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夜明けがはやくなり、ふといつもどおり朝がくることがいとおしく、時の進みをかんじる


はじめに

 週2回、研究パートにくるまで勤務。こんざつして片道1時間以上かかるのがいやで早出。

冬のまっただなかは、めざめるころから小一時間のあいだ、家のなかはまだ真っ暗。ところがどうだろう。

月がかわりふとめざめるとほのかにカーテンごしにほのかにあかるさが。それにともない春めいてどこかスイッチがはいる気がする。

きょうはそんな話。

フレックスタイム

 職場は自由にはたらく時間をじぶんで決められる。だれからも指図されない。そのためわざわざいちばん混雑する時間は世のためのヒトのためにゆずり、わたしは早出をえらんだ。きのうはくるまを始動させたのは5時45分。

おかげで早起きの習慣がしっかりついて、休日すらはやく目がさめる。とうぜんといえばとうぜんで、そのぶん夜はやくねむくなる。午後9時すぎにはねどこをつくり30分すぎにはねむる。典型的な早寝になった。

この行動は、4年前までやっていた農業でより顕著だった。家から歩いていける畑ばかり。めざめるとそのまま朝ごはんの前にひと仕事。家にかえり汗をかいたものをまとめて洗濯、冬でもシャワーをあびてみずからつくった朝ごはんをかきこむ。

洗って乾いたやさいの袋詰めと値札シールつけ、販売所へ搬入。陽ざしの強い昼からは、本業の学習サポートの教室の掃除や予習などの準備。生徒たちをむかえて21時頃帰宅という生活だった。このころとさほど寝起きの時間にちがいはない。したがってテレビは天気を知らせてくれる道具となり、ほとんど休みの日の昼ぐらい。それいらい芸能人には疎くなった。

ねむくなり方のちがい

 からだのつかい方が農業と研究パートではかなりちがう。どちらもからだをうごかすが、農業のほうが大きなうごきが多い。作業に機械を使わず手作業でたがやすので息があがる。なにより屋外。陽ざしや虫になやまされてきた。UVクリームや防臭スプレーが欠かせない。

帽子をかぶるがUVクリームは皮ふが露出する顔や首すじ、耳などに厚めにぬる。皮ふを保護しいきすぎた日焼け、発がんなどをふせぐ。蚊やブヨになるべくさされないようにハッカ油をうすめたスプレーをする。

これは登山用品店で購入。除草作業ではマダニにさされないように靴下を二重にはいたうえに作業靴。そして作業ズボンをくつ下に入れこみ、作業靴の上部をしぼり結ぶ。もちろん上は厚手のながそで、作業手袋のうえにゴム手袋(ヘビよけ)。首すじはタオルを巻いて汗どめをかねて防虫。これだけしてもダニなどはどこからか侵入してかみあとを残す。

こうした作業の日は思っている以上に紫外線にあたっている。したがってからだは作業分以上につかれている。ねむくなるのもはやい。それにくらべると研究パートは立ち仕事で、むしろ手作業が多い。

それから調べもののデスクワークをともなう。つくえといすにすわる時間がけっこうある。もっとうごいたほうがいいかなと思える日には意識的に階段をのぼり降りをする。これで足腰のおとろえをすこしでもふせげればと。

陽にあたっていない

 昨今の状況が3年あまりつづき農業をやめた。それ以来おもっている以上に陽にあたっていない。これまででいちばん色白になってしまった。これもあまりよいことではない。ほどほどに陽ざしにでて最低限のビタミンをつくらないと。

いずれにしても極端な生活からもどしていこうと思う。ようやく春をむかえて、ようやく活動時間を夜明けの時間がはさむようになりつつある。さわやかな朝の空気がかんじられて清々しい。春からは職場にあたらしい学生たちをむかえる。若い人たちに出会えるのはじぶんにとって英気が養える。

つくづくいい経験をさせてもらえているなあとかんじる。

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