JB_semione

IT業界で働いています。得意技はSQL。 統計検定準1級、DBスペシャリスト、セキュリ…

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IT業界で働いています。得意技はSQL。 統計検定準1級、DBスペシャリスト、セキュリティスペシャリスト、簿記2級

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統計検定準1級 合格体験記

1.はじめに2024年5月18日に統計検定準1級に合格しました。参考書はもちろん多くの記事や動画にお世話になったので、私の勉強法なども纏めておきます。本記事が同資格を受験する方のお役に立てば幸甚です。 2.自己紹介IT業界で20年ほど働いています。プログラミングやデータベース、セキュリティなど、色々な業務に携わってきました。得意技はSQLです。数年前に「データサイエンティスト」という言葉が脚光?を浴びて以来、統計の勉強をしてみようかなーと思いながら数年が経っていました。

    • 統計検定準1級ワークブック どこまでやったの 第2章

      統計検定準1級ワークブック(以下WB)の「第2章 確率分布と母関数」について、私がどこまで勉強をやったのかを書いていきます。 準1級は範囲が広いので、どの章をどの程度勉強したのかは気になるところだと思います。本記事が同資格を受験する方の参考の1つとなれば幸いです。 累積分布関数と生存関数正直WB本文はあまり理解できていません。累積分布関数は確率密度関数の累積だよね、という程度です。$${f(x)}$$が確率密度関数で、$${F(x)}$$が累積分布関数というイメージでした

      • 統計検定準1級ワークブック どこまでやったの 第1章

        統計検定準1級ワークブック(以下WB)の「第1章 事象と確率」について、私がどこまで勉強をやったのかを書いていきます。 準1級は範囲が広いので、どの章をどの程度勉強したのかは気になるところだと思います。本記事が同資格を受験する方の参考の1つとなれば幸いです。 事象と確率統計学はこの「事象と確率」から始まります。ベン図は書いたことがある方も多いと思います。私も普通に書けるレベルでしたが、$${Ω}$$とか$${A^c}$$という書き方も出てくるので、このような書き方にも慣れ

        • 統計検定準1級ワークブック例題 第32章

          統計検定準1級ワークブック(以下WB)の「第32章 シミュレーション」の例題について書いていきます。 解答例はいろんな動画や記事で紹介されていると思うので、ここでは思考のプロセスというか考え方のヒントを書いていきます。本記事が同資格を受験する方のお役に立てば幸甚です。 例1モンテカルロ法の問題です。最初はモンテカルロ法という方法、公式があるのかと思っていましたが、シミュレーションや数値計算を乱数を用いて行う手法の総称のことをいいます。知っていることを前提として問題となって

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        統計検定準1級 合格体験記

          統計検定準1級ワークブック例題 第31章

          統計検定準1級ワークブック(以下WB)の「第31章 ベイズ法」の例題について書いていきます。 解答例はいろんな動画や記事で紹介されていると思うので、ここでは思考のプロセスというか考え方のヒントを書いていきます。本記事が同資格を受験する方のお役に立てば幸甚です。 例1ベータ二項分布モデルの問題です。事後分布を求めるまでの流れを押さえておくのがポイントです。 ①事後分布を求める公式を書く。$${f(p|x)∝f(x|p)f(p)}$$ ②尤度関数を求める。$${f(x|p)=

          統計検定準1級ワークブック例題 第31章

          統計検定準1級ワークブック例題 第30章

          統計検定ワークブック(以下WB)の「第30章 モデル選択」の例題について書いていきます。 解答例はいろんな動画や記事で紹介されていると思うので、ここでは思考のプロセスというか考え方のヒントを書いていきます。本記事が同資格を受験する方のお役に立てば幸甚です。 問30.1この問題はよく分からずギブアップしました。WBの例題で解けなかったのは問23.3だけだと思い込んでいましたがこの問題もそうでした…。 これを書いているのは準1級の試験に合格してから2週間後なのですが、今読み

          統計検定準1級ワークブック例題 第30章

          統計検定準1級ワークブック例題 第29章

          統計検定ワークブック(以下WB)の「第29章 不完全データの統計処理」の例題について書いていきます。 解答例はいろんな動画や記事で紹介されていると思うので、ここでは思考のプロセスというか考え方のヒントを書いていきます。本記事が同資格を受験する方のお役に立てば幸甚です。 例1と例21変量正規分布と2変量正規分布の欠測に関する問題です。最尤推定量を求めるのですが、正直最後までよく分かりませんでした。参考になる記事を見つけて計算しようとしたのですが、かなり複雑で結局捨ててしまい

          統計検定準1級ワークブック例題 第29章

          統計検定準1級ワークブック例題 第28章

          統計検定ワークブック(以下WB)の「第28章 分割表」の例題について書いていきます。 解答例はいろんな動画や記事で紹介されていると思うので、ここでは思考のプロセスというか考え方のヒントを書いていきます。本記事が同資格を受験する方のお役に立てば幸甚です。 例1フィッシャーの正確検定の問題です。2×2の分割表で、求めたい値をxを置いて、他の値をxで表していきます。xの範囲を考える必要があるので、min値とmax値を求めますが複雑ではないので公式で覚えていいと思います。 Xは

