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【5/30】 諦観【日記】
23:04就寝、4:17起床。
朝の魔剤は緑。
昨日の疲れの全ては取れないまま出勤。
朝の出勤は俺と先輩Bと3年目の3人。
朝の定時業務を先輩Bとこなしていく。
3年目も昨日よりは仕事をしていた、と思う。
今日という1日を終えてみて振り返ると、やはり疑問が残るところだが。
従業員さんが腰を負傷するというイレギュラーもありつつ、やらなくてはいけない仕事に全力で立ち向かった。
3人がそれぞれバラバラになり、スケジュールとイレギュラーをこなした、はずだった。
知識や経験が不足している契約社員の俺は、それを補う為に奔走した。
ボスや先輩達に翻弄されながらも、根がクズの自分を客観視し、『今、自分がしなければならない事』に全力を注ぐ事に終始した。
報連相に徹底し、抜かりなくやったつもりだし、少なくとも及第点は越えていたはずだ。
途中、雨も降り出し、今日も汗と雨で濡れたワイシャツで事務所に戻ってきたのは13時頃だった。
昼休憩は、取っていない。
ボスに会うと怒られた。
先輩Bがするべきだった仕事について、怒られた。
そして3年目がどこで何をしていたのかも厳しく追及された。
なぜ、3人もいて連携が取れないのかを責められた。
なんなら俺がそれを誘導すべきだったとボスはいう。
要は正社員2人を差し置いて、契約社員の俺が、俺の想像を超えて指揮をとり、すべてを把握した上で3人分の仕事をこなす必要があったというのだ。
……。
『知識』を増やす時間なんてほとんどなかった。
満足いくように教えてもらった事もなかった。
それでも得た知識は活用したつもりだし、先輩達の動きなどから、知識は盗んだつもりだ。
『経験』についてはどうにもできない。
正社員と契約社員という立場は弁え、それでも意見を交わす際には、立場関係なく横一線でというボスの指示も守った。
今の俺の立場でできる事はした。
先輩達が嫌な顔をしようが、するべき仕事については、それを促した。
結果として、俺はボスにただの1つも褒められなかった。
褒められたいが為に仕事をしているワケではないが、認められる事もなかった。
『出来なかった事』が1つでもあれば、重箱の隅をつつく様にこれまで責められた。
今日も、もれなくそうだった。
【俺の中で何かが折れた。】
『昨日の様に、出来なかった仕事のせいで5時間以上も残業をしたくない。』
『俺にも限界はある。』
『先輩達が抱える闇と怠惰に上手に付き合い、自分の闇を押し殺して、立場を弁え、頭をフル回転させ、すべての相手の立場に立って行動した上で、そこに革命を起こすなんて無茶だ。』
俺は理想論と正論を立場を弁えずに、ボスに訴えをぶつけたのかもしれない。
少しでも伝わって欲しかった。
でも結局のところ俺の意見と訴えは、ボスにかわされ、俺はボスの指示で残業30分で帰る事になる。
昼休憩も取っていない為、昼休憩をとった事にした上で残業30分でタイムカードを切る。
心配するようにこちらを見るアキちゃんを尻目に帰り支度をする。
そこに問題事を持ち帰ってくる先輩B、そして3年目。
そもそもこの人たちは帰ってくるのが遅い、電話が長い、サボる時間が長い。
そんなの今に始まった事ではない、もう慣れっこだ。
いつもならその問題事の尻拭いに同行させられるのだが、ボスも出かけていたし、多少は情けをかけようとしたが、その情けにあぐらをかくような先輩達なので、無視して帰った。
自宅に帰り、洗濯。
自分の頭と心も洗濯したいよ。
ボスから電話が来る。
フォローコールのつもりらしいが、俺にはもう何も響かなかった。
職場の体制を変えるとか、出勤時間を日中に固定するとか、折衷案を持ちかけたいのだろうが、おそらく俺にはもう何もできない。
これをこの先定年まで続けるのかと思うと、絶望しかなかった。
そうなるくらいなら、俺は俺の闇にもっと向き合い、そこに光が射すような人生を目指さなきゃいけないと思った。
これはクズの逃げではない。
短い期間での激務と知識と技術をまとめた2冊のメモ帳も、もう使う時は来ないかもしれない。(サムネ参照)
そう思いながら洗濯物を干し、昼寝をする。
起きてしばらくすると、頭の中はスッキリするどころかグチャグチャになっていた。
ここ最近、寝ると仕事の夢を見る。
頭がゆっくり休まる時間は極めて少なくなっている。
依存する先は、『酒』しかないのか。
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もう限界だ。
おやすみ。
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