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やんばるでお散歩

ご無沙汰しております。

いかがお過ごしでしょうか皆様。すっかり肌寒くなってますが、変わらずご健康で過ごされてることを祈っております。


今回は沖縄島北部に広がる森、やんばるで気の向くままにお散歩してみた時の写真です。



渓流に行き当たりました。音がいいですね。
人工のものが出す音が一つもなく、水が岩に当たる音、木々が風と擦れる音、これだけじゃありません。本当に色々な音が耳に流れ込んできます。


林冠の葉のお陰で、太陽の日差しが弱まり見える景色全体のコントラストが下がっており、暗部まで綺麗に色が出てきてます。





贅沢に縦でも一枚。

あ、日中の散歩撮影とはいえ林内が薄暗くなるのは知っていましたので三脚を持っています。
ちょっと大袈裟なお散歩です、今日は。






シダの枯葉です。昔、ショパンの木枯らしのエチュードを弾きましたがその曲よりは随分としっとりしていた葉っぱでした。



昔の人たちは、炭窯をやんばるの中に作っていたそうです。作った炭は船で南部まで持って行ってたとか・・・いつぞやガイドしていただいた時に伺ったのが懐かしい。

しかしこんな所まで懐中電灯も無いであろう時代に歩いていたとは・・・。





顔を上げると美しい薄紫色の花が天を仰いでいました。
一汗かいたのでこの花の下でのんびりすることにしました。

いやはや、沢を歩くとついつい、リュウジンオオムカデが居ないものかと集中してしまうのがいけませんね。
今日は散歩を楽しむために北部にお邪魔してるんだから。



いい塩梅の天気で、うまいこと撮影できました。
こちらの花はオナガエビネかな?秋口に大百足が泳ぐ沢を彩る見目麗しい蘭の仲間です。





たまに雨がぱらついてくれたおかげでいい雰囲気で撮影できました。
肌寒くて、湿気がこもった風が通り抜けていきます。



オキナワアオガエル Zhangixalus viridis


昼の散歩をしながら、「これは夜も良い感じだろう」と思って同じ場所で、日没後に蛇を探しに行ったのですが居てくれたのは葉っぱの上でじっとしていたアオガエル。

そういえば山で見るのは久しぶりでした。
なかなか見ないんですよねぇ・・・。

麓の田んぼが多い地域とかではよく見かけるのですが…。




夜にも別の株を見つけました。また違った表情でした。
月光で照らされたこの花・・・いつか、叶えばですが皆様にも是非本物を見ていただきたいです。
写真をやっている身の上でこんな事を言ってしまうのはアレなんですがやっぱり本物には敵いませんよ・・・!

中々見ることが出来ないからこそ私が撮ってるような野生のあれこれの写真の価値があるんですがね・・・それでも、野生の命に関しては私の動物写真の自信作よりも、本物の方が圧倒的です。

イメージの話ですが、写真を撮る時は自分が感じた感動をそのままSDカードに念写する感じです。これは野生動物もヒトの写真もさほど大差ありません。

その時の感動の最高潮を収められるのも写真の良いところかもしれませんね。


散歩はたくさんの発見を得られます。運動にもなるし(笑)



それでは皆様、ごきげんよう。
良い1日をお過ごしください。

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