企業が選ぶ今年の漢字を発表!
帝国データバンク発表の企業が選ぶ今年の漢字をご紹介します。
▽参加企業▽
955社
大企業 …… 125社
中小企業 … 830社(うち小規模企業 … 339社)
▽5位「乱」、4位は「高」▽
5位は戦乱や混乱など乱れを表す「乱」でした。
ロシアのウクライナ侵攻が続いている上、ハマスによるイスラエルへの攻撃も始まり、国際情勢が乱れていますが「戦乱だけでなく、政治の乱れや常識の乱れが際立った年であった(機械製造)」という声がありました。
4位は「高」です。
「戦争によりさまざまな物が値上がりをして、中小企業は高くなった分を価格になかなか転嫁を出来ない状況が続いた(建材・家具、窯業・土石製品卸売)」
物価や原材料、人件費などの価格が高くなっていることから「高」がランクインしました。
▽忍耐の年、3位「忍」、2位「耐」▽
3位は「忍」で、「今年1年は思うように売り上げが伸びず、一方で経費はかかり、どのようにして利益をあげるかを試行錯誤した。とにかく今年は忍耐強く取り組むしかなかった(紙類・文具・書籍卸売)」
2位は「耐」で「コロナ禍明け初年度で多少の期待はあったが、大企業は好業績のところがある一方で、中小零細企業に恩恵はなく耐え忍ぶ1年であった(機械・器具卸売)」
漢字が「忍」と「耐」で分れていますが、内容としては同様のものが多いです。
※後編に続きます。
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~後編~
▽1位は変化や変革を表す「変」▽
「生活や働き方改革、人手不足、物価上昇など、世の中が急激に変化している」(建設)
「環境や人材など色々な事が激変するなかで会社の方向性も含め変化を求められた1年であった(情報サービス)」
といった意見がありました。
変化・変革の1年だったと捉える企業が多かったようです。
▽漢字から見える全体像▽
トップ5の漢字を見ると、世の中の乱れや価格の高騰といった変化に耐え忍び変革する企業が多かったのではないでしょうか?
世界情勢の変化による価格高騰は家庭にも直結しているので企業に限らず社会全体でこの結果に納得すると思います。
来年は安定して穏やかに過ごせると良いですね。
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by事務SOLマン
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