血圧計で出る脈拍を信じてますか?

私は、先日退院したばかりで、体調のまだすぐれない母のバイタルを日々確認しています。家では家庭用の電子血圧計を使って血圧を測定しているのですが、脈拍を示す数値が安定せず、おかしいなと思いました。そこで、手首の脈を取ると脈の乱れが分かり不整脈を見つけることが出来ました。そこで、早々に母を病院に連れていき診察してもらい心房細動と診断されました。心房細動はすぐに大きな問題を起こす不整脈ではありませんが、心臓の収縮が不規則で不十分な時がある為、血栓を作り出すこともあり、脳梗塞や心筋梗塞などの原因の一つともなる病態です。

うちで使っていた電子血圧計は10年以上も前の古いものだったので、不整脈検知機能がついていませんでしたが、今は不整脈も検知してくれる家庭用の電子血圧計も販売されています。これがあれば、だれでもすぐに気づくことが出来そうです。

さて、このように不整脈検知機能がついていればただ血圧を測るだけでわかるかもしれませんが、この機能がなければ一般の方はすぐに気づくことが出来ないかもしれません。機械的な事は詳しくないのですが、そもそも電子血圧計や体温計の素早く示す数値は実測値ではありません。ある一定間隔の計測値を計算式に当てはめた予測値であると思います。

つまり、心房細動の場合は一定のリズムで脈が出ないので、測るたびにまちまちの数字を示したりします。その為、家庭用の血圧計では少なくとも2回計測することが推奨されているようです。2回、3回と測って同じような数値を示せば信頼しても良さそうです。

また、出来れば血圧測定と同時に手首の脈を取りながら測ると、最高血圧のタイミングと脈の乱れがないかがわかる為、家庭でも行ってもらいたいなと思います。

血圧や脈拍について少し知っておくと、異常の早期発見にもつながりますので、ぜひ実践していただければ幸いです。

それでは。











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