見出し画像

システム開発をする際のコストを抑えるための最適解とは?


【オフショア開発とは】

それでは、最初に「オフショア開発」の意味について触れていきます。

オフショア開発とは、システム開発などの業務を海外企業または海外の現地法人に委託をすることです。例を出すと、日本企業が海外企業に業務を委託し、システム開発をしてもらうことです。

【オフショア開発種類】


次にオフショア開発の種類についてになりますが、種類は大きく分けて2つあり、受託型とラボ型に分かれます。受託型はシステム開発を海外企業に委託することで、ラボ型は海外人材を貸し出すという意味です。

【判断基準】


次にラボ型と自社採用のどちらを選択するかの判断基準について解説します。なお、今回は弊社がおすすめしているリモートで雇用することを前提にします。

判断基準は、「自社で大規模なシステム開発のプロジェクトを持っているか持っていないか」になります。

ラボ型に依頼する際には、大がかりなプロジェクトをもっており人材が足りていないことが判断基準となり、一方で自社採用をしたい場合は大きなプロジェクトを持っていないが、海外人材を雇用したいというのが目安となります。


【規模の判断基準】


プロジェクト規模の判断基準についてですが、目安として、「発注金額が3000万円以上」の案件が大掛かりなプロジェクトです。しかし、この金額にはエンジニア以外の職種も関わっているので、エンジニアのみに支払う金額としては1000万円からが大規模な案件と言えます。

【ラボ型に委託するメリット】


次にラボ型、自社採用のメリットについて話していきます。先ずはラボ型のメリットですが、「開発に必要なエンジニアの人数をすぐに調達できる点」「プロジェクトごとに契約が終了する点」になります。

【自社採用するメリット】


一方で自社採用をするメリットですが、「人材を様々なプロジェクトに割り当てができる柔軟性があること」です。

小さなプロジェクトを多く抱えている会社は各プロジェクトごとに必要なエンジニアの数であったり、開発期間が違うため、自社採用をした方が人材を必要な分割り振ることができるため無駄が出にくいです。

【推奨する採用の仕方】


海外人材に仕事を依頼する際のラボ型に業務委託するメリットと自社採用のメリットについて解説をしましたが、弊社が推奨しているやり方を紹介します。

それは、ある程度自社で海外人材を採用し、大きなプロジェクトを開発する際にはラボ型に業務委託して足りない人材を補うハイブリッドなやり方です。

【日本と海外人材の大きな違い】


海外人材の採用を推奨する理由としては、「コストの低さ」「人材が確保しやすさ」の2点です。業務委託をする場合、日本人エンジニアにかかるおおよそのコストは月80万円以上かかりますが、海外エンジニアの場合はアジアを中心とするとだいたい月 10万円から 40万円の間で採用することができます。

さらには、低コストで日本人エンジニアを雇いたい場合は人材会社に依頼することが一般的ですが、仲介手数料として80万円ほどかかってしまいます。
しかし、海外エンジニアの場合は同条件の求人内容でも人材会社なしにエンジニアが集まりますので、かかる費用としては海外の求人サイトに支払う大体 1万円から 2万円程度の費用で収まります。

弊社の事例ですと、 PHP エンジニアを年収 150万円程度で業務委託で仕事を依頼した場合は、 1 ヶ月で 100 人から応募がありました。
ですので、コスト、人材獲得の難易度から見て海外エンジニアを採用する方が良い選択となります。

【まとめ】

では最後にまとめたいと思います。オフシュア会社のラボ型に依頼するか、海外人材を自社で採用するかの判断基準は 「3000万円以上のシステム開発の案件を持っているか持っていないかで考えれば良いです。」

推奨する会社の動き方は、大きな案件を持っているが、人材が不足している場合はラボ型に委託をした方がよく、一方でその案件を持っていない場合は、自社採用で海外エンジニアを  3 人程採用して小さな案件に割り当てていくというやり方が良いです。

ただし、海外エンジニアは応募すると非常に人数が集まるため、まとまった人数を自社採用していればラボ型であったり、 SES を使わずに自分たちだけで運営をしていくことが可能になります。

最後まで見ていただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?