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子どもの教育と部下の教育の共通点

子どもに何かを教える事と会社で部下の教育する事は、違うようで似ているように感じたので、3つのポイントに絞ってまとめてみました。

1.自分勝手に怒らない

教育するという事は、『今、やり方が分からない人へ方法を教える』という事だと思うので、もちろん失敗したり、うまく出来ないことが多い。
ただ、出来ていないから、言う事を聞かないからといって、簡単に怒ってはいないだろうか。

「怒る理由はなんだろう?」と考えたときに怒るときはイライラする事ですよね。では、何をもってイライラするのか?

1)自分の仕事が増える
2)自分の時間がなくなる
3)自分の思い通りにならない(言った事をやらない 等)
4)自分の評価が落ちる
などなど・・・

自分、自分、自分・・・『自分』の事が先に来ていませんか?
意識としては、相手のためにとは考えてはいるものの結果として自分が先に出てしまっているのケースが多いのではないかと思います。
ただ、本当に危ないときや一瞬の判断で怒るという事もあると思います。
そんな時は、後からでも怒った理由を論理的に説明してあげましょう。

感情的に起こった場合、相手はなぜ怒られたかわからないままひどく怒られたと思ってしまう事もあります。

相手のためであれば、その理由を伝える。
また、前述したように自己中心的な怒りだと思った場合は、「感情的になって申し訳ない」という事を素直に謝罪しましょう。それは、子どもであっても同じです。
「自分勝手に怒らない」というのと同じくらい「素直に謝る」ことも重要な事です。


2.他人と比較しない

新しい事を覚えるのに得意、不得意はあります。
全員が同じようにできるわけではないので、その相手に応じた教え方というものが存在するはずです。
例えば、言葉だけではわからない人には、図や絵にしてあげたり、実際見本として自分でやってみてあげるなどの工夫も必要と感じます。

でも、ただ単純に「あの人、あの子はできているのに何でできないのか!」となってしまっては、イライラも募りますし、その言葉を聞けば、本人はやる気を失うはずです。

個人的な見解として、『今』の状態を比べても意味はないと思います。
教えたことを堅実にコツコツと時間をかけて成長できる人もいます。
教える側の覚悟や根気も必要になるのではないでしょうか。

ただ、比べる相手が不要と言っているわけではありません。
比べる相手(ライバル)は、本人自らが思わなければ効果がないと考えています。
※人に言われて気づく場合もありますが、それは例外として


3.失敗の責任を負う(失敗しても怒らない)

教えた後に実際にやってみようと思うには、またハードルがあります。
実際、経験が少ないものをやるときは「失敗したらどうしよう」「間違ったらどうしよう」と思うものです。

仕事の場合は、尚更失敗したら「迷惑がかかる」「評価が下がる」というイメージが湧いてしまうので、行動に移すまでは縮小傾向になってしまいます。
※子どもの場合は「怒られる」とか

では、どうやったら行動に移せるのだろうか。
それは、教える側が「責任は持つからやってみよう!」という事を提示してやることで動きやすくはなる。ただし、教える側にその責任が取れるという信頼がないと「本当に大丈夫だろうか?」という疑いの目だけ持たれて、実際行動に移すことはできません。
そう思われる人、つまり信頼がない人は、仕事においては教育はすべきではないし、更に言えばリーダーや上司には向かないと思います。

子どもの場合は、失敗しても怒らないで、「なぜ、失敗したのか」を一緒に考えてあげることで、失敗を改善する方法を自然と身に着けてもらうことが大切なのかなとは考えています。

比較的、当たり前なことで、他にも細かいことはあると思います。
ただ、自らが子どもの教育や仕事で部下に教育をする際、いろいろと考えて成果が出たと思うことを書いてみました。

教育することで自らも教えられているし成長していると感じます。
教えるという事は、責任もあるので自分の知識も説得力あるものにできるので、時間はかかりますが、様々な面で影響は大きいと感じます。

一番大事なのは、教える側が自分本位にならずに本気で相手の将来のためだと考えて、相手の立場に寄り添って教えるという事が大事だと思います。


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