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病名があってもなくてもいい。「生きづらさ」を感じる人が深掘りするといい3つのキーワード

生きづらいけど、どうすればいいの?

「自分は周りの人に比べて駄目だと思う」

「もっと頑張らなきゃいけない気がする」

「人と上手く関われなくて苦しい/悲しい」

などなど、この人生に「生きづらさ」を抱えている人が多い印象を受けます。

私も自分の生きづらさを解消しようと努力中の人のひとり。

今のままじゃしんどいけど、かといってなにをどうすれば良いのか分からない。

そんな人の糸口になれば嬉しいなと思って、この記事を書くことにしました。

生きづらさの原因に気づくための3つのキーワード
キーワードを知ると起きる良いこと――対策が立てられる

これから紹介するキーワードは以下の3つです。

HSP
発達障害
毒親/虐待

そもそもなぜ、自分の「生きづらさ」を解消する参考にキーワードを知るのが良いのでしょうか?

理由は、どう対策すれば良いかが明確になりやすいからです。

「生きづらさ」とは漠然とした言葉だと思います。

何らかの対象について「困っている」ことは分かるけれど、何に、どうやって困っているの? どうしたら良いの?

具体的なことが、本人にも周りにもよく見えてきません。

キーワードを深掘りしていくうちに、「私はこれにあてはまるかもしれない」と感じることが見えてくれば、しめたもの。

どのテーマも情報満載な本が出続けていて、その多くに「こういう時は、こういう対策ができるよ」という記述があるからです。

診断名のある・なしは関係ありません。気になるならなんでも情報収集してみましょう。

集めた情報の中から自分を助けてくれそうなものが見つかったら、それをどんどん活用すれば良いのです。

1, HSP

HSPとは、「Hightly Sensitive Person」(人一倍敏感な人)の略。

細かいことにもよく気がつく、落ち着くためにひとりになる時間が必要、肌に触れるものの触感や味に敏感、などの気質を持つ人のことをHSPと呼びます。

人種・性別に関わらず、人口の20%は繊細さんだそう。

この気質は人間だけではなく、同じ比率で動物にも存在し、種全体の生存に役立っているのだそうです。

また子どもをさす場合は「Person」が「Child」になって、「HSC」と呼ばれることもあります。

アメリカの研究者エレイン・N・アーロン先生が研究されている、きちんと科学的な呼称です。

日本では『繊細さんの本』を出版されている武田友紀先生が有名でしょうか。

武田先生の著書では、「繊細さん(HSP)ってどんな気質?」という概要から、「こういう時は、どうすればいいの?」という具体的な対策やアドバイスまで、必要なことが網羅されています。

1冊読むだけでもとっても参考になるし、最初の1冊を土台に他の本を読んでいく足がかりにも。

繊細さん関連の本は雑誌も含めてたくさん出版されはじめており、そのほとんどに「繊細さん診断」がついています。

HSP関連の本はほかにもたくさんあるので、ピンときた方はどれか手に取ってみると良いかもしれません。


すべては気質のせい。あなたは何も悪くない!

大切なのは、「すべては気質のせいであって、自分の努力不足ではない」と理解すること。

自分を責めて、必要以上の努力を続けることを少しずつ手放していったら、
「じゃあ、この気質で困らないためには」「生まれ持った気質を活かすためには」どうしたら良いかを考えることができるようになります。

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