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「私は株で200万ドル儲けた」

こんばんは、4月になり暖かい日が続いていますね。世間ではワクチン接種がなかなか進まず、3度目の緊急事態宣言が発令されています。日本のワクチン接種率はいまだ全国民の1%程度。五輪開催国として大丈夫なのかと心配になります。できれば開催して欲しいところですが、この状況では相当に難しいのではないかと思ってしまいます。そもそも海外から見ても遅々として接種の進まない国に、あえて行きたいとは思わないのではないでしょうか。とにかく、何としても一刻も早く接種率を上げ、集団免疫を獲得し、お店を休業せずに済むようにして、経済活動を盛り上げ、日本は安全で経済も活気に満ちている状況を他国にも示せるようにならないといけないと思います。

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少し前置きが長くなりましたが、コロナ渦で暇な時間が増えたので、よく本を読むようになりました。今日ご紹介したいのは、投資本になります。「私は株で200万ドル儲けた」ニコラス・ダーバス著になります。ダーバスはボックス理論を考えた人物です。投資の古典としておすすめされていたので、kindleでポチッと購入してみました。


https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/1d011f39.724db835.1d011f3a.806906fe/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F14658656%2F&link_type=hybrid_url&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJoeWJyaWRfdXJsIiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9


2003年に出版された本で著者が株式投資を始めた1950年代から物語が始まります。ニコラス・ダーバスはショービジネスの世界で活躍し、世界各地を公演で回っているプロのペア・ダンサーでした。そんな株や投資の世界とは畑違いの彼が公演のギャラとして株をもらったところから、投資の世界にのめりこんでゆきます。この本はテクニカル分析やファンダメンタル分析などを紹介する本ではなく、ダーバスの伝記として、投資との出会い、数々の失敗と成功体験、独自の投資理論の確立といった、ダーバスの学びを読者が追体験する構成になっています。

とても面白いなーと思ったのは、世界を飛び回っているので時差がものすごかったり、ブローカーとの連絡方法は電報だったり、投資情報の入手はバロンズのみで、投資タイミングも時間差にすごいハンデがあること。わりと便利な国もあれば、ものすごく不便な国もあるけど、いろいろ工夫して最低限必要な連絡のやり取りをする。そういった、場面もよく描かれています。著書でも触れられていますが、アメリカから離れたところで取引をしていて、ものすごくハンデがあるように思えるけれど、離れていて余計な情報が無い分、自分の投資理論のみを信じて投資できることがメリットだったようです。これって、自分にも言えることで日本から米国株に投資するときに、日本では寝ている時間にマーケットが動いていて、起きる時間にその日の結果が出ていてって状況に似ているなと。あの株は上がるとか、あの株はみんなに買われているとか、そろそろ天井が近いとか、いろいろ噂に右往左往してしまいますが、ダーバスのように自分の決めたルールを徹底し、必要な情報だけを丹念に調べ、噂には耳を貸さないという投資スタイルはいまの時代にも十分通用するなあと思いました。

それでは。

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