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Megu
2024年2月3日 10:11
手術で入院してから7ヶ月ぶりの自宅。 「あぁぁーー〜長かった‼︎ 」旅行から帰ってきて 「やっぱり我が家はいいねぇ〜。 家が一番!」って言うアレ、アレ。しかし、そんな感傷に浸る間もなく自宅での生活が始まった。そうは言ってもまだまだ不自由な身体を悲しく思わないほど、障害受容はできていない。しかし、受け入れるなんて待っていたらいつになるか分からない。そんなことをぐじぐ
2024年2月6日 10:11
我が家もだいぶ車椅子仕様になってきた。先ずはキッチン。好みのユニバーサルキッチンを選び、流し台は正面を向いて使えるようになった。お陰で車椅子を横付けして、身体をひねって調理する〝強制ダイエット〟から解放された。残念ながらダイエット効果は…。壁にはネイビーブルーのタイルを貼り、ついでにキッチン用品は黒に統一した。何だかいい感じになってきた!そしてファイヤーダンスさながらのガスコンロは、I
2024年2月8日 09:00
我が家での生活も落ち着いてきた頃、手術を受けた背中に激痛が走るようになった。眠れない日が続き、様々な痛み止めを試したがどれも効果が薄く、急遽入院することになった。一通り検査を行ったが、心配していた病気の進行はなく、しかし、激痛を和らげるためにモルヒネの24時間点滴が始まった。すると眠気が襲い一日中寝たり起きたりを繰り返すようになった。医師からは「もし脳へ転移すると容体が急変することも…」と
2024年2月10日 12:13
退院してからもモルヒネの服用で痛みのコントロールは続けることになった。痛みをゼロにすることはできないが、時々ベッドで休めば問題なく生活できた。痛みが治れば時間はたーっぷりある。そこで思いついたのがパン作り。以前はホームベーカリーにお任せしてきたが、今回は手ごねに挑戦しようと思い立った。車椅子でのパン作りは結構な筋トレ。座っているので体重がかけられず、腕の力に頼るしかない。「オリャー!」
2024年2月11日 13:01
パン作りにハマり、やりたいことが見つかると、もともとお家大好き人間が益々加速した。義母には「家ばかり居ないで温泉でも行ってきたら。」と言われるが、全然行きたいとも思わない。出かけるとなれば、バリアフリーだなんだと考えなければならないことは盛りだくさん。むしろ感覚のない身体で温泉に入っても、入っているのか、入っていないのか、分からないのに入る意味って?鈍感な姑は平気で言ってくるので、文句の一つも
2024年2月12日 15:28
私には脊髄損傷に伴う内部障害もある。そのため訪問看護、入浴介助、リハビリ、ヘルパーなどたくさんの方にお世話になっている。利用開始の頃は、家族以外の人が毎日のように出入りしていた。退院直後は週5日、それも午前午後とこれが私の仕事だっけ⁉︎と思うくらい忙しい。午前に看護師さんが見えたかと思えば、午後からはリハビリ。掃除のヘルパーさんが見えたかと思えば、入浴介助。と毎日目まぐるしい。週末にはぐっ
2024年2月17日 07:55
脊髄損傷のあるあるにポッコリお腹の問題がある。体感が効かない人のほとんどがこの問題に悩まされている。脊髄損傷を患った人は、お腹の辺りの感覚がない人が多い。そのために腹筋を使わなくなってしまう。すると内臓を支えられなくなり、下腹が出てきてしまうのだ。そこに脂肪がつこうものならそりゃー大変なことに。これを脊損界隈では〝脊損腹〟なんて言われている。これが女性としては大問題!いくつになってもや
2024年2月18日 13:04
車椅子ユーザーになって4年が過ぎた頃、何気にSNSを見ていてとても大事なことに気がついた。それは〝障害年金〟障害者には、有難いことに補助金制度や優遇制度などが色々とある。しかし、所得制限により車椅子の購入、家の改修、医療費…ほぼ必要な物は全て受けられなかった。そんなことがあったので、障害年金も所得制限で受給できないと勝手に思い込んでいた。それが大失敗!!障害年金に所得制限はなかった
2024年2月19日 10:58
私の退院と共に突然やってきたトイプードルの相棒君。我が家にやってきた時のお話はこちらで↓この相棒君だがめっちゃビビりのシャイボーイ。そして好き嫌いなしの食いしん坊!彼のお仕事は〝私の子守り〟と〝自宅警備〟。あんなに犬を怖がっていた私も今となっては、「かわいいでしゅね〜」「お母さん、大しゅき?」とすっかり赤ちゃん言葉で犬バカ全開だ。どっちが遊んでもらっているのやら。もちろん私が
2024年2月23日 21:37
今日はちょっと真面目なお話をひとつ。私が車椅子ユーザーになるまでにはいろいろなことがあった。なぜ健康な身体に産んでくれなかったのかと親も恨んだし、自分のことは後回しで、子育てと仕事に追われ、やっとこれからという時にこの身体。なぜ私からそんなに自由を奪うのかとあまりの辛さに精神も病んだ。どれくらい涙を流したか分からない。そんな中、夫はよく病院で付き添いをしてくれた。個室だったというこ
2024年2月25日 08:23
車椅子での美容院はとても大変。なかなかバリアフリーのお店はない。先ずは入り口に段差があり、店内では鏡の前に設置された固定式の椅子やシャンプー用の椅子に乗り移るのは一苦労だ。自力で移乗できなければ、イケメン美容師さん達にお姫様抱っこで抱え上げられ、移乗のお手伝いをしてもらうことになる。想像したら、「きゃー!」恥ずかしくて顔から火が出そう!あと…年早ければお姫様気分も味わえたろうが、この