逆境と共に訪れた幸せ

この1ヶ月で、私史上最多の褒め言葉をもらっている。

少し前に病気が見つかり、生検や術前の準備処置の際に、絶妙なタイミングで医療従事者の方々が
"You are doing really well!!"
"Good job!"
などと声がけしてくれる。
（英語圏で生活している為、すべて英語なのだ。）

私の現状を伝えてある家族や友人達も、私が医療行為の数々が苦手だと熟知しているので、それぞれのやり方で伴走してくれたり、励ましてくれたり、褒めてくれたりしている。
本当にありがたい。

病気がきっかけでこうなっていることがなんとももどかしいが、それでも褒められるのは嬉しい。

子供の頃から、あまり褒められたことがないから尚更だ。

手術で自分の肉片を失うのに、いつまでもぽっかりと空いたままだった心の穴は、たくさんの褒め言葉や励ましで埋められていく。

今はまだ終わりが見えない治療の辛さに何度も引き裂かれそうになりながらも、人々から頂く愛情と言葉に幸せを感じられる自分をちょっとだけ嬉しく思ってもいる。
誇りと言うとあまりにも大袈裟だが、これまで自分の頑張りを認めることができない人間だった私にとっては大きな一歩。

幸せだ…

幸せが、逆境と共にやってきた。

この世はなんて理不尽なんだ。笑