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【年収の壁手続き】令和5年度被扶養者資格再確認手続きは要注意【106万の壁・130万円の壁】

全国協会けんぽより、以下のような(対象企業にとってはかなり重要な)お知らせが発表されました。


参照:全国協会けんぽ『事業主・加入者のみなさまへ「令和5年度被扶養者資格再確認の実施方法等について」(令和5年11月9日更新)


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現在、多くの会社さんへ「健康保険被扶養者再確認調査票」が送付されていると思います。

この書類の狙いは、健康保険に加入している社員の被扶養者として手続きされている方が、実際に要件に当てはまっているかの確認であり、通常、毎年この時期に郵送されている書類です。

ですので、「いつもの手続きね。はいはい。」のように、深く考えずに例年と同じように記入し提出した会社さんもあるのではないでしょうか。

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しかし、今回は上記画像のように「年収の壁」(=106万円の壁・130万円の壁)を適用されない社員になるための手続きとしても利用されているため、例年と比較すると重要度がかなり増しています。

ですので、画像をきちんと読み手続きをお願いします。

ただ既にこの内容を知らずに、いつものように提出してしまった会社さんもあるかもしれません。

その場合でもすぐに諦めるのではなく、自社の所在地を管轄する、日本年金機構・広域事務センターへ連絡することをおすすめします。

以前、この書類の手続きについて内容の訂正をお願いした場合に、新しい用紙の送付を受付してくれたことがありましたので、もしかしたら今回も何とかしてくれる可能性があると思います。

ですが、会社の社長や役員・労務管理者は、「官公庁からの手続き書類は、簡単に提出したり・捨てたりしない」ことが基本ですので、何か書類が郵送されてきた場合などは、身近な社労士など労務に詳しい方に質問することをクセ付けして欲しいと思います。

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今回の画像は【パーリーメイ | Purleymay】さんからお借りしました。ありがとうございます。

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