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人の心は他人がいて成り立っている?

こんにちは…!!
デアです(o|o)/

今日は、
人の心は何でできているのか?

そんな大きな疑問について、
現時点での考えを書いていきたいと思います!
かなりの長旅になることが予想できるので、
予めご了承ください(^_^;)

それでは、よろしくお願いします🙇🏻‍♂️

1. 人の心は形にできるのか?

・全てを見ないと形にできない🤔

私デアは、恋愛で右往左往していた頃、
ふと自分の心を形にしてみたいと思い、
作品を作って、試してみたことがあります…!!

画像出典: 「あなたの恋心、見せてあげます」
https://m.youtube.com/watch?v=QA1UfWMXgFo (デアのチャンネルより)

この作品は、恋愛の行動を
"付き合う前"、"交際中"、"別れ"の3つに分けて
サイリウム(光る棒)の光り度合いを調節したり、色を変えることで、
"人間の心"を形にしようとして作ったものです(o|o)/

私の想像で勝手に作った物なのですが…
実際に作ってみてわかったことが、
主に3つありました。

1. 他の人の影響を受ける(光度合い、形から)
2. 変わり方にランダム性がある
3. 凸凹もあるし、緩やかな部分もある

ザッとこんな感じなのですが…
実は、
科学などの他の学問分野でも、
似たような結論に達していることが判明した
のです!

脳科学によるニューロン(脳の中の神経細胞)
に注目した考察を基に、
参考文献[1]、数理科学者の津田先生によると、

コミュニケーションの脳科学を研究する過程で、もともと完成している個々の脳が相互作用してコミュニケーションしているのではなく
コミュニケーションの場によって個々の脳がそれを取り巻く環境に即時適応し、
即時に機能文化を起こすように変化する
のだと考えるようになりました。

つまり、
人の脳みそはもともとは未完成で、
他人の影響を大きく受けることで発達していく
ということを言っています!!(o|o)/

これは、先ほど私が言った、
作品を作ってわかったことの1番目にあたります。

さらに、
心を考える上で主役となる"脳"について、

脳というシステムの目的に応じて、
部品になる物が変化するのです。
神経細胞が部品ではなく、
それらの集合体が部品になることもある。

という考察から、
目的に応じて、"脳の部品"が変化し、
全体を通して心ができていることがわかります。

これも、
作品を作ってわかったことの2番目や3番目の
変わり方にランダム性があったり、
形にムラがあるという見解と似たところがあると思います🤔

これらのことを踏まえて、
人間の心は一つの物に注目すれば見えてくる
というような"単純な物"でできているのではなく、あらゆる側面で見ないとわからない物で
あることが理解できます。

つまり、
脳だけ見れば心がわかることはなく、
システム全体を見ないと人間の心は形にできないんです!

2. 心の正体とは?

・心は他者の脳の寄せ集め😳

先ほど、
人の心はシステム全体を見ないと形に
できないということを言いました。

それは、
周囲の影響を強く受け、脳が発達することで、
"個人の心"ができていると解釈されているからです。

要するに、
心=自分の脳は成り立たなくて、
他者の脳みそがたくさん入り込んでくることで、"私たちの心"はできているんです。

ここで、再び津田先生の言葉を用いると、

我々が生まれてから成長する過程においては、
脳神経系がどんどん発達していきます。
記憶力もどんどん増していきます。
では、産まれてすぐに"自己"というものが
あるかというと、どうでしょう?

私なりに噛み砕くと、
「これは私である」という意識を持ち始めたのはいつ頃でしょうか?

おそらく、産まれたばかりの頃はそんな
自意識はなかったと思います💦
産まれて成長していく過程で、
お父さんやお母さんなどの他の人達の
話しかけや触れ合いによって、
"自分という意識"を作っていくのではないでしょうか。

別の言い方で表現すると、

他の人の心を通して、
集合的に心が集まっていき、
それを脳という器官によって個人の心に
落とし込んでいる。
それがある種の"心"ではないか?
ということです。

心は他者の心を通じてできているという仮説
を立てています。

これを完全に証明できる物が科学的な根拠なのですが…
他人の心が脳に及ぼす影響まで
考えてしまうと、
一つの分野の学問だけでは対処しきれず、
現在もあらゆる学問の研究者達が協力して、
解明しようと奮闘している最中です💦

しかし!

これらは"数学"で表現することができるのだ
そうです!

数学は、
物理学や、脳科学などの科学の発展に加えて、
カオス現象などの法則性の見えない物まで
♾や複素数などの概念を駆使して、
取り扱ってきました。

そのため、
ここまで複雑に入り組んだ"心のシステム"に対しても、数学は柔軟に対応することができると考えられるんです…!!

津田先生は自身の作った新しい数理モデルを通して、こんな言葉を残しています。

これができると、
問題を逆転させることが可能になる。
つまり、システムに環境の変数、
外の情報を入れていくということです。
(中略)
つまり、
「他者によって自己ができてくるメカニズム」
が、これによって可能になるのではないか。

私の脳は他者の心を通じてできているという
仮説が、数学的に裏付けられるようになるのではないか、と考えているのです。

"心"が何なのか証明できる日は近いかもしれませんね(o|o)/✨✨

最後に: 人の心は他者がいないと存在しない(仮説)

ここまで、
心の正体が単純な脳の機能によって
作られていないということを言ってきました。
そして、心は他者の心が合わさることによってできているという衝撃発言までしました😅

これは、数学の言葉で証明されるのでしょうが、最近読んだアドラー心理学の
「嫌われる勇気」にも同じようなことが
書いてありました。

あらゆる悩みは対人関係から生じている

「他人は自分を映す鏡」と言われるように、
人間は、他人を通して、自分の考えや価値観を測る生き物です。
その結果、エスカレートしてしまった
"人間の心"から生じる悩みをシンプルに説明しています。

全部まとめると、

"人間の心"は他者を通してできている。
そして、
心が持つあらゆる悩みも他者を通して
できている。

もし、本当だとしたら…私達は、
本当に他者に振り回されないように
"自分の心の扱い方"をうまくコントロール
していかないといけませんね

人の心の謎はまだまだ深いです(^_^;)
だからこそ、
新しい物(学問、創作)が生まれていくんですよね!

これからも探究していきますね✨
またお会いしましょう…!!
デアッ( o|o)/~

[1] 津田一郎
心はすべて数学である
文藝春秋
2017/8/10

[2] 岸見 一郎 古賀 史健
嫌われる勇気
ダイヤモンド社 
2020/7/7

[3] 岸田 一隆
科学コミュニケーション 平凡社
2011/2/1


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