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【Well(良い)- being(状態)】会社としてのウェルビーイングを考える【会社の対策】

最近人事労務業界で話題になっている用語に「ウェルビーイング(Well-being)」があります。

人事労務管理分野においては、現場(各地域・各業種・各会社)によって様々な柔軟性を持たせるために、目標を詳細化せず大きな概念として打ち出すことも多いのですが、このウェルビーイングもイメージしにくい用語の一つです。

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Well(良い)・Being(状態)という文字の組み合わせということで分かるように、心身ともに満たされた状態を表しています。

しかし、皆さんもお考えのように、その満たされた状態というのは様々あります。

なりたい職業に就けた時点で、ある程度ウェルビーイングを達成している方がいらっしゃいますし、職業など関係無く、家族と楽しく生活するために稼ぐことが出来る職業であれば良いという方もいらっしゃいます。

また、自身の学びの欲求を満たすために、難しい・多くの資格試験を受けたり、様々な業種に就くことを望む人がいれば、一つのことをじっくり行って変化を好まない方もいらっしゃいます。

金額を重視している方であれば、扶養内で働くということも重要事項になります。


つまり、対象者にとって「自身の働き方」は、何が優先順位の上位になるのか

によって、ウェルビーイングの中身が変化するということです。

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ということは、会社が従業員一人一人に対して何かを提供するということは、それが出来れば最高ですが、中々難しいということになります。

ですので、対策としては、

1.給料を上げる(給与水準を上げる)
2.プライベートを充実させるために週休3日にする。就業時間を短くする。
3.福利厚生を充実させる。
 など

従業員のウェルビーイングを達成するために、会社として、どのような取り組みをしているのかということをはっきりさせることが重要です。

そして、従業員がそれを理解することで、会社としての役割の多くは果たしていると言えます。

会社がどのような取り組みを行うかということは、これは会社の現状だけでなく、将来的に作り上げたい会社のイメージにも関係しますので、じっくり考えなくてはいけません。

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これからも、このような新しい概念に対して会社さんが対応しなくてはいけない状況になると思いますが、自社なりの対応策を考え・打ち出すことが第一歩になります。



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今回の画像は【めでたいこ】さんからお借りしました。ありがとうございます。

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P206 - 人財教育/人事労務コンサルタント -
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