけでもないので。

この後の工程のたたき台となるものができていれば、ひとまずそれで
問題ないかと思います。

2.与えたいイメージ


次に、ロゴに持ってもらいたいイメージを言葉にしました。
とはいえ、先ほどの工程でもざっくりとしか考えておらず、

自分の中に明確なものがあるわけではなかったので、
既存のロゴを見て、どういう要素を参考にしたいかを抽出してみることに。

気になった要素を分析すると、いくつかの要素が見つかりました。

・幾何学的な図形を重ねたシンボル
・文字はゴシック体でフラットな感じ。
・色は背景を除き2色くらいでまとめる
・アクセントを設けて、記憶に残りやすく
・落ち着きを持たせつつ、IT的な「変革」を表現
・直感的に人が持つイメージをシンボルに込める

一番しっくりきたのは下から2番目。


「落ちつきある変革」
という雰囲気をベースにデザインしていくことが
この段階で決まりました。

今回この記事で書いたのは6個でしたが、実際には20~30個くらいの要素をブレーンストーミング形式で出し、その中から直感や自分の思いを照らし合わせて選択したのが今回の6つです。

これもあまり考えすぎてもしょうがないので、程々のところで要素の抽出はやめた方がいいと思います。手段が目的にならないようにだけ・・・。

3.使用するフォント

3つ目に、シンボル下の屋号の名前に使用するフォントを決めました。

以前のロゴを作った際は、「なんとなくかっこよさそうだから」という理由で選びましたが、今回はコンセプトとイメージに沿って選択することに。


フォントには大きく分けて、以下の種類があります。
()内は英字フォントの場合の名前

・明朝体(セリフ体)
・ゴシック体(サンセリフ体)
・筆記体
・手書き文字

今回は「フラットな感じ」というイメージを2つ目の段階で決めていたので、ゴシック体を選ぶことに。

僕の屋号は「WebTria」と英字表記なので、正確にはサンセリフ体ですね。
サンセリフ体は明朝体と違って鱗などの余計なものがありません。

その意味でシンプルですし、フォントを太くすれば可視性も高くなり、親しみを持ってもらうにはぴったりです。


ちなみに最終的に決定したのは「HK Grotesk」というフォント。


落ち着きがあるだけでなく、ユニセックスなフォントなので年代によって抵抗とかもなさそうだな・・・ということで選出しました。

4.想いのシンボル化(可視化)


一番大切にして、最後のフェーズです。
今までの工程は前座だったと言っても過言ではありません。

少なくとも僕にとってはですが、この「想いをいかに可視化するか」というのは事業のイメージだけでなく、ロゴがどれだけ自分の活動の支えになるかという点でも欠かせない部分だからです。

上記のコンセプトに沿って、さまざま試行錯誤しました。

ちなみに、シンボルの原案はこちら。

落ち着いた感じは出ているものの、どこかのっぺりとしていて
シンプルすぎる印象でした。


そこから、以下のような意図を込めてデザインを進めることに。

ロゴ下部の矢印について

ロゴ下部の矢印には3つの意味を持たせました。

1.矢印の概形を屋号「WebTria」の頭文字である「W」に見立てることで
パッと印象に残りやすく。


2.事業を通して人の成長に携わるという意志の表明。うねりながらも右肩上がりに登っていく様子を矢印で表現している。

3.矢印の先端を飛行機の翼に見立てて、飛行機のボディに当たる部分に窓のような角丸四角形を3つ設けた。そうすることで「旅」するように生きるという代表者の価値観を表現。

