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自分も知らない自分がいた。働くことで学びを得られる環境だから、気づいたこと。

作・小林 似顔絵

こんにちは。お茶の水女子大学博士課程に在籍している、小林弥那美と申します。本note記事では、私がJBAのインターンに参加した経緯や、JBAで在籍して感じたこと、自分の世界がどのように開けていったのかについて、ご紹介していければと思います。

小林弥那美(こばやしみなみ)/ ライター
2019年6月入社。普段は在宅勤務。お茶の水女子大学博士後期課程在籍。
大学では哲学を専攻。研究を進める傍ら、後輩の研究サポートなどを行っている。


JBAと出会って、”戦場”から抜け出すことができた

JBAの門を叩いたその日から、私は「戦争の最前線で働く兵士」から「富と学び舎に恵まれた大富豪の養子」になってしまった―――。

大学院生活が長くなり、社会との接点がないことに不安を覚え始めていた矢先、後輩からの勧めでJBAを知りました。大学院で哲学を専攻している私はもともと、哲学の難しい内容をかみ砕いて伝える漫画を趣味で描いており、「誰かの言いたいことを推測して表現する」ことに楽しさを感じていました。そんな私にとって、「企業の魅力を引き出し、世の中に伝えるプロ集団」であるJBAは、まさにやりたいことを職業として実現できる場だったのです。「ここでならスキルを存分に身に付けられそう!」その直感が、私がJBAに入社を決めたきっかけでした。

JBAに入る前は家電量販店のレジバイトをしていました。業務に忙殺され、目の前の仕事を必死にこなす日々。そこから得る学びや気づきはほとんどなく、とにかく与えられた職務をやり遂げようと心を殺して戦っていました。その頃の私には、「戦場で感情を押し殺し、戦い続ける兵士」という言葉が似合っていたと思います。

JBAに入社してからは、とにかく感動の連続。「研修や勉強、インプットなど、自分の人生の糧になるような学びを得ながらお金がもらえる?!すごい!!」とあまりにも恵まれた環境に動揺を隠せず、まるで「大富豪の養子」になったような感覚でした。また周りを見渡せば、社員全員がお客様に対する熱い想いや使命感を持って、目を輝かせながら仕事に取り組んでいて、カルチャーショックでしたね。そんな環境を目の当たりにし、「労働=苦しい」「労働の対価=お金のみ」という価値観が一変しました。

“自分が知らなかった自分”に出会える場所

普段使っている手帳です。
中身は日々の気づきやMTGでのメモなどいろいろなことが書いてあります。

JBAは、自分が気づいていない能力や可能性を引き出してくれる場でもありました。入社時は、正直自分には何のスキルもないと思っていましたが、JBAで働くうちに自分の強みが何なのか少しずつ分かるようになってきたのです。

入社後まず任されたのが、執筆業務。小学生のころから文章を書くこと自体は好きで、文学部で小説を書いていましたが、文章の才能があるとは特段思っていませんでした。実際最初の3、4カ月はなかなか納得のいく文章が書けず、1つ仕上げるのにも相当な時間がかかり苦労しました。それでも頑張れたのは入社時の感動があったから。「こんな恵まれた環境があるんだ、逃げ出して溜まるか」と自分を奮い立たせていました。JBAの執筆業務は論文の執筆とは異なり、わからないことばかり。何もかもが手探りの状態で、社内のプロのライターの方に積極的にアドバイスを求めたり、バックナンバーから表現技法を学んだりしながら、試行錯誤を繰り返していきました。そうしているうちにだんだんと自分の文章が社員さんやお客様から評価されるようになり、「あ、自分って思っていたよりも文章書けるんだ」という気づきに繋がっていきました。

執筆業務に慣れてくると、今度は執筆前の取材や企画にも関わる機会が増えていきました。資料や音源のみから執筆するときと異なり、企画から一貫して担当するときは、お客様により深く感情移入ができるので、愛着やこだわりを持って執筆に取り組めるようになりました。企画段階で徹底的にお客様リサーチをしたり、取材に同席しお客様の生の声を聴いたりすることで、その企業の魅力・イメージが自分の中で確立していき、少しずつ企業らしさを捉えた文章が書けるようになっていったと思います。

さらに、私の新たな可能性を引き出すきっかけとなったのが、漫画ラフ・シナリオの作成依頼です。その頃、JBA全体で漫画案件を進めていこうという動きがあり、予てから趣味で漫画を描いていたことを社員さんに伝えると、「え、じゃあ描いてよ!」と言われ、初めて仕事として漫画を製作することに。趣味の漫画が仕事に活かせたのは初めてのことだったので、とても嬉しかったです。以来、漫画ラフ・シナリオ作成は継続的に担当させていただいており、今では漫画用のオリジナルキャラクターの作成に携わることもあります。「趣味で描いていた自分の漫画が、お客様の価値を伝えるツールにもなり得るんだ!」と気づきました。

入社して1年ほど経ったころ、今度は社員さんから「ライティングや漫画のノウハウについて、他の社員・インターン生に話してほしい」と頼まれたことをきっかけに、ライティングセミナーと漫画セミナーを開くことになりました。ライティングセミナーでは、自身がライターとしてどうスキルアップしてきたのかということを、自分が積み上げてきた執筆のノウハウとともに発信。漫画セミナーでは「ライティングと編集ができれば漫画ラフも書ける」という題で、初心者にもわかりやすい漫画ラフの書き方を伝授しました。セミナー開催後は多くの受講者が喜んでくださり、「自分の中では当たり前だと思っていた考え方やスキルが、このような形で周りの人の役に立つこともあるんだな」と驚きました。自分がこれまで執筆において苦労が絶えなかった分、これから執筆を始める方にはできるだけ苦労してほしくないという気持ちがあったので、このようなセミナーを通して自分のノウハウを伝えられたのは本当によかったと思います。

かつて、漫画や小説をかくことは自分にとって自己表現手段の一つにしかすぎませんでした。それが今では、お客様や仲間に価値を提供できるかけがえのないスキルとなっています。それはJBAが私に多くの「挑戦の場」を与え、私の潜在的な可能性を引き出すトリガーとなってくれたおかげです。
あの時、レジバイトという戦場から抜け出して、「大富豪の養子」となった私の選択は間違っていなかったと確信を持って言えます。

今の私のモットーは、「お客様にとって最高の鏡になる」こと。
自身の魅力は自身では気づきにくいからこそ、お客様の魅力ある姿を、文字や絵の力で綺麗に映してあげたいと思っています。

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