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438 社内でしか通用しない言葉や略語をWebに持ち込まない。(稲田)2023/11/22

「社内でしか通用しない言葉や略語をWebコンテンツでは使わないこと。ユーザーに伝わる言葉/ユーザーが使っている言葉を必ず使うこと」とnoteやTwitterでしつこく言い続けています。ユーザー側の検索を行動起点とするWebコンテンツの鉄則だから当たり前なのですが。(とはいえ、ユーザーの行動起点が検索からAIに変わったらまた違ってくるのですが)

社内でしか通用しない言葉を例えるなら、日曜日のリビングでお父さんが「あれ、あれ。あれだよ。あれどこいった?」と家族に聞くのとほぼ同じです。家族や妻になら伝わるかもしれませんが、ユーザーは家族ではありません。家族のようなハイコンテクストの関係でしかそれは通じません。そして、Webのユーザーはハイコンテクストの真逆に存在します。まだお互いに知り合ってもいないのですから。

それなのに、Webコンテンツで社内でしか通用しない言葉や略語を平気で使っているのはナンセンスです。あなたが振る舞うべきは日曜日のお父さんではなく、お客さんの困りごとに応える優れたコンシェルジュです。「ようこそ。どんなお困りごとですか?」から始めるのがWebサイトの入り口です。

社内でしか通用しない言葉や略語をWebで使うのはいい大人がやることではありません。製造系BtoBでは特に。今日からやめましょう。

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