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株式会社アシロは、ポータルサイト「ベンナビ労働問題」にてパワハラに関するアンケート調査を行いました。

調査概要

調査期間:2024年2月5日~2月8日
調査対象:18~69歳の社会人3,000人
     

パワハラ被害 約6割

調査対象者全員に「自身がパワハラを受けた」もしくは「他の人がパワハラを受けているのを見たことがある」か尋ねました。

その結果、全体の約6割もの人がパワハラ被害を経験、もしくは見たことがあることが分かりました。

【パワハラ被害】

自分も受け、他人がされているのも見た …………………… 36.4%
自分は受け、他人がされているのは見ていない …………… 6.6%
自分は受けていないが、他人がされているのは見た ……… 16.8%
自分も受けておらず、他人がされているのも見ていない … 40.2%

加害者は「同性の上司」が圧倒的多数

「自身がパワハラを受けた」あるいは「他人がされているのを見た」と答えた1,794人に、誰にパワハラをされたのか訊くと、「同性の上司」と回答した人が1,130人で最多でした。

次に多いのが「異性の上司」、次に「同性の先輩」と続きます。

パワハラは立場が上の人が下の人に行うイメージですが今回の調査結果で、実態と乖離がないことが分かりました。

【パワハラ加害者 トップ5】

同性の上司 … 1,130人
異性の上司 … 466人
同性の先輩 … 432人
同性の同僚 … 178人
異性の先輩 … 145人

パワハラは精神攻撃がほとんど

「パワハラを受けた」「パワハラを見た」のどちらか、もしくは両方に該当した人を対象に、パワハラの内容を訊いてみました。

結果は、一番多かったのが「暴言・侮辱・大声で怒鳴る」で1,171人でした。

「悪質な悪口・陰口」が557人、「無視や仲間外れ」が435人と続き、パワハラは精神的な攻撃が多いことが分かります。

後半では、パワハラを受けた後の対処など、その後についてご紹介します!

※後編に続きます。


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~後編~

パワハラ対処「何もしない」半数近く

パワハラを受けた際の対処について尋ねたところ、最多は「何もしなかった」の576人でした。

自分より立場が上の人からされることや精神的な攻撃が多いことから、対応が難しく何もしないという選択を選ぶ方が多いのかもしれません。

【パワハラ対処 トップ5】

何もしなかった ………… 576人
先輩や同僚に相談 ……… 295人
家族や友人に相談 ……… 216人
加害者に自ら抗議 ……… 169人
社内の担当部署に相談 … 165人

パワハラは改善しない!?

パワハラを受けて何かしら対処した人に事態が改善したかを尋ねたところ、改善しなかった人の割合が約54%でした。

改善は難しいという厳しい結果です。

【対処後の事態】

改善した ………… 46.1%
改善しなかった … 53.9%

パワハラの最終着地点

パワハラ問題の最終的な結果についての質問には、最多回答が「変わらなかった」の32.8%でした。

対処しなかった人が多いので、当然かもしれませんがこちらも厳しい結果です。

【パワハラ最終着地点 トップ5】

変わらなかった … 32.8%
被害者側が退職 … 20.6%
解決 ……………… 19.4%
加害者側が退職 … 8.4%
加害者側が異動 … 7.6%

「解決した」が3位にあるのは喜ばしいですが、変わらずパワハラに耐えている人、退職した被害者が過半数を占めるのは残念と言わざるをえません。

改めてパワハラ防止の周知を!

中小企業にもパワハラ防止法の義務化が適用されてからそろそろ2年が経とうとしています。

その効果が出始めて、今回の調査結果から改善されることを望みます。

また、会社としてパワハラを禁止すること・あった際は厳しく対処することを従業員に周知する必要性を感じました。

まだパワハラを受けた際の相談窓口・対処法が分からないという方も従業員の中に多くいるかもしれません。

周知・啓蒙を進めることで離職防止にもつながるので改めてパワハラの防止について話してみてはいかがでしょうか?

最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。

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by事務SOLマン


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