          統計検定準1級ワークブック例題 第28章

          統計検定準1級ワークブック例題 第27章

          統計検定ワークブック(以下WB)の「第27章 時系列解析」の例題について書いていきます。 解答例はいろんな動画や記事で紹介されていると思うので、ここでは思考のプロセスというか考え方のヒントを書いていきます。本記事が同資格を受験する方のお役に立てば幸甚です。 問27.1AR過程の問題です。(1)はパラメータの値でグラフがどう変化するかという内容です。考える順序として以下でよいと思います。 ①$${|ϕ_1|>1}$$のグラフを選択(定常性がないグラフ) ②$${ϕ_1<0}

          統計検定準1級ワークブック例題 第27章

          統計検定準1級ワークブック例題 第26章

          統計検定準1級ワークブック(以下WB)の「第26章 その他の多変量解析解析手法」の例題について書いていきます。 解答例はいろんな動画や記事で紹介されていると思うので、ここでは思考のプロセスというか考え方のヒントを書いていきます。本記事が同資格を受験する方のお役に立てば幸甚です。 問26.1多次元尺度法の問題です。距離行列の考え方自体はそこまで難しくはないですが、行列の計算、固有値計算が大変です。ここまで複雑な計算は本試験では出ないと思いますが、1度はやっておいてもいいかも

          統計検定準1級ワークブック例題 第26章

          統計検定準1級ワークブック例題 第25章

          統計検定準1級ワークブック(以下WB)の「第25章 因子分析・グラフィカルモデル」の例題について書いていきます。 解答例はいろんな動画や記事で紹介されていると思うので、ここでは思考のプロセスというか考え方のヒントを書いていきます。本記事が同資格を受験する方のお役に立てば幸甚です。 例1因子負荷量の問題です。(1)は因子分析の概要が理解できていれば解けると思います。 (2)は共通因子と独自因子の計算方法が分かれば解けると思います。この例では1因子なので簡単ですが、2因子の

          統計検定準1級ワークブック例題 第25章

          統計検定準1級ワークブック例題 第24章

          統計検定準1級ワークブック(以下WB)の「第24章 クラスター分析」の例題について書いていきます。 解答例はいろんな動画や記事で紹介されていると思うので、ここでは思考のプロセスというか考え方のヒントを書いていきます。本記事が同資格を受験する方のお役に立てば幸甚です。 問24.1デンドログラム、K-means法の問題です。(1)は表を見ながら分かるところから確認していくことがポイントです。最近隣法の方が分かりやすいので、どうしても毎回最近隣法で考えがちですが、最遠隣法の場合

          統計検定準1級ワークブック例題 第24章

          統計検定準1級ワークブック例題 第23章

          統計検定準1級ワークブック(以下WB)の「第23章 判別分析」の例題について書いていきます。 解答例はいろんな動画や記事で紹介されていると思うので、ここでは思考のプロセスというか考え方のヒントを書いていきます。本記事が同資格を受験する方のお役に立てば幸甚です。 問23.1線形判別分析とSVMの問題です。計算問題ではなく判別分析の理解が求められています。正直WBの本文を読んだだけでは理解には程遠いので、別動画等で理解を深める必要があります。 実際に分析をやってみないと正直

          統計検定準1級ワークブック例題 第23章

          統計検定準1級ワークブック例題 第22章

          統計検定準1級ワークブック(以下WB)の「第22章 主成分分析」の例題について書いていきます。 解答例はいろんな動画や記事で紹介されていると思うので、ここでは思考のプロセスというか考え方のヒントを書いていきます。本記事が同資格を受験する方のお役に立てば幸甚です。 例1主成分分析を行う前の、前処理の問題です。この問題がそのまま本試験に出るとは思いませんが、標本分散共分散行列と標本相関行列を求めることで、何をやっているのか理解していきましょう。 計算自体はそんなに複雑ではな

          統計検定準1級ワークブック例題 第22章

          統計検定準1級ワークブック例題 第21章

          統計検定準1級ワークブック(以下WB)の「第21章 標本調査法」の例題について書いていきます。 解答例はいろんな動画や記事で紹介されていると思うので、ここでは思考のプロセスというか考え方のヒントを書いていきます。本記事が同資格を受験する方のお役に立てば幸甚です。 問21.1標本調査法の問題です。2級の時もやりましたね。WB本文の説明が分かりやすいので読んでおきましょう。 問21.2層化抽出法の問題です。式が与えられてるので、値を当てはめれば解けますが、式の内容を理解する

          統計検定準1級ワークブック例題 第21章

          統計検定準1級ワークブック例題 第20章

          統計検定準1級ワークブック(以下WB)の「第20章 分散分析と実験計画法」の例題について書いていきます。 解答例はいろんな動画や記事で紹介されていると思うので、ここでは思考のプロセスというか考え方のヒントを書いていきます。本記事が同資格を受験する方のお役に立てば幸甚です。 問20.1フィッシャーの三原則の問題です。2級でも出てきましたね。局所管理や、偶然誤差と系統誤差など、意外と忘れてるところもあると思うので、問題以外もしっかり復習しておきたいです。 問20.21元配置

          統計検定準1級ワークブック例題 第20章