やさしさはやさしさで返ってくる~人間関係、小学生娘の実践~

娘の成長著しく

娘は不登校をやめた後、支援学級に在籍し学校生活を送っています。
約1年が経ったのですが、彼女のこの1年間の学びと成長は、親や先生方だけでなく、周りの人たちを驚かせました。

不登校から通い始めてから、あたたかく支えてくださっている方々のやさしさに改めて触れることになりました。
学校の先生方、バレエの先生、ピアノの先生、お友達のお母さんたち、地域ボランティアのおばさま、清掃員のおばさま・・・
不登校が解消した際、自分だけで登校できた際など、喜んでくださいましたし、その後も暖かく見守ってくれています。
親子でそんなやさしさや愛も学び、ひとつ成長できたと感じます。

そして、学校生活において欠かせない人間関係。
娘は支援学級と普通学級を行ったり来たりしていますが、どのクラスにおいても、色んなお友だちがいて、その中での人間模様は学びの宝庫です。
誰も傷つかない、誰も悲しくない、誰も淋しくない、そんな場所になれば理想的ですが、経験値を積むために時にはそんなネガティブな経験も必要なことだとほんとうは思っています。
(それは学校に限りません。)
言ってはいけないことを言って、相手の気持ちを想像して反省して、仲直りの方法を見つける、謝る勇気を持つ、その逆もあり。これらもとても大切な学びですよね。

人間関係に「目には目を歯には歯を」はしない


人間ですから、合う合わないがあり、無理に仲良くしなくてよいと言っていますが、ろくに話もせず、勝手なイメージだけで判断するにはもったいないよとも伝えます。

普通学級・支援学級でも同じクラスで、娘に乱暴にちょっかいばかり出してくる男の子がいました。
一緒にいる時間が長いため、娘は段々ストレスになっていき、彼に負けない態度で「やめて!」と強く抵抗していきました。
それでも彼はやめてくれませんでした。

「めっちゃしんどいね、嫌だね。
だけどこのまま続いたらずっとしんどいよ。
きつくくるからきつく返したくなる気持ちはわかるけど、
逆に優しく返したら優しく返ってくるかもしれないよ?」

と、ここで、わたしはものすごく難しいアドバイスを娘にしてみましたw

わたしが知りたかったんです。

「自分が変われば相手も変わる」ことを。

普通は自分が悪くないのに変わらないといけないなんて、プライドが許しませんが、うちの娘のすごいところは、ちゃんとこの原理を理解して実践したことでした。

苦手から大好きへ


それを実践したその日から、なんと仲良くなったのです。
むしろ、「かわいいわ~めっちゃおもしろいわ~」と好きになって帰ってきたのです!!!www

それから3学期が終わるまで、同じクラスで楽しく過ごすことができました。

もし、最初に嫌いのまま過ごしていたら、ほんとうにもったいなかったな~と思います。

ほんとうに、「自分が変われば相手も変わる」と娘がわたしに教えてくれました。
この経験が娘にもわたしにも、とても大きな財産となるでしょう。
娘にとっても、大きな自信となったようです。
そしてその男の子にも、こんな機会をくれてとっても感謝しています!!

わたしもいまのところ機会がありませんが、必要な時がくれば実践してみたいです笑


いつかの懇談で、その話を支援学級の先生にすると、目を大きく見開いて、驚かれました。

「ぼく、それ覚えていますよお母さん!!!
〇〇ちゃん、ある日突然〇〇くんに優しくなって、どうしたの??と思ったんですよ!!!(それまで嫌がっていたのをご存じでした)
いやーそうですか!!そうだったんですか!!いやーすごい!!
なんか、すごくいいことを教えてもらいました。」

と娘のその日の対応を覚えててくださっていたんです。
先生にもわかるくらい、娘も自分の気持ちを切り替えて頑張ったんだなぁと、改めて褒めてあげたくなったし、感心しました。

それでもやはり、波長が合うとか合わないとか、性格の不一致もあるので、無理はさせません。この方法を試すべき相手かも本人に任せます。今のところ、彼だけですがw





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