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日常:2019/4/7 太陽の塔と、食って寝るだけのお花見

家族と休養のため、桜の名所でもある大阪万博公園までおでかけ。朝からテキトーなランチを仕込む。激しい運動ができないため、ただ食って寝ることを念頭に向かう。

オーサカモノレールを降り、幹線道路にかかった公園に続く橋へ。だいたいここで行列になる。近道でもあればいいが、近場で道路を越える橋はこの一本だけという単一障害点。負荷分散してくれることを願いたい。

待たされたのち入場。いつも見守ってくれる太郎さんに挨拶をして、花見スポットに向かう。

「こんにちは、太郎さん。」(これは別日に撮影)

公園内は名所と言われるだけあって、たくさんの桜が咲いている。観覧車や太陽の塔、旧万博の建物。レンズを向ければ、広場で遊ぶ人たちの風景が重なって、現代の桃源郷のような、休日感のある絵ができあがる。と思いたいが、撮影テクがいまいち。あたたかい空気に流されて、ホワイトバランスも感度も変えまくり、いまいち定まりない写真がたまっていく。カラコレもトンマナもクソもない。

写真もそこそこに、空いている場所を探して、テントを設置した。設置場所は、帰りがけの人が快く譲ってくれた。

新調したテントはアマゾンで¥2,900(!)ペラペラで耐久性もなさそうだが、安いサンシェードに囲まれると、こいつの安っぽさは気にならない。荷物も手持ちできるほどコンパクト、設営も楽でいい。幅200x200なら大人4、5人も入りそうだった。

テントの中からみた世界。仰向けに身体を伸ばして、その風情を感じてみる。ヒナタで強めの陽射しも、適度なそよ風がバランスを取ってくれる。あぁ、気持ちいい。。

薄ピンクの天井が水平に連なってたなびく。陽気につられて、一気に萌え、揺れる花びら。見上げた空の青はまぶあう光に満たされ、向けたカメラレンズの中で強いハレーションを起こす。うだうだやっているうち、意識は溶けて、いつの間にか眠ってしまった。

気がつけば夕刻。オレンジに傾いた太陽、それに並んだ太陽の塔を背景に、賑わいの続く公園内を散歩した。薄ピンクとオレンジに青が足されていく。

鳥達は山に、スワンボートも船着場に帰っていく。都市のセンチメンタルな憧憬。

夜は夜で楽しくなりそうだ。お酒を手にした人たちが始めている。自分たち家族は「食って寝る」という目的を達したので、ここで公園をあとにした。

積極的休養を、と聞くが、あまり積極的だと休養にならず。コスパも良く、良質な休息を。お金をかけなくても、季節は等しく与えてくれる。

もし、サポートいただけるほどの何かが与えられるなら、近い分野で思索にふけり、また違う何かを書いてみたいと思います。