事業の根底を支えてくれる価値観を主に込めました。
ただ「W」の形を取るだけでなく、飛行機のモチーフも取り入れることで
遊び心を加えています。

シンボル上部の四角形について


シンボル上部の3つの四角形のうち、左右2つの四角形については形を立てかけた本に見立て、立体的に。キーワードである「物語」をシンボルに埋め込むことにしました。

ただ、できるだけ要素を組み込まずシンプルにするために、あえて本のボディとなる部分は描写しませんでした。

真ん中の四角形については、形状の関係もあり本に見立てることは断念。代わりに中央上部に小さな丸を配置することで、本に挟まる栞のようなモチーフを表現しました。

この栞の表現には、「事業も人生もただ進めるだけでなく、一度立ち止まり見つめることも大切なのではないか」という代表の問題提起を表現している側面もあります。

屋号名のあしらいについて

元々はシンボルのデザインだけで、屋号について何か追加であしらいをつけることは考えていませんでした。

ですが、どうにもシンボルと屋号の部分で温度差というか、雰囲気の違いが見受けられたので、屋号についても多少あしらいをつけることにしました。

そもそも、WebTriaという屋号は「Web + Historia(歴史、物語)」を組み合わせた造語です。

「Webの力を使って、人の物語を作るサポートをしていきたい。」
そんな想いで、起業当初の僕は屋号をつけました。

そんなわけで、文字の色が変わっているのはWebとTriaでの意味の区切れをを表しているというわけです。

ちょうど使用する色も2色だったので、対比させることでメリハリも生まれるんじゃないかと思っています。

「A」の中央上部の丸については、先ほどの飛行機の窓のようにとるか
栞の上部に空いている穴のようにとるかはみる人に委ねています。

ここはあえてそうしています。どっちでもいいんです。
もしかしたら、丸にすら気づかない人の方が多いかもしれませんね笑

それならそれでもいいと思っています。
このロゴを見る人の数だけ考え方があると思うので。

かすかなポイントですが、この部分で個の考えを尊重する姿勢を表現しているつもりです。


「W」の文字から文字にかかる曲線では「W」という文字を、開いた本に見立て、ページが捲られていく様子を表現しています。


僕自身の対話以外の武器と言ったら、やっぱりWebです。


なので、Webという手段を使うことで、さらに表現や実際の活動を活性化させていく。物語を動かしていく。


そういうイメージを「W」という文字から言葉や表現したいものが溢れ出していくという形で表現しました。

最後に

案の定、4,000文字を超対策となってしまいました💦
なんとなく予想はしていたんですけどね笑

僕は感覚でデザインを作るというよりは、自分なりの思いや意図を込めてデザインを作ることが多いです。というか、それしかできません。

本格的にセンス良く!という注文には答えられないので、デザインそのものを仕事にすることはほとんどないです。

ですが、だからこそ想いこそが大切なものについては自分で0からデザインするようにしています。特に今回は自分の事業のロゴですしね。

どこまで意図を汲み取って、デザインやシンボルとして落とし込むかというのが勝負。この場所なら僕でも戦うことができます。

フリーランスとして生き残っていくのに必要なのって、こういう「自分の戦場」をいかに見つけていけるかだという気もするのです。

これから出会う人との話の中で、また僕がロゴデザインすることpもあるのかもしれませんが、その時にも想い第一のデザインで僕なりに向き合っていこうと思います。

ということで、この記事は終わりです。
最後に僕のホームページのURLを貼っておきますので、興味ある方はぜひ読んでみてください!!

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【20代から自分を諦めない生き方づくり】新卒フリーランスエンジニアとして独立し、Web制作を行いながら様々な人や考えに出会い、自分と暮らしを整えていった僕が、「ささいな日常から学んだ気づきや、ありのままの自分で仕事を作っていく考え方」について発信していきます。

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【自己紹介】

『旅をしながら想いを仕事に』| プログラミングを武器に【日本を旅するフリーアコモデーション】に挑戦中。

少数派でも、自分を表現するのを諦めず、『誰もが物語の語り手になれる』をテーマに発信。一人一人違うのはあたりまえ。言葉と物語が好きです。

HSS型HSP | 長野住み24歳。最近の趣味はポーカー🃏

【経歴】

長野県立長野高等学校 卒業 ➡︎ 立命館大学総合心理学部卒業 ➡︎ 新卒フリーランスエンジニアとして独立。屋号は「WebTria」。

皆さんのお気持ちを、こっそり置いていっていただければ。小さな幸せ、これからも皆さんに与えます。